グローバル事業における法令・規制違反リスク
FY2020に初出。7回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」は2026-04-27。直近の記載はFY2026。
東京エレクトロンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。34社中6社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに9社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「当社の子会社であるTokyo Electron Taiwan Ltd.の元従業員が、お客さまの機密情報に関する事案への関与により、国家安全法等の違反で、2025年8月及び2026年1月に、台湾検察当局により起訴されました。Tokyo Electron Taiwan Ltd.は、2025年12月及び2026年1月に、元従業員に対する国家安全法等の監督義務違反を理由に、台湾検察当局より起訴され、2026年4月27日に罰金1億5,000万台湾元の支払い(ただし、当該お客さまに対して1億台湾元及び台湾政府に対して5,000万台湾元を支払うことを前提として、執行猶予3年)を命じる判決を言い渡されました。」
グローバル事業における法令・規制違反リスクが、台湾子会社及び元従業員の起訴、子会社への罰金判決として実際に発生した。 - FY2025前進有価証券報告書
「また、各国・地域の法令・規制を踏まえて当社製品が遵守すべき規格や仕様等を網羅的に整理し、適切なオペレーションを支える製品コンプライアンス活動をリスク管理の一環として実施しています。」
内部通報制度や外部評価に加え、製品が遵守すべき規格・仕様を網羅的に整理する製品コンプライアンス活動を明示した。 - FY2022前進有価証券報告書
「また、法令や企業倫理上疑義のある事項を早期発見し、速やかに対策を講じるため、当社グループ統一の内部通報制度を運用しております。さらには、外部専門家によるコンプライアンスに関するアセスメントを実施し、抽出された課題は、CEO、取締役会及び監査役会に報告され、迅速かつ効果的な対策及びさらなる体制強化を進めております。」
グローバルな法令・規制リスクへの対応として、グループ統一の内部通報制度、外部評価、CEO・取締役会・監査役会への報告を具体化している。 - FY2021法令・規制対応を具体化有価証券報告書
「当社グループは、チーフ・コンプライアンス・オフィサーのもと、国内外主要拠点それぞれにおいてコンプライアンスに関する活動状況を把握する体制を構築しております。また、外部専門家によるコンプライアンスに関するアセスメントを実施し、抽出された課題は、CEO、取締役会及び監査役会に報告され、迅速かつ効果的な対策及びさらなる体制強化をすすめております。」
グローバルな法令・規制リスクへの対応として、チーフ・コンプライアンス・オフィサー、拠点別の活動把握、外部専門家による評価、経営機関への報告を明示した。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社グループは、グローバルに事業を展開する上で、各国・各地域において、輸出入、環境、競争法、労働、汚職・贈賄防止、移転価格税制を含む様々な分野の法令、規制による制約を受けており、その遵守に努めています。しかしながら、各種法令、規制に抵触した場合には、社会的信用の低下、課徴金・損害賠償の発生、事業の制限等により当社グループ業績に悪影響を及ぼす可能性があります。」
輸出入、環境、競争法、労働、贈収賄防止、移転価格税制などを含む法令・規制リスクを独立項目として記載している。