疫病・天候不順による食材価格上昇と調達困難
FY2016に初出。16回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載は2026-10-30。
ハチバンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。37社中26社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに26社。
- FY2025-Q1再掲有価証券報告書
「一方で、不安定な国際情勢の長期化や常態化する円安の影響により、原材料価格やエネルギーコストの高騰、それに伴う物価上昇が慢性化しており、依然として先行き不透明な状況が続いております。」
国際情勢と円安を背景とする原材料・エネルギーコスト高騰と物価上昇が慢性化しているとの認識を継続している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「外食産業におきましては、価格改定に加え、人流回復による消費行動の活発化により、売上高は増加傾向にありますが、光熱費や運送費用、原材料価格の高騰に加え、人手不足に伴う人件費や求人費用などのコスト上昇により、依然として厳しい状況が続いております。」
需要回復と価格改定による売上増加の一方、光熱費、運送費、原材料、人件費、求人費用の上昇を引き続き明示している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「外食産業におきましては、行動制限が収束したことにより、来店客数も回復に向かっておりますが、水道光熱費や運送費用、仕入価格の高騰に加え、人手不足に伴う人件費や求人費用の上昇により、厳しい経営環境が続いております。」
仕入価格の高騰に加え、水道光熱費、運送費用、エネルギー関連コストの高止まりが、調達・運営コストの上昇要因として継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「外食産業におきましても行動制限の緩和のほか、2022年10月から始まった全国旅行支援や、訪日外国人旅行者数の増加等から売上が段階的に回復した一方で、ウィズ・コロナ時代における外食利用シーンの変化や原材料・エネルギー価格および物流費の高騰などにより、経営を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続きました。」
原材料価格に加え、エネルギー価格と物流費の高騰を明示し、調達・運営コスト面の厳しさを継続している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「ウィズ・コロナ時代における外食利用シーンの変化や、原材料・エネルギー価格および物流費の高騰などにより、経営を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いております。」
原材料価格に加えてエネルギー価格と物流費の高騰を明示し、食材・運営コスト面の厳しい環境を継続して記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「外食産業におきましては、まん延防止等重点措置が解除されたことにより持ち直しの動きが見られた一方、消費者のライフスタイルの変化、原材料・原油価格の高騰による仕入価格や経費の上昇等、取り巻く環境は厳しい状況が続いております。」
原材料・原油価格の高騰による仕入価格や経費の上昇が、食材調達・コスト面のリスク要因として明示されている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「このような場合は、仕入先と連携する等により産地や仕入ルートの変更等による食材の確保や仕入価格の上昇を最小限にするよう対処しておりますが、これらの要因で必要量の食材確保に困難な状態が生じる場合や仕入価格が著しく高騰する等の事態に至った場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
食材価格高騰・調達困難のリスクを継続し、仕入先との連携や産地・仕入ルート変更による対応を記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「しかしながら、BSE(狂牛病)・口蹄疫・高病原性鳥インフルエンザ等の疫病の発生や、新型感染症の感染拡大、異常気象・冷夏等の天候不順の影響による農作物等の不作等により、需給バランスが崩れることによる仕入価格の高騰や、食材そのものの調達が困難になる可能性があります。」
疫病、新型感染症、天候不順による食材価格高騰・調達困難のリスクを継続している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「しかしながら、BSE(狂牛病)・口蹄疫・高病原性鳥インフルエンザ等の疫病の発生や、新型感染症の感染拡大、異常気象・冷夏等の天候不順の影響による農作物等の不作等により、需給バランスが崩れることによる仕入価格の高騰や、食材そのものの調達が困難になる可能性があります。」
食材調達リスクについて、新型感染症の感染拡大を明示的な要因として追加している。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「外食産業におきましては、猛暑や台風など自然環境の影響により原材料の安定調達が出来ず、その価格や物流費の上昇、働き方改革や人手不足などを背景とした人件費関連コストの上昇等、一層予断を許さない状況となっております。」
猛暑・台風の影響による原材料の安定調達困難と、原材料価格・物流費の上昇が実際の事業環境に現れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「外食産業におきましては、猛暑や台風など自然環境の影響により原材料の安定調達が出来ず、その価格や物流費の上昇、働き方改革や人手不足などを背景とした人件費関連コストの上昇等、一層予断を許さない状況となっております。」
猛暑や台風などの自然環境の影響により、原材料を安定調達できず、価格や物流費が上昇したと記載しており、食材調達リスクの影響が実際の事業環境に現れている。 - FY2017対処有価証券報告書
「このような場合は、産地の変更や仕入ルートの変更等による食材の確保や購入価格の上昇を最小限にするよう対処しておりますが、これらの要因で購入価格の著しい上昇が発生した場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
産地・仕入ルートの変更による食材確保と購入価格上昇の抑制策を明記している一方、価格上昇リスク自体は残している。 - FY2016初出有価証券報告書
「しかしながら、高病原性鳥インフルエンザ、BSE(狂牛病)、口蹄疫等の疫病の発生や、異常気象・冷夏等の天候不順の影響による農作物等の不作などにより、需給バランスが崩れることによる購入価格の上昇や、食材そのものの調達が困難になるといったリスクが考えられます。」
疫病や天候不順による価格上昇・調達困難を食材調達リスクとしている。