需要低成長と船腹供給過剰による海運市況低迷リスク
FY2016に初出。40回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019。直近の記載は2026-08-04。
川崎汽船がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに0社。
- FY2026自営事業堅調・コンテナ供給過剰継続有価証券報告書
「海運市況は、自営事業のドライバルク事業、エネルギー資源輸送事業及び自動車船事業において、それぞれ順調な貨物需要により、概ね堅調に推移しました。コンテナ船事業については、新造船の竣工影響などにより、市況は前年を下回る水準で推移しました。」
自営事業は概ね堅調だった一方、コンテナ船事業では新造船竣工による供給圧力等から市況が前年を下回った。 - FY2026-H1堅調なドライバルク市況とコンテナ船の供給過剰による下落有価証券報告書
「大型船市況は、積地での事故や争議発生をきっかけに軟化する場面がありましたが、鉄鉱石やボーキサイトの堅調な荷動きが継続、2025年7月以降は石炭の荷動きも増加し、概ね堅調に推移しました。 コンテナ船事業では、米国の相互関税発動前の駆け込み需要により2025年7月に北米向けの荷動きが急増するなど底堅い貨物需要が見られました。一方で、短期運賃水準は依然続く新造船の大量竣工により生じた供給過剰の影響で伸び悩み、2025年9月末にかけて下落しました。」
ドライバルクでは鉄鉱石・ボーキサイト・石炭等の荷動きを背景に市況が概ね堅調だった一方、コンテナ船では駆け込み需要が見られたものの、新造船の大量竣工による供給過剰で短期運賃が下落した。 - FY2025堅調推移と供給過剰による下落傾向の併存有価証券報告書
「当社持分法適用関連会社であるONE社の業績は、堅調な個人消費と中東情勢に起因する喜望峰ルート利用の長期化や港湾混雑による船腹需要の高まりを背景に好調に推移しました。旧正月以降、荷動きの鈍化や船舶の供給過剰を受け運賃市況は下落傾向にあるものの、前期比では大幅な増収増益となりました。」
コンテナ船では喜望峰経由の迂回航行や港湾混雑で船腹需要が高まり市況が堅調に推移した一方、旧正月以降は荷動き鈍化と船舶供給過剰による運賃下落傾向も示された。 - FY2025-H1堅調推移と短期軟化の併存有価証券報告書
「大型船市況は、期初から大西洋地域発東アジア向けの鉄鉱石やボーキサイト輸送需要が堅調に推移するなか、豪州からの鉄鉱石出荷量減少等により一時軟化するも、その後の出荷の回復や極東での荒天等の影響により船腹需給は引き締まり、総じて堅調に推移しました。 中・小型船市況は、南米穀物の収穫端境期による出荷減少やパナマ運河の水位回復等により船腹需給が緩む場面もみられるなか、収穫期に入った北米からの穀物出荷、中国・インド向け石炭需要及び鋼材輸送需要等に下支えされ全般的に底堅く推移しましたが、パナマックス市況は中国での豊作により南米からの貨物量が当初の予測を下回り、第2四半期に軟化しました。」
ドライバルク市況は一時的な軟化や船腹需給の緩みが生じた一方、出荷回復、荒天、穀物・石炭・鋼材需要に支えられ、全体としては堅調または底堅く推移した。中期的には限定的な新造船竣工量を背景に船腹需給の引締まりを見込む一方、短期的な弱含みも想定している。 - FY2024市況軟化と期末回復の併存有価証券報告書
「海運市況は、自営事業では、ドライバルク事業において中国経済の低迷の影響を受け市況が軟化した一方、エネルギー資源輸送事業においては継続して安定し、自動車船事業では好調な荷動きが継続し、堅調に推移しました。コンテナ船市況では、新造船竣工の増加や貨物需要の落ち込みにより軟化しましたが、期末に中東情勢に起因するサプライチェーンの逼迫から上昇しました。」
ドライバルクとコンテナ船では市況軟化が業績下押し要因となった一方、エネルギー資源・自動車船は安定し、コンテナ船も期末には中東情勢による供給制約で上昇した。 - FY2024-Q3市況の一時軟化後の回復と地政学・運河制約の顕在化有価証券報告書
