安全・品質問題によるブランドイメージへの影響
FY2016に初出。28回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q1。直近の記載は2026-10-17。
トヨタ自動車がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。27社中9社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに5社。
- 2026-10-17顕在化newspicks.com
「トヨタ『RAV4 PHEV』をリコール…モーター制御に不具合、走行不能のおそれ」
RAV4 PHEVでモーター制御の不具合が発生し、走行不能のおそれからリコールに至ったと報じられた。 - 2026-08-04悪化業績予想の修正
「品質保証に係る負債 2,097,943 2,141,815」
品質保証に係る負債は前連結会計年度末の2,097,943百万円から第1四半期末の2,141,815百万円へ増加した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「品質保証に係る負債の期末残高は2,097,943百万円です。」
品質保証に係る負債は前年度末の1,965,748百万円から2,097,943百万円へ増加した。リコール等の市場処置に係る負債も1,236,465百万円から1,431,112百万円へ増加している。 - 2026-05-08悪化決算
「品質保証に係る負債 1,965,748 2,097,943」
品質保証に係る負債は前年度末の1,965,748百万円から2,097,943百万円へ増加した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,965,748 1,998,031」
品質保証に係る負債は2025年3月末の1,965,748百万円から2025年9月末の1,998,031百万円へ増加し、安全・品質問題に伴う負担が拡大した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「この増加は、主に為替変動の影響9,050億円、品質関連費用2,750億円および労務費1,700億円の増加によるものです。」
品質関連費用が2,750億円の増加要因となり、品質保証に係る負債も前年度末の1,836,314百万円から1,965,748百万円へ増加した。品質・認証問題に伴う負担が拡大している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,836,314 1,814,940」
品質保証に係る負債は2024年3月末の1,836,314百万円から2024年9月末の1,814,940百万円へ減少した。一方、品質・認証問題に関する負担や訴訟等は継続している。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「また、当社においても、2024年1月26日の国土交通省からの指示に基づき、型式指定申請に関する調査を進める中、2014年以降、すでに生産を終了している車種を含め、7車種において国が定めた基準と異なる方法で試験を実施していたことが判明し、5月31日に国土交通省に報告しました。」
日野・ダイハツに続き、トヨタ自身でも7車種の認証試験方法・データに関する問題が判明し、安全・品質およびブランド・イメージのリスクが現実化した。品質保証に係る負債も期末で1,836,314百万円となった。 - FY2024-Q3品質保証負債が前四半期比減少、年度末比増加有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,686,357 1,806,249」
品質保証に係る負債は2023年3月末の1,686,357百万円から2023年12月末の1,806,249百万円へ増加した一方、前四半期末の1,839,034百万円からは減少した。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,686,357 1,839,034」
品質保証に係る負債は2023年3月末の1,686,357百万円から2023年9月末の1,839,034百万円へ増加し、安全・品質問題に伴う負担が拡大した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,686,357 1,780,077」
品質保証に係る負債は2023年3月末の1,686,357百万円から2023年6月末の1,780,077百万円へ増加し、安全・品質問題に伴う負担が拡大した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「例えば、2022年3月4日、連結子会社の日野自動車㈱は、日本市場向け車両用エンジンの排出ガスおよび燃費に関する認証申請における不正行為を確認し、公表しました。また、2023年4月28日、連結子会社のダイハツ工業㈱は、同社が開発した海外向け車両の側面衝突試験の認証申請における不正行為を確認し、公表しました。」
日野に続きダイハツでも認証申請の不正行為が確認・公表され、安全・品質問題によるブランドイメージおよび顧客信頼へのリスクが新たに現実化した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,555,711 1,716,014」
品質保証に係る負債は2022年3月末の1,555,711百万円から2022年12月末の1,716,014百万円へ増加し、当第1四半期末の1,674,232百万円からも増加した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,555,711 1,719,378」
