生成AIの活用で攻撃が効率化され、企業への不正アクセスと個人情報流出が相次いでいる。今月公表の被害は40社以上に上り、会員ポイントの不正交換も確認された。
サイバー攻撃の拡大傾向の中、生成AIを活用した手口が攻撃の効率化につながっているとの指摘が出ている。日本企業を対象とした不正アクセスの公表件数は今月に入り急増し、40社以上に及ぶという。ラックの分析では、攻撃を俯瞰で捉えることが重要とされ、どの国の犯罪集団が関与しているかは未特定のままとされている。
ミスターマックスHDはアプリおよびオンラインストアのサーバーへ第三者の不正アクセスがあったことを公表し、保有情報の一部が流出した可能性があると説明した。流出したのは会員の氏名・電話番号・メールアドレスで、最大約174万人分に及ぶ可能性がある。クレジットカード情報やパスワードは流出していないとした。
情報系の被害として、アンケートサイトinfoQでは不正アクセス後に一部の会員のポイントが本人の意思に反してAmazonギフトコードへ交換された事例が確認された。被害件数は611件、総額は286万9500円に上る。運営は該当ポイントを全額補填するとしている。
このほか、今月25日にカーシェアリングのTimes Carで個人情報の漏えいが確認されて以降、飲食店や証券会社など業種を問わず不正アクセスによる情報漏えいの公表が相次ぎ、1カ月余りで40件以上が確認された。