欧州事業の2020年度黒字化
FY2019-Q1に初出。23回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q2。直近の記載は2026-08-06。
曙ブレーキ工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より5年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。18社中9社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに5社。
- 2026-08-06悪化決算説明資料
「営業利益は、生産数量減少に応じた人員適正化や経費削減などに努めたことにより前年同期比で同水準。」
欧州の営業利益は前年同期の1億円から0億円となり、受注減少の影響により収益改善の状態が後退した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「一部車種のモデルチェンジによる生産終了や完成車メーカーの生産量減少に伴う大幅な受注減少により、売上高は92億円と対前期比36億円(△28.0%)の減収となりました。利益面では、生産数量減少に応じた人員適正化や経費削減などの合理化に努め、原材料価格やエネルギーコストの高騰影響を販売価格へ転嫁しましたが、受注減少の影響が大きく、営業利益は1億円と対前期比3億円(△83.9%)の減益となりました。」
欧州事業は合理化や価格転嫁を進めたものの、受注減少により売上高が28.0%減少し、営業利益も前期3億円から1億円へ減少した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「一部車種のモデルチェンジによる生産終了や完成車メーカーの生産量減少に伴う大幅な受注減少により、売上高は44億円と対前年同期比26億円(△36.9%)の減収となりました。利益面では、生産数量減少に応じた人員適正化や経費削減などの合理化に努めましたが、受注減少により、営業損失は0.1億円(前年同期は営業利益3億円)となりました。」
欧州事業は受注減少により前年同期の営業利益3億円から営業損失0.1億円へ転じ、2020年度黒字化以降の改善状況が後退した。 - FY2025-H1前進有価証券報告書
「利益面では、賃金率上昇による労務費の増加などが影響したものの、資材調達・生産性向上などの合理化により、営業利益は3億円と対前年同期比0.4億円(+15.0%)の増益となりました。」
欧州事業は生産量減少等により減収となったものの、資材調達・生産性向上などの合理化により営業利益が前年同期の2億円から3億円へ増加した。 - FY2024前進有価証券報告書
「利益面では、アラス工場閉鎖による固定費削減効果や生産性向上などの合理化により、営業利益は5億円(前期は営業損失1億円)となりました。」
欧州事業は、アラス工場閉鎖による固定費削減と生産性向上により、前年の営業損失から5億円の営業利益へ改善した。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「利益面では、アラス工場閉鎖による固定費削減効果やスロバキア工場の受注増加の影響により、営業利益は2億円(前期は営業損失3億円)となりました。」
欧州事業はアラス工場閉鎖による固定費削減とスロバキア工場の受注増加により、前年同期の営業損失3億円から営業利益2億円へ転換した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「利益面では、アラス工場閉鎖による固定費削減効果や受注増加の影響により、営業利益は2億円(前期は営業損失3億円)となりました。」
欧州事業はアラス工場閉鎖による固定費削減と受注増加により、前年同期の営業損失3億円から営業利益2億円へ転換した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「フランスのアラス工場を6月末に閉鎖したことにより受注は減少しましたが、スロバキア工場では半導体不足の影響が改善傾向にあることに加え、円安の影響もあり売上高は96億円(前年同期比2.0%増)となりました。利益面では、生産性向上などの合理化に努めたものの、原材料価格やエネルギーコストの市況高騰の影響などにより、営業損失は3億円(前期は営業損失1億円)となりました。」
欧州事業はスロバキア工場の半導体不足影響が改善傾向にある一方、アラス工場閉鎖とコスト高騰により営業損失が1億円から3億円へ拡大し、黒字化目標に対して後退している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「半導体不足の影響は足元では縮小傾向にあるものの、ウクライナ情勢の影響やサプライチェーン問題による完成車メーカーの減産、フランスのアラス工場を6月末に閉鎖したことにより、売上高は61億円(前年同期比2.7%減)となりました。利益面では、生産性向上などの合理化に努めたものの、原材料価格やエネルギーコストの市況高騰の影響などにより、営業損失は3億円(前期は営業損失0.4億円)となりました。」
欧州事業は合理化を進めているものの、アラス工場閉鎖、ウクライナ情勢、供給網問題、コスト高騰により営業損失が前年同期の0.4億円から3億円へ拡大した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「ウクライナ情勢の影響や半導体不足、サプライチェーン問題による完成車メーカーの減産や、フランスのアラス工場の6月末の閉鎖による影響などにより、売上高は32億円(前年同期比15.4%減)となりました。利益面では、売上高減少による利益の減少を補うための経費削減、生産性向上などの合理化に努めましたが、原材料価格やエネルギーコストの上昇影響などにより、営業損失は3億円(前期は営業利益1億円)となりました。」