品質保証に係る負債は2022年3月末の1兆5,557億11百万円から2022年9月末の1兆7,193億78百万円へ増加し、当第1四半期末の1兆6,742億32百万円からも増加した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,555,711 1,674,232」
品質保証に係る負債は2022年3月末の1,555,711百万円から2022年6月末の1,674,232百万円へ増加した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「2021年7月20日、当社および連結子会社のトヨタモビリティ東京㈱は、レクサス高輪における指定整備の一部の検査において、基準を満たす値への書き換えや、一部の検査を実施しなかった事実を公表いたしました。また、全国販売店4,852拠点の総点検を実施した結果、複数の店舗で不正が行われていたことが判明いたしました。」
販売店での検査不正が判明し、ブランド・イメージ、品質保証および顧客信頼に関するリスクが実際の事象として現れた。品質保証に係る負債も前年度末の1,482,872百万円から1,555,711百万円へ増加した。 - FY2022-Q3品質保証負債が前四半期比増加、年度末比減少有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,482,872 1,468,174」
品質保証に係る負債は2021年3月末の1,482,872百万円から1,468,174百万円へ減少した一方、前四半期末の1,448,755百万円からは増加した。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,448,755」
品質保証に係る負債は2021年9月30日時点で1,448,755百万円となり、2021年3月31日時点の1,482,872百万円から減少した。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,454,227」
品質保証に係る負債は2021年6月30日時点で1,454,227百万円となり、2021年3月31日時点の1,482,872百万円から減少した。 - FY2021対処有価証券報告書
「品質保証に係る負債の期末残高は1,482,872百万円です。」
品質保証に係る負債は前年度末の1,552,970百万円から1,482,872百万円へ減少した。リコール等の市場処置に係る負債も1,034,981百万円となった。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,437,861」
品質保証に係る負債は2020年12月31日時点で1,437,861百万円となり、2020年9月末の1,449,433百万円から減少した。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,449,433」
品質保証に係る負債は2020年9月30日時点で1,449,433百万円となり、2020年3月末の1,552,970百万円および2020年6月末の1,490,291百万円から減少した。 - FY2021-Q1対処有価証券報告書
「品質保証に係る負債 1,490,291」
品質保証に係る負債は2020年6月30日時点で1,490,291百万円となり、2020年3月31日時点の1,552,970百万円から減少した。 - FY2020対処有価証券報告書
「上記の諸経費の減少・低減努力は、主に品質関連費用2,350億円の減少によるものですが、研究開発費650億円、労務費600億円および経費ほか550億円の増加などにより、一部相殺されています。」
リコール等の市場処置の実払い減少に伴い品質関連費用が2,350億円減少し、品質保証にかかる債務の期末残高も1兆7,692億75百万円から1兆5,531億13百万円へ減少した。 - FY2019品質関連費用減少と品質保証債務増加が併存有価証券報告書
「上記の諸経費の増加は、主に労務費450億円、減価償却費200億円および経費ほか1,900億円の増加によるものですが、品質関連費用750億円の減少などにより、一部相殺されています。」「品質保証にかかる債務の期末残高は1,769,275百万円です。」
リコール等の実払い減少により品質関連費用は750億円減少した一方、品質保証にかかる債務の期末残高は前年度の1,702,312百万円から1,769,275百万円へ増加した。 - FY2018対処有価証券報告書
「上記の諸経費の減少ほかは、主に品質関連費用3,000億円の減少によるものですが、労務費750億円、減価償却費500億円および経費ほか900億円の増加などにより一部相殺されています。」
リコール等の市場処置の実払い減少に伴い品質関連費用が3,000億円減少し、前年度に費用・債務として現実化した品質リスクの業績影響が低下した。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「品質関連費用の増加は、主に当連結会計年度にリコール等の市場処置の実払いが増加したことに伴い債務の見積り計上額が増加したことによるものです。」
リコール等の実払い増加に伴う品質関連費用3,100億円の増加、品質保証債務1兆6,969億円への増加が記載され、品質リスクが費用・債務として現実化している。 - FY2016,有価証券報告書
「トヨタが、安全で高品質の製品を提供することができない、または、リコール等の市場処置が必要であるにもかかわらず迅速な対応がなされないなどの結果、トヨタのブランド・イメージを効果的に維持し発展させることができなかった場合、自動車の販売台数の減少や販売価格の低下などが起きる可能性があります。」
当年度にはパワーウィンドウスイッチ、無段変速機、エアバッグインフレーターなどのリコールが記載されており、品質・安全リスクが実際の市場処置として現れている。