大宗貨物の中長期的な減少傾向
FY2017-Q1に初出。34回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載は2026-08-07。
栗林商船がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。18社中12社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに2社。
- FY2026対処有価証券報告書
「太宗貨物である紙製品は増加したものの、天候不良による農産品減、建設需要の低迷による鋼材減など輸送量が減少した」
国内需要が減少する中でも紙製品の輸送量が供給体制の変化により増加し、主要貨物減少リスクの一部が緩和された。一方、農産品・鋼材等の減少は残っている。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「大宗貨物である紙製品及び原料の輸送が増加しました。」
中長期的な減少傾向が続いていた主要貨物について、紙製品・原料の輸送量が増加に転じたと記載している。 - FY2025対処有価証券報告書
「また、太宗貨物である紙製品及び紙原料は国内需要の減少があったものの、輸送体制の見直しにより微増に転じました。」
主要貨物の国内需要減少は残るものの、輸送体制の見直しにより紙製品・紙原料の輸送量が微増に転じ、主要貨物減少の影響が一部緩和された。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「トラックドライバーの2024年問題に端を発した海上モーダルシフトの動きに伴って商品車両や雑貨の輸送数量が好調に推移し」
従来減少が続いていた主要貨物のリスクが残る一方、海上モーダルシフトを背景に商品車両・雑貨の輸送数量が好調に推移し、貨物全体の業績を補完している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「物価高により個人消費が伸び悩んだことから、一般消費財の輸送需要も減少し減収・減益となりました。」
紙製品・製紙原料・鋼材の輸送量が当初想定以上に落ち込み、一般消費財の需要減少も加わって、主要貨物減少の影響が減収・減益として年度実績に表れた。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「紙製品や製紙原料及び鋼材の輸送量は想定以上に落ち込みました。また、物価高騰に起因する国内消費の減退を受け一般消費財の輸送需要も減少に転じ減収・減益となりました。」
紙製品・製紙原料・鋼材の輸送量が想定以上に落ち込み、一般消費財の輸送需要も減少に転じた。主要貨物の減少が海運事業の減収・減益として一段と表れている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「北海道定期航路では商品車両は引き続き堅調に推移したものの、物価上昇が止まらず、買い控えにより貨物全般の荷動きは停滞しました。」
主要貨物である紙製品・一般雑貨の減少に加え、物価上昇と買い控えによる貨物全般の荷動き停滞が記載され、大宗貨物減少の影響範囲が広がっている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「紙製品は引続き減少し、また燃料油価格も高止まりしていることから、減収・減益となりました。」
主要貨物である紙製品の減少が続き、北海道定期航路の減収・減益として大宗貨物減少リスクが実績に表れている。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「北海道定期航路では、紙製品の輸送量は減少基調であるものの、雑貨や車両、鋼材等の市況が好調に推移したことから貨物輸送量は増加し、増収、増益となりました。」
主要貨物である紙製品の減少基調は続く一方、雑貨・車両・鋼材等の好調により、貨物輸送量の増加と増収増益を実現した状況を再確認している。 - FY2023-Q2主要貨物減少を雑貨等で補完有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の影響による落ち込みから経済は回復基調にある中、配船の見直しによる合理化、効率化が功を奏し、紙製品を中心に全体の貨物輸送量は減少しているものの、雑貨の輸送量が前年を大きく上回り、鋼材や車両等の市況も堅調に推移したことから増収、増益となりました。」
紙製品を中心とする主要貨物の減少は続いているが、配船見直しによる合理化・効率化と雑貨輸送の増加、鋼材等の堅調な市況により、海運事業は増収増益となった。 - FY2023-Q1貨物全般持ち直しも車両輸送低迷で総輸送量前年割れ有価証券報告書
「北海道定期航路では貨物全般に持ち直しの動きが見られ、雑貨、鋼材の輸送量は前年を上回りましたが、車載用半導体や部品不足の影響で車両輸送が伸び悩み、貨物輸送量は前年を下回りました。」
