すり身等の原材料調達・価格変動リスク
FY2016に初出。33回の記載のうち19回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018。直近の記載はFY2026。
一正蒲鉾がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。64社中45社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに26社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「利益は、生産性向上や継続的なコスト削減に努めたものの、主原料であるすり身をはじめとする原材料費や労務費の上昇による影響が大きく、前年同期を下回りました。」
すり身等の原材料費の上昇が、コスト削減・生産性向上を上回る利益下押し要因として通期業績に表れている。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「利益は、生産性向上や継続的なコスト削減に努めましたが、主原料であるすり身をはじめとする原材料費や労務費の上昇による影響が大きく、前年同期を下回りました。」
すり身をはじめとする原材料費の上昇が、コスト削減・生産性向上の取り組みを上回る利益下押し要因として中間期の業績に現れている。数値による原材料価格自体の表示はない。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「また、原材料や資材価格の高止まり、エネルギー価格の上昇、円安の進行、米国の関税政策強化や長期化する不安定な世界情勢など、外部環境の不透明感が続いています。」
原材料・資材価格の高止まり、エネルギー価格上昇、円安等が当年度の業績環境に実際に表れている。すり身については市況情報の把握、魚種・漁場・購買先の分散、代替材料の検討を対応策としている。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「利益は、包装部門の合理化・省人化によるコスト削減や、生産の効率化を図りましたが、原材料価格やエネルギー価格等の高騰が続いたため、前年同期を下回りました。」
原材料価格・エネルギー価格の高騰が続き、きのこ事業の前年同期比減益要因として実際の業績に表れている。 - FY2024対処有価証券報告書
「さらに、生産設備や設備部品の調達においても、世界的な半導体不足は落ち着きを見せつつあるものの、深刻さを増す人手不足による納入期間の長期化などにより、一時的な生産停止や調達価格の上昇が考えられます。」
調達リスクのうち、世界的な半導体不足は落ち着きを見せつつあると記載しており、従来より一部の供給制約が弱まったとの認識を示している。一方、人手不足による納入長期化の可能性は残っている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「利益は、油脂類、包装資材といった様々なコストが上昇している一方で、主原料であるすり身をはじめとした原材料価格の上昇が一服し、2023年4月より主力商品のサラダスティック専用工場である本社第二工場の稼働で、生産効率が向上したことや電気料金が想定を下回ったため前年同四半期を上回る結果となりました。」
すり身をはじめとする原材料価格の上昇が一服し、原材料価格変動によるコスト圧力が当四半期には一部弱まったと説明している。ただし、油脂類や包装資材等のコスト上昇は継続している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「しかしながら、ウクライナ侵攻の長期化、円安等の影響により、すり身をはじめとした原材料価格、電力・ガス等のエネルギー価格など多くのコストが高止まりしています。」
ウクライナ侵攻の長期化や円安等を背景に、すり身等の原材料価格と電力・ガス等のエネルギー価格が高止まりしているとの認識を継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「また、多くの副材料を国内外から調達しており、主要産地での温暖化に伴う天候不順による農産物の不作や鳥インフルエンザなどの様々な感染症の発生等により、供給不足や価格上昇が発生する可能性があります。さらに、生産設備や設備部品の調達においても、世界的な半導体不足や人手不足による納入までの期間の長期化、生産停止や調達価格の上昇が考えられます。」
すり身価格高騰に加え、副材料の不作・鳥インフルエンザによる供給不足、生産設備・部品の納期長期化や価格上昇を調達リスクとして明示し、リスク要因の範囲を広げている。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「しかしながら、ウクライナ侵攻の長期化、円安や鳥インフルエンザの蔓延等により、すり身をはじめとした原材料価格や電気・ガス等エネルギー価格など多くのコストが想定をはるかに超えて上昇しています。」
従来のすり身・エネルギー価格高騰や円安に加え、鳥インフルエンザの蔓延による卵価高騰が新たなコスト上昇要因として発生し、原材料価格変動リスクの要因が広がっている。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、米国FRBの政策金利引上げによる日米金利差の拡大や日本の貿易赤字等を背景とした急激な円安の影響等により、すり身をはじめとした原材料価格や電気ガス等エネルギー価格の高騰に加え、人手不足を背景とした人件費の増加など、多くのコストが想定をはるかに超えて上昇しており、当社グループを取り巻く経営環境はかつてない厳しさとなっています。」