「ドライバルクセグメントでは、中国経済の先行き不透明感、欧州での景気停滞、中東情勢などの懸念要素があるものの、限定的な新造船竣工を背景に中期的な船腹需給は引き締まり、ドライバルク市況は振幅を伴いながらも全体として底堅く推移していくと見込んでいます。 新造船竣工の増加や中東情勢に起因するサプライチェーンの混乱などにより、船腹需給や運賃市況に影響が出ています。」
ドライバルクでは期初の市況軟化後、ギニアのボーキサイト輸送や穀物輸送需要等を背景に上昇へ転じた一方、中国・欧州経済、中東情勢への警戒が継続した。コンテナ船では新造船竣工増加と中東情勢に起因するサプライチェーン混乱が船腹需給・運賃市況に影響していると記載した。 - FY2024-Q2市況軟化後の足元回復有価証券報告書
「大型船市況は、一時的に中国向け鉄鉱石の輸送需要が改善したものの、中国の実需回復遅れに加え、滞船緩和が進んだことで船腹需給バランスが緩み、軟化しました。しかし、足元では中国の鉄鋼内需回復への期待感と雨期の明けたギニアからのボーキサイト輸送需要の回復などの季節的要因も重なり、上昇に転じました。 中・小型船市況は、欧州等遠隔地向け石炭・鋼材輸送の減少、穀物先物価格の下落による買い控えを背景とした中国向け輸送需要の減退などにより下落しましたが、穀物輸送需要の本格化による滞船の増加とパナマ運河の渇水等の影響による船舶稼働率の押し下げなどにより、足元では上昇しました。」
大型船・中小型船とも期中には中国の実需回復遅れや輸送需要減退等で市況が軟化したが、足元では鉄鋼内需、ボーキサイト・穀物輸送需要、滞船等を背景に上昇へ転じた。中期的には限定的な新造船竣工を背景に船腹需給の引締まりを見込む一方、中国経済やインフレ・高金利による景気停滞を懸念している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「大型船市況は、中国の経済回復への期待感を背景とし、一時的に回復基調となりましたが、中国国内での実需回復が遅れ、滞船緩和が進んだことで船腹需給バランスが緩み、前年同期比で軟調に推移しました。中・小型船市況は、需要地での在庫高を背景とした欧州向け石炭・鋼材輸送の減少、穀物先物価格の下落による買い控えを背景とした中国向け輸送需要の減退などにより、軟調に推移しました。」
ドライバルクでは、中国の実需回復遅れや滞船緩和、欧州向け石炭・鋼材輸送の減少などにより、大型船・中小型船の市況が前年同期比で軟調となった。期末にかけた改善見込みも併記されている。 - FY2023コンテナ市況軟化と自営事業の安定有価証券報告書
「海運市況は、一時的な貨物需要の落ち込みによりコンテナ市況が軟化しましたが、自動車船事業をはじめとして、ドライバルク事業、エネルギー資源輸送事業などで貨物需要が安定して推移したことにより、安定的な市況を保ちました。」
コンテナ市況は貨物需要の一時的な落ち込みで軟化した一方、自動車船・ドライバルク・エネルギー資源では需要が安定し、全体としては安定的な市況と説明された。 - FY2023-Q3市況下落と需給引締め見込みの併存有価証券報告書
「ドライバルクセグメントでは、世界的なインフレや景気後退への懸念、中国の経済活動正常化の時期等の不確定要素が多いなか、下半期に入り市況は下落しましたが、ロシア・ウクライナ情勢に伴う石炭輸送需要の増加や限定的な新造船竣工量が船腹需給を引き締め、市況は一定の水準を保つ見込みです。」
下半期に市況が下落した一方、石炭輸送需要の増加や限定的な新造船竣工量による需給引締めから、一定水準を保つ見込みも示された。 - FY2023-Q2高水準市況と需給変動要因の併存有価証券報告書
「大型船市況は、主要需要地である中国における経済活動の低迷と滞船緩和による船腹供給増加があった一方、その後の輸送需要の回復と極東での荒天による滞船増加が船腹需給を引き締め、振れ幅を伴いながらも、概ね堅調に推移しました。」
