一正蒲鉾は主力のカニ風味かまぼこを軸に水産練製品で国内上位シェアを維持。2026年6月期は売上高は増えたものの原材料価格・人件費の上昇で大幅減益となり、2027年6月期は増収増益を見込む。第三次中期計画「ICHIMASA30ビジョン」へ本格的に移行する。
一正蒲鉾は、水産練製品を中心に製造・販売する食品メーカーで、カニ風味かまぼこが主力商品。国内で第2位のシェアと、まいたけの生産・販売も手掛け、消費者視点のモノづくりを継続している。
2026年6月期の連結決算は売上高35542百万円で前期比2.8%増だが、営業利益611百万円・経常利益529百万円・親会社株主に帰属する当期純利益326百万円と、大幅に減益となった。原材料価格・人件費の上昇を吸収し切れず、売上総利益率も前期から低下した。
2027年6月期は売上高38600百万円、営業利益800百万円、経常利益800百万円、純利益480百万円と増益を見込む。主力商品の拡販と価格改定、きのこ事業の利益転換が寄与する一方、原材料価格の上昇や包装資材・エネルギー費の上昇は増益を限定的にする見込み。
第三次中期経営計画を公表し、2026年度〜2029年度をPhase1、「成長基盤創りの3年」と位置づける。2031年6月期の目標は売上高450億円、営業利益20億円、ROE8%、ROIC6%で、5期累計で営業キャッシュ・フロー152億円を目指す。