貨物全般には持ち直しが見られ、雑貨・鋼材は前年を上回ったが、車載用半導体・部品不足による車両輸送の低迷により、北海道定期航路の総貨物輸送量は前年割れとなった。 - FY2022日本製紙釧路工場終了と主要貨物減少が輸送量前年割れとして顕在化有価証券報告書
「大宗貨物の減少から配船を変更したことで、雑貨、鋼材の輸送量は前年を上回りましたが、車載用半導体や部品不足の影響で車両輸送が伸び悩み、スポット貨物も低調であったこともあり、貨物輸送量は前年を下回りました。」
日本製紙釧路工場の事業終了に伴う大宗貨物減少と、車載用半導体・部品不足が重なり、配船変更や貨物転換を行っても年間輸送量は前年を下回った。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「また太宗貨物である新聞用紙の減少による配船変更を行った結果、第3四半期の貨物輸送量は前年並みとなりました。」
主要貨物である新聞用紙の減少が続き、配船変更への対応を行ったものの、第3四半期の貨物輸送量は前年並みにとどまった。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「北海道定期航路では貨物は全般に本格的な回復には至らず、主要貨物の紙製品輸送や、雑貨、車輌の輸送量も一昨年には届かず、前期に比べて収益は改善しておりますが、厳しい業績となりました。」
貨物輸送量は前年度を上回ったものの、紙製品、雑貨、車輌の輸送量はいまだ一昨年水準に届かず、主要貨物減少の影響が続いている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「一般雑貨は持ち直してきているものの、主要貨物の紙製品の輸送需要の減少は大きく、スポット貨物も伸び悩みました。」
一般雑貨の回復にもかかわらず、主要貨物である紙製品の輸送需要減少が大きく、スポット貨物も伸び悩んだ。海運事業は売上高7.4%減となった。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症流行直後の落ち込みから持ち直しつつあるものの、北海道定期航路では主要貨物の紙製品の輸送需要の減少は大きく、一般雑貨やスポット貨物も伸び悩み、全般的に貨物輸送量は前年を下回り、売上高は減収となりました。」
貨物全般には回復の動きがあるものの、主力の紙製品の輸送需要の減少が大きく、一般雑貨・スポット貨物も伸び悩んだ。貨物輸送量は前年を下回り、主要貨物減少の影響が継続している。 - FY2021-Q2一部貨物持ち直しも主力紙製品の減少継続有価証券報告書
「農作物などの一部の貨物輸送量は持ち直した一方で、主力貨物である紙製品の輸送量は減少し消席率の低下を招き、厳しい経営環境となりました。」
一部の農作物貨物には回復が見られたものの、大宗貨物である紙製品の輸送量減少が続き、消席率低下と厳しい経営環境につながった。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「北海道定期航路では、新型コロナウイルス感染症の影響による景気の急速な悪化により、ほぼ全ての取扱貨物が激減し、消席率の悪化により航路変更や減便を実施するなど、厳しい経営環境となりました。」
大宗貨物を含む北海道定期航路の取扱貨物がほぼ全て激減し、消席率悪化、航路変更、減便を伴う厳しい経営環境となった。貨物減少リスクが従来より広範な貨物の急減として顕在化している。 - FY2020主要貨物減少が年間貨物輸送量の減少として顕在化有価証券報告書
「北海道定期航路では主要貨物の紙製品の生産が落ち込んだことや、台風による配船数減の影響もあり、建築資材等のスポット案件の獲得や中・短距離航路の輸送量増加等、局所的に増加した貨物があるものの、消費税増税後の荷動きは落ち込み、特に第4四半期は影響が大きく、年間の貨物輸送量も減少いたしました。」
紙製品等の主要貨物の減少が続き、消費税増税後の荷動き鈍化も加わって年間貨物輸送量の減少として顕在化した。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「北海道定期航路では、台風により数度に渡り配船変更や減便となった上に主要貨物の紙製品の減少や一般雑貨や商品車両が消費税増税の影響から落ち込んだため、建築資材のスポット輸送を行いましたが貨物輸送量は減少に転じ、減収・減益となりました。」
紙製品等の主要貨物の減少が続き、一般雑貨・商品車両の落ち込みも加わって貨物輸送量が減少に転じた。大宗貨物減少のリスクが海運事業の減収・減益として顕在化している。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「北海道定期航路では、主要貨物の紙製品の減少や台風による配船変更や減便はありましたが」