中国経済の低迷や滞船緩和による船腹供給増加があった一方、輸送需要の回復や滞船増加により需給が引き締まり、市況は振れ幅を伴いながら概ね堅調に推移した。 - FY2023-Q1高水準市況・需給引締めと外部リスク警戒有価証券報告書
「ドライバルクセグメントでは、中国の経済活動正常化を背景に輸送需要は堅調に推移し、限定的な新造船竣工量が船腹需給を引き締め、ドライバルク市況は底堅く推移していくものと見込みます。一方で、ロシア・ウクライナ情勢による資源価格の高騰、世界的なインフレの実体経済への影響及び新型コロナウイルス感染症対策の船腹需給への影響に注視し、迅速に対応できる準備を進めてまいります。」
ドライバルク市況について、輸送需要と限定的な新造船竣工量を背景に底堅い推移を見込む一方、ロシア・ウクライナ情勢、インフレ、感染症対策による下振れ要因への警戒を示した。 - FY2022高水準市況と下半期軟化の併存有価証券報告書
「大型船市況は、上半期は中国をはじめとした各国において輸送需要が堅調に推移し、期央にかけて各国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止に伴う検疫体制の強化や極東での滞船増加により、船腹需給が引き締まり、総じて高水準で推移しました。下半期には、中国の粗鋼生産抑制や鉄鉱石及び石炭の主要産地における荒天による出荷減少の影響を受け市況が軟化したものの、年間を通じ振れ幅を伴いながら概ね堅調に推移しました。」
ドライバルク市況は上半期に需給ひっ迫・高水準となった一方、下半期には中国の生産抑制や主要産地の荒天で軟化した。高水準と下振れ要因が併存する状況を示した。 - FY2022-Q3市況高水準と下期の減速リスクが併存有価証券報告書
「ドライバルクセグメントでは、各国の財政支援・景気刺激策を背景に世界経済が回復を続けるなかで、市況は安定的な輸送需要と滞船等に伴う船舶供給量の抑制効果により需給がひっ迫し、総じて高い水準で推移しました。年度末に向けては、季節的要因による輸送需要の落ち込みに加え、新型コロナウイルス変異株の世界的流行や実体経済の成長を牽引してきた中国経済の減速等成長鈞化リスクがありますが、通期平均市況は前年度を大きく上回る見込みです。」
ドライバルク市況は輸送需要と滞船による供給抑制で高水準・需給ひっ迫となった一方、年度末に向けた季節的需要減、変異株、中国経済減速などの下振れリスクを併記した。 - FY2022-Q2市況回復・需給ひっ迫有価証券報告書
「大型船市況は、堅調な輸送需要が続くなか、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止に伴う検疫体制の強化が続き、主要な揚げ地である中国を中心に船舶の滞留が拡大したことで、船腹需給が引き締まり、高水準で推移しました。中・小型船市況は、2021年8月末にメキシコ湾岸を襲ったハリケーンによる影響を受けるものの、穀物、石炭及びマイナーバルクの輸送需要は増加し、大型船同様中国での滞船の影響を受け総じて堅調に推移しました。」
ドライバルクでは輸送需要の増加と中国での滞船により船腹需給が引き締まり、大型船・中小型船の市況が高水準または堅調に推移した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「以上の結果、ドライバルクセグメント全体では、運航コストの削減や船隊規模適正化の実施、運賃先物取引(FFA)を利用した市況変動リスクのヘッジなどに努めましたが、特に上半期での市況低迷による影響により、前期比で減収となり、損失を計上しました。」
COVID-19拡大や産地の天候不順による上半期の荷動き停滞を受け、ドライバルクセグメントは前期の利益から91億36百万円の損失へ転じた。下半期には市況回復も記載されているが、通期では悪化した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「大型船市況は、中国の旺盛な鉄鋼需要に他の主要生産国での粗鋼生産回復が加わり、船腹需要が高まったことで当第3四半期初めには高騰しましたが、その後ブラジルの鉄鉱石積地における悪天候やメンテナンスによる出荷量の減少が影響し、大きく下落しました。船腹需給バランスについては、新型コロナウイルス感染症拡大で落ち込んでいた造船所の操業が回復し、新造船の高い竣工率が実現した一方、中・小型船で解撤が進まなかったため、需給ギャップの改善には至りませんでした。」
