海外売上依存と新興国情勢
FY2016に初出。19回の記載のうち14回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載は2026-08-03。
三菱自動車工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年遅い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに2社。
- 2026-08-03悪化決算
「中東情勢の緊迫化に加え、燃料価格の高止まりや金利上昇の影響を受け、中東やアセアン、豪州などで需要が軟化し、市場競争も激化しました。」
海外事業を取り巻く環境について、中東情勢の緊迫化、燃料価格の高止まり、金利上昇、需要軟化が同時に示された。 - FY2026顕在化有価証券報告書
「特に2026年に入ってからは、中東情勢の悪化等により地政学リスクが顕在化し、不確実性は一段と高まりました。」
海外事業・新興国情勢のリスクについて、中東情勢の悪化に伴う地政学リスクが実際に顕在化し、不確実性が高まったと記載された。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「米国における関税政策の不透明感は一部解消され、環境規制についても緩和の動きが見られる一方で、中国メーカーを中心とした価格競争は一段と激化しており、米中対立等を背景とした供給懸念や経済停滞など、地政学的・マクロ経済的な不確実性は依然として高い状況です。」
海外事業を取り巻くリスクについて、中国メーカーを中心とする価格競争の激化、供給懸念、経済停滞、地政学的・マクロ経済的な不確実性が引き続き示された。グローバル販売台数も384千台となった。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当連結会計年度は、タイ・インドネシアの自動車需要回復の遅れや、世界的な車両供給制約が緩和されたことで販売競争が再び激化するなど、当社グループを取り巻く経営環境は厳しさを増しました。」
海外売上依存のもと、タイ・インドネシアの需要回復遅延と供給制約緩和後の競争激化が、通期の厳しい経営環境として継続・具体化した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「一方で今後を見据えると、アセアンでの市況回復遅れや政治経済の変動、世界各地で続く紛争の影響など、我々を取り巻く環境は楽観視できない状況が続くと想定されます。」
海外事業を取り巻くリスクについて、アセアンの回復遅れに加え、政治経済の変動や世界各地の紛争が今後の不確実要因として明示された。 - FY2024悪化有価証券報告書
「結果、通期販売台数はグローバルで前年度比2%減の81万5千台、通期売上高は前年度比13%増の2兆7,896億円となりました。」
海外売上依存の事業構造のもと、グローバル販売台数は81万5千台、前年度比2%減となった。売上高は増加したが、アセアンの一部地域で自動車総需要が大幅に減少するなど厳しい環境が記載されている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「アセアン各国の総需要は、インフレ、金利高、販売金融審査の厳格化などを背景に、想定を下回って推移し、価格競争も激化しております。」
海外売上依存のもとで、アセアンの需要下振れ要因としてインフレ、金利高、販売金融審査の厳格化が具体化し、地域販売の減少として影響が表れている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「2023年度上期は、船腹・半導体不足に加え、アセアンを中心とした総需要減退やインフレ等を起因とする資材費の高止まりなど、厳しい経営環境となりました。」
海外売上依存の事業構造のもと、アセアンを中心とした総需要減退、インフレ、船腹・半導体不足が同時に生じ、海外事業を取り巻く環境の厳しさが続いている。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期から、新型コロナウイルス感染症拡大による行動制限は各地域で徐々に緩和されてきました。一方で、半導体不足に起因する生産制約が続いており、当社の販売にも影響を及ぼしています。こういった経営環境のもと、販売の質改善を推進し為替の追い風と合わせ、当社収益は前年同期比で大幅に改善しております。」
海外依存事業を取り巻く環境について、各地域の行動制限が徐々に緩和され、収益が前年同期比で大幅に改善した。一方、半導体不足による生産制約は継続している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「前年度の新型コロナウイルス感染症拡大による販売台数大幅減からは一定の回復が見られましたが、感染再拡大によりアセアン諸国を中心に断続的に繰り返されるロックダウン、半導体供給不足による需給ひっ迫など、当第2四半期連結累計期間は厳しい外部環境が継続し、当社の販売も影響を受けました。」
前年度の販売急減からは回復したものの、感染再拡大、アセアンのロックダウン、半導体供給不足による外部環境の厳しさが継続し、海外事業への影響が続いている。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「この結果、当社グループの売上高は4,319億円(前年同期比+2,024億円、同+88%)、営業利益は、新車効果等による販売台数増及び販売構成の改善、販売費抑制効果及び前年度より実施してきたコスト削減効果等により大幅に改善し、106億円(前年同期は営業損失533億円)となりました。」
海外売上依存の事業構造のもとで、前年同期に大きく落ち込んだ販売・収益が回復し、売上高は前年同期比88%増、営業利益は106億円となった。海外需要リスクの業績影響は一時的に縮小した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「主力のアセアンは、第1四半期で底打ちをしていますが、そこからの回復度合は当社が期初に想定していた水準に達しておらず、同地域における当社の販売台数は132千台(前年同期比△100千台)となりました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間のグローバル販売台数は569千台(前年同期比△307千台、同△35%)となりました。」
海外売上依存の事業構造のもと、アセアンの回復が期初想定を下回り、グローバル販売台数も前年同期比35%減となった。世界需要の一部回復に対し、当社の主力地域では回復の遅れが続いている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「これらの結果、当第2四半期連結累計期間のグローバル販売台数は351千台(前年同期比△241千台、同△41%)となりました。」
海外売上依存の事業構造のもと、アセアン、豪州・ニュージーランド、日本、中国他、北米、欧州など全地域で販売が減少し、グローバル販売台数が前年同期比41%減となった。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「主な地域別の販売状況は次のとおりです。いずれの地域においても、経済活動制限の影響で販売台数が減少しています。」
海外売上依存のもと、アセアン、豪州・ニュージーランド、日本、中国他、北米、欧州など全地域で販売台数が減少し、世界各地域の需要悪化リスクが実績として拡大した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当社グループの前連結会計年度売上高に占める海外売上高比率は約8割であり、日本の他、アセアン、オセアニア、北米、欧州等の各国で事業を展開しています。これらの地域で政治・経済情勢及び社会情勢が急激に変化し、当社の想定した範囲を超えて自動車需要が大きく悪化した場合、当社グループが掲げる経営戦略や事業計画の達成が困難となり、当社グループの経営成績又は財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。」
海外売上高比率約8割の事業構造のもと、世界各地域の需要悪化と新型コロナウイルス感染症等の急激な情勢変化が、経営戦略・事業計画の達成に影響するリスクとして具体化した。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当社グループの前連結会計年度売上高に占める海外売上高比率は約8割であり、日本のほか、当社グループの今後の地域戦略の中心を担うアセアン諸国その他の新興市場国等の経済情勢及び社会情勢が変化した場合、当社グループの経営成績又は財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。」
海外売上高比率約8割を背景に、アセアンその他の新興市場国の経済・社会情勢による影響可能性を引き続きリスクとして記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当連結会計年度売上高に占める海外売上高比率は約8割であり、日本のほか、当社グループの今後の地域戦略の中心を担うアセアン諸国その他の新興市場国等の経済情勢及び社会情勢が変化した場合、当社グループの経営成績又は財政状態に重大な影響を及ぼす可能性がある。」
海外売上高比率約8割を背景に、アセアン等の経済・社会情勢、法制・税制、政治情勢、インフラ、人材、テロ、伝染病をリスクとしている。