大宗貨物である紙製品の減少が当四半期にも実際に生じた。一方、商品車両・雑貨の取り込み等により貨物輸送量は堅調に推移した。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「海運事業の内、北海道定期航路では、昨年5月末に航路改編を行い、清水への定期航路開設と大阪への増便を開始し、雑貨や商品車両の集荷に積極的に取り組みましたが、第2四半期までは燃料油の上昇や、相次いで発生した台風や北海道胆振東部地震の影響で収益は落ち込みました。」
大宗貨物の紙製品の減少が自然災害や燃料費上昇とともに北海道定期航路の収益下押し要因として年度実績に表れている。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「北海道定期航路では大宗貨物の紙製品の減少、自然災害による影響がありましたが、原油価格が下落に転じ燃料費が減少したことで減益幅が縮小いたしました。」
大宗貨物である紙製品の減少が北海道定期航路の業績下押し要因として継続している一方、燃料費減少により減益幅は縮小した。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「この様な経済情勢の中で当社グループは、海運事業においては近海航路は堅調に推移しておりますが、北海道定期航路では燃料費の上昇や大宗貨物の紙製品の減少、相次ぐ台風の来襲や北海道胆振東部地震の影響で、減収・減益となりました。」
大宗貨物である紙製品の減少が、燃料費上昇や自然災害とともに北海道定期航路の減収・減益要因として実際の業績に表れた。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「海運事業においては近海航路は堅調に推移いたしましたが、北海道定期航路では燃料費の上昇や大宗貨物の紙製品の減少の影響で増収、減益となりました。」
大宗貨物である紙製品の減少が北海道定期航路の減益要因として実際の業績に表れている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「大宗貨物の紙製品の輸送量が減少したことやスポット貨物の受注が少なかったこと、さらには燃料費が第4四半期に上昇したこと等が影響して減益となりました。」
紙製品など大宗貨物の輸送量減少とスポット貨物受注の少なさが年度の減益要因として表れた一方、雑貨・商品車両の取り込みにより北海道定期航路の輸送量は前年を上回った。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「北海道航路では紙製品の減少や昨年の台風に起因する農作物の不作により、輸送量は前年を若干下回りました。」
紙製品の減少と台風に起因する農作物の不作により、輸送量が前年を若干下回る状況が続いている。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「北海道航路では紙製品の減少や昨年の台風に起因する農作物の不作により、輸送量は前年を下回りました。」
大宗貨物・紙製品等の貨物減少要因として、前年の台風による農作物不作が引き続き輸送量減少に表れている。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「輸送量では大宗貨物が前年に実施したバックアップ輸送がなくなったことや昨年夏に北海道を襲った台風による農作物の不作の影響もあり、紙関係・雑貨で前年を下回りました。」
大宗貨物のバックアップ輸送終了や台風による農作物不作を背景に、紙関係・雑貨の輸送量が前年を下回り、貨物減少リスクが当四半期の実績に表れている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「海運事業において大宗貨物の中長期的な減少傾向は続いておりますが、当期は紙製品が熊本の震災を原因とするバックアップ輸送などの一時的な要因によって増加し、雑貨・商品車輛・プラント・鋼材輸送も堅調に推移したため、前年を上回る輸送量を確保することが出来ました。」
大宗貨物の中長期的な減少傾向は継続している一方、震災に伴うバックアップ輸送など一時要因で当期の輸送量は前年を上回った。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「海運事業において大宗貨物の中長期的な減少傾向に変化はありませんが当期においては一時的に増加し、雑貨・商品車両を含めた全体でも前年同期を上回る輸送量を確保することが出来ました。」
大宗貨物の中長期的な減少傾向は変わらないとしつつ、当期は一時的な増加により全体輸送量が前年同期を上回った。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「海運事業において大宗貨物の中長期的な減少傾向に変化はありません」
大宗貨物の需要が中長期的に減少する構造的な傾向が継続していると記載している。