日米の金融政策の不透明感と需給要因が円相場を揺さぶり、118円前後ではなく154円前後のレンジへと振れた。市場は介入後の予想変動率を上回る水準を織り込んでいる。
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル154円を挟むレンジで推移した。東京市場は一時152円台89銭近辺まで円高・ドル安が進んだが、その後は伸び悩んだ。需給要因として投機筋の円売り持ち解消が挙げられ、日米の金融政策の方向性を巡る不透明感と相まって市場が値動きを読み切れない状況が続いた。
市場が織り込む円相場の予想変動率は、7月末の日米の協調介入後を上回る水準だと指摘された。介入後の値動きの再現性や今後の政策動向次第で、短期的な乱高下の可能性が意識されている。
英LSEGが示す円相場の予想変動率の指標はこの日も高水準を示しており、投資家は日米の金融政策の行方と市場の需給バランスを注視している。