大型船市況は期初の高騰後に大きく下落し、中小型船を含む船腹需給ギャップも改善しなかった。中小型船市況には強含みの動きがあったが、需給環境の本格改善には至っていない。 - FY2021-Q2回復兆しと本格回復遅延の併存有価証券報告書
「ドライバルクセグメントでは、市況は、各国の経済刺激策により原材料を中心とした海上輸送需給の環境にも復調の兆しが見られる一方で、欧州を中心に新型コロナウイルス感染症の再拡大も懸念されるため、本格的な回復には今しばらく時間を要する見込みです。この間、投機的な船舶投資は抑制され、環境規制施行に伴う老齢船や不経済船の解撤量の増加により船腹供給圧力は低く抑えられることが予想され、市況は大型船を中心に次第に回復となるものと予想しています。」
経済刺激策や船腹供給圧力の低下を背景に復調・回復を見込む一方、COVID-19再拡大の懸念から本格回復には時間を要するとした。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「大型船市況は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大とブラジルの産地天候悪化により、世界的に鉄鉱石の荷動きが停滞し、堅調を維持した中国向け荷動きも近距離ソースに偏ったことで大幅な船腹余剰となり、市況は低迷しました。」
COVID-19とブラジルの天候悪化により鉄鉱石輸送が停滞し、大型船で船腹余剰と市況低迷が実際に発生した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「下期に入ると、大型船はブラジルからの鉄鉱石出荷量の減少、中・小型船は南米出し穀物や中国向け一般炭の荷動き鈍化による影響を受けるなか、期末にかけて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による輸送需要縮小の影響を全船型で受け、市況は軟調に推移しました。」
ドライバルクでは、鉄鉱石・穀物・一般炭の荷動き鈍化に加え、期末のCOVID-19拡大による全船型の輸送需要縮小が生じ、市況低迷要因が拡大した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「大型船においては、ブラジルからの鉄鉱石出荷量に減少傾向が見られるなか、燃料油の環境規制施行前に非適合油を持つ船が大西洋水域にバラスト航海を行ったことにより、同水域での船腹供給が増加しました。また、中・小型船においても、南米出し穀物や中国向け一般炭の荷動き鈍化により、期央から市況は軟調に転じました。」
ドライバルクでは、鉄鉱石出荷量や穀物・一般炭の荷動き鈍化に加え、環境規制施行前の船舶行動による船腹供給増加が生じ、期央から市況が軟調に転じた。 - FY2020-Q2市況回復見通しと船腹需給改善未達の併存有価証券報告書
「以上のとおり、ドライバルク、エネルギー資源セグメントを中心に市況は回復基調に入っていますが、本格的な船腹需給ギャップの解消には至らず、引き続き不透明な事業環境が見込まれます。」
ドライバルク等の市況は回復基調としつつ、本格的な船腹需給ギャップの解消には至らないとの見通しを継続した。大型船ではスクラバー設置工事による供給量減少から市況改善を見込んでいる。 - FY2020-Q1回復基調と需給改善未達の併存有価証券報告書
「大型船市況は、昨年度ブラジルで発生したダム決壊事故による影響が期首にも波及し低迷しましたが、その後中国の粗鋼生産が活発化し鉄鉱石価格が上昇するなかで、2019年6月末にはブラジルからの鉄鉱石輸出再開に伴い、傭船市況も総じて回復基調で推移しました。中・小型船市況は、米中貿易摩擦の影響で本格化した南米出し穀物輸送が大西洋の市況をけん引、大西洋水域に船が集中したことで船腹余剰感が強まるなど市況が緩む局面も見られましたが、大型船市況の急回復の影響を受けながら安定的に推移しました。船腹需給全体は、大型船を中心として解撤が進んだ一方で、中・小型船は新造船の竣工も相次ぎ、本格的な改善には至りませんでした。」