すり身等の原材料価格、エネルギー価格、人件費が想定をはるかに超えて上昇しているとの認識を引き続き示している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、米国FRBの政策金利引上げによる日米金利差の拡大や日本の貿易赤字等を背景とした急激な円安の影響等により、すり身をはじめとした原材料価格や電気ガス等エネルギー価格の高騰に加え、人手不足を背景とした人件費の増加など、多くのコストが想定をはるかに超えて上昇しており、当社グループを取り巻く経営環境はかつてない厳しさとなっています。」
すり身等の原材料価格、エネルギー価格、人件費などが想定をはるかに超えて上昇し、経営環境が「かつてない厳しさ」と記載されている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、世界的な半導体不足を受け、生産設備や設備部品の調達について、納入までの期間の長期化による生産停止や調達価格が上昇する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
すり身等の原材料価格高騰に加え、半導体不足による生産設備・部品の納期長期化や調達価格上昇を新たな調達リスクとして追加している。事業環境では原材料・エネルギー価格が想定を超えて大幅に上昇したと説明している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「すり身をはじめとした原材料、原油を中心とするエネルギーなどの価格高騰、慢性化しつつある人手不足による人件費の増加など、さまざまなコストが想定を超えて大幅に上昇し、不安定な社会情勢の中でこれらの価格はさらに上昇する恐れもあります。」
原材料・エネルギー価格や人件費が想定を超えて大幅に上昇し、社会情勢によりさらに上昇する恐れがあると記載している。原材料価格変動リスクが一段と深刻化している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「また、すり身をはじめとした原材料価格や世界経済の回復を背景としたエネルギー価格の高騰、慢性化しつつある人手不足による人件費の増加など、様々なコストが想定を超えて上昇しており、当社グループを取り巻く経営環境はより一層厳しさを増しています。」
すり身等の原材料価格が高騰し、エネルギー価格や人件費の上昇も加わって、原材料・調達価格の変動リスクが実際のコスト負担として表れている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「また、すり身価格をはじめとした原材料価格やエネルギー価格の高騰、人手不足を背景とした人件費の増加など、様々なコストが上昇しており、当社グループを取り巻く経営環境は一層厳しさを増しています。」
すり身をはじめとする原材料価格の高騰が継続し、食油・卵、エネルギー価格の上昇も加わって、原材料・コスト変動リスクが実際の業績環境として表れている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「先進国や新興国の水産練製品需要が伸長することで様々な原材料価格が高止まりするなかで、日本の購買力の低下は他国に買い負ける事態を招くなど、原材料の確保は経営の根幹を脅かしかねない重要な課題となりつつあります。」
水産練製品需要の伸長を背景に原材料価格の高止まりが継続し、原材料確保が重要課題化していると説明している。複数の魚種・漁場及び購入ルートへの分散調達も対応策として記載している。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、新興国の経済成長や世界的な健康志向の高まりから水産加工品需要が拡大し、すり身価格は依然として高止まりの状況が続いておりますが、生産ラインの合理化や商品アイテムの見直しなどの内部要因やエネルギー単価下落の外部要因の影響もあり、前年同四半期を上回る結果となりました。」
水産加工品需要の拡大を背景に、すり身価格の高止まりが引き続き発生している。コスト圧力は継続しているが、合理化等により利益は前年同期を上回った。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、新興国の経済成長や世界的な健康志向の高まりから水産加工品需要が拡大し、すり身価格は依然として高止まりの状況が続いておりますが、生産ラインの合理化や商品アイテムの見直しなどの内部要因やエネルギー単価下落の外部要因の影響もあり、前年同四半期を上回る結果となりました。」
水産加工品需要の拡大を背景に、すり身価格の高止まりが引き続き発生し、原材料価格変動リスクが事業環境として実際に表れている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「また、漁場であるアラスカ湾でのすり身加工船従業員への新型コロナウイルス感染による出漁制約などの要因をもとに、将来的に原材料価格の上昇が当社グループの想定を超える場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
