資金調達環境の変動と流動性リスク
FY2019に初出。29回の記載のうち24回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q1。直近の記載は2026-11-06。
JFEホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より6年早い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- 2026-11-06悪化決算説明資料
「2026年度のDebt/EBITDA倍率は、4.5倍を見込む D/Eレシオ 66.0% 千葉豪雨・台風影響による収支悪化に対し、投資計画の見直し、運転収支の改善、さらなる資産売却等を通じ、2027年度の財務目標達成に向けた取り組みを着実に進める。」
2026年度見通しのDebt/EBITDA倍率4.5倍、D/Eレシオ66.0%が示され、財務目標との差が拡大した。 - FY2027-H1悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入を中心として2,404億円の収入(前中間連結会計期間に比べ収入が1,850億円増加)となりました。この結果、当中間連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ2,893億円増加し、2兆2,486億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ139億円増加し、1,817億円となりました。」
フリー・キャッシュ・フローが2,259億円の支出となる中、長期借入れ等により2,404億円を調達し、有利子負債残高は2兆2,486億円へ増加した。資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - 2026-08-05悪化業績予想の修正
「有利子負債残高 19,593億円 22,000億円 2,407億円」
2026年度上期見通しで有利子負債残高が2兆2,000億円とされ、資金調達環境および流動性へのエクスポージャーが拡大する見通しが示された。 - FY2026悪化有価証券報告書
「近年、減価償却費を上回る設備投資を行ってきたことから、有利子負債は高水準で推移しております。」
フリー・キャッシュ・フロー737億円の支出と長期借入れ等により、有利子負債は1兆9,593億円、Debt/EBITDA倍率4.8倍となった。 - 2026-05-08悪化決算
「フリー・キャッシュ・フローは737億円の支出となりました。」
営業キャッシュ・フローが379億円の収入であった一方、投資支出が大きく、フリー・キャッシュ・フローは赤字となった。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ1,060億円増加し、1兆8,724億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ103億円増加し、1,831億円となりました。」
フリー・キャッシュ・フローが411億円の支出となる中、長期借入れ等により財務活動は554億円の収入となった。有利子負債は1兆8,724億円へ増加し、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - FY2025有利子負債減少と財務指標の混在有価証券報告書
「この結果、当連結会計年度末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ638億円減少し、1兆7,664億円となり」
有利子負債は減少したが、Debt/EBITDA倍率は4.5倍となり、第8次中計目標3倍程度を上回った。D/Eレシオは54.3%で、目標60%程度を下回った。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出を中心として496億円の支出(前中間連結会計期間に比べ支出が1,486億円増加)となりました。この結果、当中間連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ12億円増加し、1兆8,314億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ1,093億円減少し、1,337億円となりました。」
フリー・キャッシュ・フロー566億円の支出、財務活動による496億円の支出、現金残高1,093億円減少が重なり、流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - FY2024対処有価証券報告書
「また、増資による現預金の増加により、ネット有利子負債残高は、前期に比べ1,564億円減少し、1兆5,871億円となりました。」
新株発行・自己株式処分・転換社債発行による資金調達とフリー・キャッシュ・フロー黒字により、現預金が増加し、資金調達環境・流動性への負担を示す指標が改善した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、海外募集による株式の発行による収入520億円および自己株式の処分による収入624億円ならびに転換社債型新株予約権付社債の発行による収入900億円等に対し、長期借入金の返済による支出1,047億円等により、合計では542億円の収入となりました。」
株式発行、自己株式処分、転換社債発行による資金調達を行った一方、第3四半期累計のフリー・キャッシュ・フローは647億円の支出となり、有利子負債残高は前年度末比437億円増の1兆9,066億円となった。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、海外募集による株式の発行による収入520億円および自己株式の処分による収入624億円ならびに転換社債型新株予約権付社債の発行による収入900億円等に対し、長期借入金の返済による支出479億円等により、合計では990億円の収入となりました。」
株式発行、自己株式処分、転換社債発行を含む資金調達により、財務活動によるキャッシュ・フローは990億円の収入となり、現金及び現金同等物が2,886億円へ増加した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの増加を中心として、1,803億円の収入となりました。この結果、当第1四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ2,271億円増加し、2兆900億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ109億円増加し、1,302億円となりました。」
フリー・キャッシュ・フローが1,797億円の支出となる中、コマーシャル・ペーパーの増加を中心に1,803億円を調達し、有利子負債残高が2兆900億円へ増加した。資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「この結果、第7次中期経営計画の財務目標として掲げているDebt/EBITDA倍率は3.7倍、D/Eレシオは67.8%となりました。」
有利子負債増加とDebt/EBITDA倍率3.7倍により、資金調達環境・流動性への負担は前年度より拡大した。一方、D/Eレシオは67.8%へ改善した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの増加を中心として、2,450億円の収入となりました。この結果、当第3四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ3,743億円増加し、2兆2,237億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ194億円増加し、1,211億円となりました。」
フリー・キャッシュ・フローが2,249億円の支出となる中、コマーシャル・ペーパー増加を中心に2,450億円を調達し、有利子負債残高は2兆2,237億円へ増加した。資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの増加を中心として、1,210億円の収入となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ2,344億円増加し、2兆838億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ153億円増加し、1,170億円となりました。」