ドライバルク市況は大型船を中心に回復基調へ移った一方、米中貿易摩擦や中小型船の新造船竣工により、船腹需給全体の本格的な改善には至らない状況が示された。 - FY2019悪化有価証券報告書
「下期に発生した豪州での貨物列車事故やブラジルでのダム決壊事故などの影響を受け市況は急落し、中・小型船市況も大きく軟化する局面もあり、市況全体は前年度と同水準に留まりました。」
ドライバルクでは外部事故の影響で大型船市況が急落し、中小型船も軟化した。市況全体は前年度と同水準にとどまり、需給環境の改善が一様には進まなかった。 - FY2019-Q3需給バランスの大幅悪化回避見通し有価証券報告書
「第4四半期以降、ドライバルク事業では、一定の船腹供給圧力を受ける一方、海上輸送需要の緩やかな増加に支えられ、需給バランスが大きく崩れることはない見込みです。」
ドライバルクでは船腹供給圧力が残るものの、需要の緩やかな増加により需給バランスが大きく崩れない見通しを示した。前四半期までの更なる改善見通しから、改善一辺倒ではなく、均衡・大幅悪化回避を重視する表現に変化している。 - FY2019-Q2ドライバルク需給バランスの更なる改善見通し有価証券報告書
「第3四半期以降は、ドライバルク事業では緩やかな海上輸送需要の増加と、船腹供給圧力が引き続き弱まることから需給バランスは更なる改善に向かう見通しです。」
ドライバルクでは、需要増加と船腹供給圧力の弱まりを前提に、既に進んだ需給改善が第3四半期以降も更に進む見通しを示した。 - FY2019-Q1ドライバルクの需給ギャップ改善有価証券報告書
「海運業を取りまく事業環境は、ドライバルクセグメントにおいては、一時的な市況の上下はあったものの、荷動き回復と新造船供給圧力の緩和による船腹需給ギャップ改善により、全体としては回復傾向で推移しました。」
ドライバルクでは荷動き回復と新造船供給圧力の緩和を背景に需給ギャップが改善し、回復傾向となった。一方、コンテナ船を含む全体のリスク解消とは記載していない。 - FY2018コンテナ需給改善未達・ドライバルク需給ギャップ縮小有価証券報告書
「海運業を取りまく事業環境は、コンテナ船では1年を通して東西航路での荷況が堅調に推移し、運賃市況も回復基調にありましたが、需給バランスの本格改善には至りませんでした。ドライバルク船においては、大型船は中国向け鉄鉱石・原料炭の荷動きの伸長により歴史的低水準からの回復基調を維持し、中・小型船においても穀物や石炭などの堅調な荷動きを背景に市況は緩やかな回復を継続しました。」
コンテナ船は運賃市況が回復したものの需給バランスの本格改善には至らず、ドライバルクは回復と需給ギャップ縮小方向が示された。 - FY2018-Q3コンテナ船需給改善の遅れとドライバルク回復方向有価証券報告書
「コンテナ船事業においては、今年度の運賃市況は昨年度の歴史的低レベルからの改善は見られるものの、需給バランスの本格的な改善には未だ一定の時間を要するものと見られ、燃料油価格の上昇もあり、船社間の統合や吸収が進む中、当面厳しい事業環境が続くものと見られます。ドライバルク事業では、海上輸送需要は微増が続いており市況は回復傾向にあります。世界的な余剰船腹の調整には時間を要することが見込まれるものの、船腹需給バランスは回復の方向に向かう見通しです。」
コンテナ船は歴史的低水準から改善したものの、需給バランスの本格改善には時間を要し、厳しい環境が続くとした。一方、ドライバルクは市況回復と需給バランス改善方向を示した。 - FY2018-Q2市況回復が進展する一方、需給ギャップが残存有価証券報告書
