9月の世界市場は米日欧の中銀が同週に政策会合を開く局面でリスクが高まるとの見方が広がり、Anthropicの1000億ドル規模 IPOと欧米の債務圧力が重なる。イラン情勢と米中間選挙の動向も市場の警戒感を強めている。
世界市場は9月に入って稀にみる高リスクの局面に直面しており、FRBと日銀が同一週に金利に関する重要な政策会合を控える。市場はFRBの利上げ確率を約40%、日銀の利上げ観測を織り込みつつ、ECBの利上げ確率が高まっている。
Anthropicの1,000億ドル規模のIPO計画がAI取引の試金石になる可能性があり、AIインフラ関連株に影響が出るとの観測がある。一方で欧米の債務圧力や財政運営の不確実性が市場のボラティリティを高めるリスクとして指摘されている。
欧州ではフランスの予算論争、ドイツの州議会選挙、英国の新政府の財政路線が債務圧力の源泉として挙げられる。イラン戦争のエネルギー市場への影響とガソリン価格の高止まりが、財政・金融政策の協調を難しくするとの見方がある。
米国内では中間選挙を控えた政治情勢が金融市場のボラティリティに影響を及ぼす可能性がある。ガソリン価格は4ドルを突破しており、原油価格動向と財政運営の読み合いが市場の注目点となっている。