フリー・キャッシュ・フローが1,197億円の支出となる中、コマーシャル・ペーパーの増加を中心に1,210億円を調達し、有利子負債残高は2兆838億円へ増加した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「営業活動によるキャッシュ・フローが1,711億円の支出であったのに加え、投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産、無形資産及び投資不動産の取得による支出を中心として601億円の支出となったことから、これらを合計したフリー・キャッシュ・フローは2,312億円の支出となりました。」
営業・投資活動によるキャッシュ・フローが合計2,312億円の支出となり、コマーシャル・ペーパーの増加を中心に財務活動で2,478億円を調達した。有利子負債も2兆1,893億円へ増加し、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - FY2022対処有価証券報告書
「当期末の有利子負債残高については、主原料価格等の上昇による運転資金増加の影響が大きく、前期に比べ433億円増加し、1兆8,494億円となりました。一方で、Debt/EBITDA倍率は2.8倍、D/Eレシオは80.8%となり、前期に比べ大きく改善しました。」
運転資金増加により有利子負債は増加したが、収益回復によりDebt/EBITDA倍率・D/Eレシオは改善し、資金調達環境・流動性リスクの指標上の負担は低下した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「この結果、当第3四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ2,033億円増加し、2兆94億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ327億円減少し、1,097億円となりました。」
コマーシャル・ペーパーの増加を中心に財務活動による収入1,274億円を計上し、有利子負債が2兆94億円へ増加、現金残高が減少したため、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「この結果、当第2四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ20億円増加し、1兆8,081億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ413億円減少し、1,011億円となりました。」
有利子負債が前年度末比20億円増加し、現金及び現金同等物が413億円減少したため、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーは年度末比で拡大した。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「この結果、当第1四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ183億円増加し、1兆8,244億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ396億円減少し、1,028億円となりました。」
四半期中に有利子負債が増加し、現金及び現金同等物が減少したため、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「その結果、今期末のDebt/EBITDA倍率は8.1倍、D/Eレシオは93.2%となりました。」
有利子負債残高は小幅減少したものの、Debt/EBITDA倍率は6.7倍から8.1倍へ上昇し、財務健全性・資金調達環境へのエクスポージャーが高い状態を示した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入を中心として、1,007億円の収入となりました。この結果、当第3四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ877億円増加し、1兆9,020億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ893億円増加し、1,760億円となりました。」
長期借入れを中心に1,007億円を調達し、有利子負債残高は前年度末比877億円増の1兆9,020億円となり、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入を中心として、1,404億円の収入となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ1,220億円増加し、1兆9,363億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ907億円増加し、1,774億円となりました。」
長期借入れを中心に1,404億円を調達し、有利子負債残高は1兆9,363億円まで増加した。資金調達環境・流動性へのエクスポージャーがさらに拡大している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入を中心として、619億円の収入となりました。この結果、当第1四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ705億円増加し、1兆8,848億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ69億円増加し、936億円となりました。」
長期借入れを中心に619億円を調達し、有利子負債残高は1兆8,848億円まで増加した。資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「その結果、当期末のDebt/EBITDA倍率は6.7倍、D/Eレシオは96.4%となりました。財務健全性の維持については最重要課題の一つと位置付けており、棚卸資産圧縮等によるCCCの改善に加え、保有株式のさらなる縮減等の資産圧縮および設備投資・投融資の優先順位見直し等を行うことで、有利子負債の削減に努めてまいります。」
資金調達環境・流動性リスクについて、有利子負債増加によりDebt/EBITDA倍率6.7倍、D/Eレシオ96.4%となり、財務健全性維持が最重要課題とされた。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入を中心として、1,414億円の収入となりました。この結果、当第3四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ3,190億円増加し、1兆8,428億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ40億円増加し、862億円となりました。」
長期借入れを中心に1,414億円を調達し、有利子負債残高が1兆8,428億円まで増加したため、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーがさらに拡大した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「また、財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の発行による収入を中心として、700億円の収入となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ2,187億円増加し、1兆7,425億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ31億円増加し、853億円となりました。」
社債発行を含む財務活動により700億円を調達し、有利子負債が1兆7,425億円まで増加したため、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「この結果、当第1四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ1,841億円増加し、1兆7,079億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ74億円増加し、896億円となりました。」
有利子負債が1兆7,079億円まで増加し、資金調達環境・流動性へのエクスポージャーが拡大した。第1四半期には無担保社債計600億円も発行している。 - FY2019初出有価証券報告書
「当社グループは、有利子負債残高が多額であること等により、金利および資金調達環境の変動の影響を受けます。」
従来の金利変動リスクに加え、資金調達環境の変動を明示し、銀行借入、コマーシャル・ペーパー、社債発行、コミットメントラインによって流動性を管理している。