「海運業を取りまく事業環境は、コンテナ船では東西航路の荷況が堅調に推移し、運賃市況は底値を脱しました。また、ドライバルク船においても、大型船は中国の鋼材需要を追い風に、中・小型船においても穀物や石炭などの堅調な荷動きを背景に市況は回復基調にあります。」
コンテナ船の運賃市況は底値を脱し、ドライバルクも大型・中小型船とも回復基調となった。ただし、需給ギャップはなお解消していない。 - FY2018-Q1回復基調と需給ギャップ残存有価証券報告書
「海運業を取りまく事業環境は、コンテナ船では、東西航路及びアジア域内航路の荷況が好調に推移し、運賃市況は回復を見せました。一方、ドライバルク船においては、中・小型船で一部市況の持ち直しが見られたものの、船腹需給ギャップの改善には今しばらく時間を要する見込みです。」
コンテナ船の運賃市況は回復し、中・小型ドライバルク船にも持ち直しが見られた一方、船腹需給ギャップはなお残っている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「全般的な運賃市況は平成28年初めの歴史的な低水準から緩やかな回復を見せました。コンテナ船では、下半期に入り東西航路を中心として荷況が改善傾向に転じましたが、期初の運賃市況低迷による影響で、前期比で損失が拡大しました。ドライバルク船においても、年初の歴史的低水準の市況を脱し回復基調に転じましたが、船腹需給ギャップは改善途上であり、市況は上値の重い状況が続きました。」
市況は歴史的低水準から回復基調に移ったものの、コンテナ船・ドライバルクとも需給ギャップと収益回復途上の状態が続いた。 - FY2017-Q3市況は回復基調だが需給ギャップが残存有価証券報告書
「世界的に経済環境の先行き不透明感が払拭されないなか、海運業を取りまく市況の本格的な回復には時間を要するものと思われますが、資源価格の上昇や世界経済の緩やかな回復を後押しに徐々に底値圏を脱しつつあるものと思われます。コンテナ船では、東西航路を中心とした短期運賃市況が改善傾向となるも、依然として船腹需給ギャップは存在するなかで、収益回復への途上であり損失を計上しました。また、ドライバルク船においても、年初の歴史的低水準の市況は脱し回復基調に転じましたが、船腹需給ギャップが未だ改善途上であり、市況は上値の重い展開となりました。」
コンテナ船・ドライバルクとも歴史的低水準から回復基調へ移行した一方、船腹需給ギャップは残り、収益回復には至っていない。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「海運業を取りまく事業環境は、コンテナ船では、需要は緩やかに回復したものの船腹供給圧力は強く、大手競合社の経営問題も生じ、厳しい市況が続きました。また、ドライバルク船においても、海上荷動きは徐々に回復を見せはじめましたが、船腹需給バランスの改善には至らず、市況は低水準で推移しました。」
コンテナ船では需要回復が見られたものの供給圧力が強く、ドライバルクでも需給バランスの改善に至らない状況が続いた。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「海運業を取りまく事業環境は、コンテナ船では、荷動きが緩やかに伸びる一方で新造大型船の竣工による供給圧力が継続した結果、船腹需給のギャップは縮小せず、北米航路などにおいて運賃市況は低迷しました。また、ドライバルク船においても、一部荷動きの回復が見られたものの、船腹需給バランスの改善には至らず、市況は低水準で推移しました。」
コンテナ船・ドライバルクの供給過剰と低運賃市況が第1四半期にも継続し、両事業で損失を計上している。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「コンテナ船では荷動きが低成長に留まり、新造大型船の相次ぐ就航と相まって船腹需給のギャップが広がり、運賃市況は低迷しました。ドライバルク船においても船腹過剰に中国の景気減速などを背景とする需要の減退が重なり、市況は過去最低の水準で推移しました。」
需要低迷と供給過剰が実際の運賃低迷やコンテナ船・ドライバルク事業の業績悪化として現れている。