欧州事業では地政学情勢、半導体不足、サプライチェーン問題、アラス工場閉鎖等により減収となり、営業利益から3億円の営業損失へ転じた。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「半導体不足や新型コロナウイルス感染再拡大に起因するサプライチェーン問題による完成車メーカーの減産影響、日系完成車メーカー向けグローバルプラットフォーム(全世界での車台共通化)車用製品の生産終了などにより、売上高は94億円(前年同期比10.0%減)となりました。利益面では、スロバキア工場においては、売上高減少による利益の減少を不良品の低減、経費削減、生産性向上などのコスト削減効果により挽回しましたが、フランス工場においては、原材料価格上昇の影響や閉鎖に向けた費用が嵩んだことなどから、営業損失は1億円(前期は営業利益1億円)となりました。」
欧州事業はスロバキア工場のコスト削減効果がある一方、フランス工場の閉鎖費用や原材料価格上昇により、前年同期の営業利益1億円から営業損失1億円へ悪化した。欧州事業の黒字化目標に対する状況が後退している。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「利益面では、スロバキア工場においては、売上高増加による利益の増加に加えて、不良品の低減、生産性向上によるコスト削減効果があったものの、フランスのアラス工場閉鎖に向けた費用等が嵩み、営業損失は4千万円(前期は営業損失1億円)となりました。」
欧州事業は黒字には至っていないが、スロバキア工場の不良品低減・生産性向上により営業損失は前年同期の1億円から4千万円へ縮小した。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の影響により期初に受注が大幅に減少し、その後6月以降はスロバキア工場で受注が急回復し、当第3四半期には前年同期を上回る回復となったものの、欧州全体の売上減少をカバーするには至らず、売上高は104億円(前年同期比2.8%減)となりました。利益面では、当第3四半期の受注の急回復や、労務費の削減効果もあり、1億円の営業利益(前期は営業利益2百万円)となりました。」
欧州事業は受注回復と労務費削減により1億円の営業利益となり、前期の営業利益2百万円から改善した。一方、売上高は前年同期比2.8%減である。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の影響により、期初に受注が大幅に減少し、その後、6月以降には受注が回復してきたものの、売上高は58億円(前年同期比20.6%減)となりました。利益面では、売上減少の影響が大きく、1億円の営業損失(前期は営業利益2千万円)となりました。」
欧州事業は受注が6月以降回復したものの、売上高が前年同期比20.6%減となり、営業利益から1億円の営業損失へ転じた。 - FY2020達成有価証券報告書
「欧州においては、…スロバキア工場における生産性改善と品質の向上によるスクラップ費用の大幅削減や、基幹部品を欧州現地調達に切り替えるなど材料費の購入価格低減に取り組んだ結果、営業利益は1億円(前期は営業損失7億円)となりました。」
欧州事業は、2020年3月期に営業利益1億円となり、2019年度の黒字化目標に続き、2020年度黒字化目標に対する年間ベースの達成が示された。 - FY2020-Q3前進有価証券報告書
「利益面では、受注減の影響があったものの、スロバキア工場における生産性改善と品質の向上によるスクラップ費用の大幅削減や、基幹部品を欧州現地調達に切り替えるなど材料費の購入価格低減に取り組んだ結果、営業利益は2百万円(前年同期は営業損失8億円)となりました。」
欧州事業は受注減の影響を受けながらも、スロバキア工場の生産性・品質改善と欧州現地調達化により、前年同期の営業損失から営業利益へ転換した。 - FY2020-Q2前進有価証券報告書
「利益面では、受注減の影響があったものの、スロバキア工場における生産性改善と品質の向上によるスクラップ費用の大幅削減や、基幹部品を欧州現地調達に切り替えるなど材料費の購入価格低減に取り組んだ結果、営業利益は2千万円(前年同期は営業損失6億円)となりました。」
欧州事業は前年同期の営業損失6億円から当期2千万円の営業利益となり、2020年度黒字化目標に向けた進展が示された。 - FY2020-Q1前進有価証券報告書
「利益面では、受注減の影響があったものの、スロバキア工場における生産性改善と品質の向上によるスクラップ費用の大幅削減や、基幹部品を欧州現地調達に切り替えるなど材料費の購入価格低減に取り組んだ結果、営業利益は1億円(前期は営業損失2億円)となりました。」
欧州事業は前年同期の営業損失2億円から当期1億円の営業利益となり、2020年度黒字化目標に向けた四半期ベースの進展が示された。 - FY2019後退有価証券報告書
「もう一つの欧州拠点であるフランスのアラス工場においては、競争力向上のために現地マネジメントの強化を図り、生産体制を整えるとともに生産性の改善に取り組んでおり、早期の黒字化の達成と次期モデルの受注確保に努めております。」
従前の2020年度黒字化という期限は記載されず、「早期の黒字化」へ表現が弱まっている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「欧州事業としては、フランスで生産している摩擦材事業の製品群に高性能量販車用製品を加えるなど、選択と集中を踏まえた新たな経営計画を策定中であり、こちらについても2020年度の黒字化を目指して諸施策を実行する計画です。」
フランスの摩擦材製品群への高性能量販車用製品追加等により、2020年度の欧州事業黒字化を目指す計画を再確認している。 - FY2019-Q1初出有価証券報告書
「欧州事業としては、フランスで生産している摩擦材事業の製品群に高性能量販車用製品を加えるなど、選択と集中を踏まえた新たな経営計画を策定中であり、こちらについても2020年度の黒字化を目指して諸施策を実行する計画です。」
フランスの摩擦材製品群への高性能量販車用製品追加などを通じ、欧州事業を2020年度に黒字化する目標を示している。