従来の漁獲規制・水揚げ・需要要因に加え、加工船従業員の感染による出漁制約を原材料調達・価格上昇要因として追加している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、世界的な健康志向の高まりから水産物需要が拡大し、すり身価格の高騰により厳しい状況が続いておりますが、生産効率の向上を目指し、生産ラインの人員配置の効率化や消費エネルギーの削減といったコストダウン活動、原油安によるエネルギー単価の下落などの外部環境により、前年同四半期を上回る結果となりました。」
健康志向を背景とする水産物需要の拡大により、すり身価格の高騰が引き続き発生し、事業収益へのコスト圧力として開示されている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、世界的な健康志向の高まりから水産物需要が拡大し、すり身価格の高騰により厳しい状況が続いておりますが、生産効率の向上を目指し、生産ラインの人員配置の効率化や消費エネルギーの削減といったコストダウン活動を推進した結果、前年同四半期を上回る結果となりました。」
世界的な健康志向による水産物需要の拡大を背景に、すり身価格の高騰が引き続き発生し、事業収益へのコスト圧力として開示されている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、世界的な水産物需要の高まりによるすり身価格の高騰により厳しい状況が続いておりますが、労働生産性の向上を目指し、生産ラインへの効率的な人員配置や消費エネルギーの削減といったコストダウンを推進した結果、前年同四半期を上回る結果となりました。」
世界的な水産物需要の高まりによるすり身価格の高騰が引き続き発生し、事業収益へのコスト圧力として実際に表れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、省人化を中心としてコストダウンを推進しておりますが、世界的な水産物需要の高まりによるすり身価格の高騰、賃率上昇に伴う人件費やエネルギーコストの増加などにより前年同四半期を下回る結果となりました。」
世界的な水産物需要の高まりによるすり身価格の高騰が、人件費・エネルギーコストの増加とともに当四半期の減益要因として実際に発生したと説明している。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、省人化を中心としてコストダウンを推進しておりますが、世界的な需要の高まりによるすり身価格の上昇に加え、賃率上昇に伴う人件費やエネルギーコストの増加などにより前年同四半期を下回る結果となりました。」
世界的な需要の高まりによるすり身価格の上昇が、賃率上昇による人件費やエネルギーコストの増加とともに、当四半期の減益要因として実際に発生したと説明している。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「当社グループでは、中国や欧州など旺盛な需要によるすり身価格の高騰や人手不足による人件費の増加、物流費の上昇など依然として厳しい経営環境が続いております。」
中国・欧州などの旺盛な需要と為替影響によるすり身価格の高騰が、当四半期の減益要因として実際に発生したと説明している。quantifiedは、具体的な金額・率の記載がないためfalse。materializedはtrue。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「利益面におきましては、原材料価格の上昇、労働力不足による人件費の増加に加え、エネルギーコストが増加したことなどにより前連結会計年度を下回る結果となりました。」
原材料価格の上昇が当年度の利益減少要因として実際に発生したと説明している。すり身等は複数の購入ルートから調達し、安定確保と適正価格維持に努める対応も継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「水産物を始めとした原材料のスケソウダラを中心としたすり身を複数の購入ルートから調達し、安定的な原材料の確保と適正価格の維持に努めております。」
すり身等を複数ルートから調達する対応策を説明しつつ、漁獲規制、資源減少、需給、原油価格、為替による価格高騰リスクを継続している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「利益面におきましては、為替の影響等もあり原材料やエネルギーコストが低減したことに加え、効率化・合理化などのコスト削減に努めたことより、前年同四半期を上回る結果となりました。」
当四半期も原材料・エネルギーコストの低減が説明されているが、原材料調達・価格変動リスクに関する新たな変更は記載されていない。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「利益面におきましては、為替の影響等もあり原材料やエネルギーコストが低減したことに加え、効率化・合理化などのコスト削減に努めたことより、前年同四半期を上回る結果となりました。」
当四半期には原材料・エネルギーコストが低減し、原材料価格変動によるコスト面の影響が当該期間には弱まったと説明している。 - FY2016初出有価証券報告書
「漁獲規制の強化や資源の減少による水揚げ数量の変動などにより原材料市況に影響を与える事象が生じた場合、また、原材料、副材料、包装資材などの需給関係や原油価格、為替相場等の変動によって価格高騰した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
漁獲規制、資源減少、需給、原油価格、為替を原材料価格上昇の要因として挙げている。