EEVによる生命保険事業の長期価値開示
FY2016に初出。14回の記載のうち3回が「前進」で、最初の「前進」はFY2018。直近の記載は2026-08-07。
かんぽ生命保険がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。
直近の記載が「実績引用」なのは、ほかに1社。
- 2026-08-07実績引用決算説明資料
「EV1は、国内株価上昇による国内株式の含み益の増加等により、前年度末比+1,913億円の4兆4,479億円(+4.5%)となった」
経済価値ベースの計測方法によるEVについて、国内株価上昇等を要因とする2026年3月末からの増加実績を開示した。 - FY2026再定義有価証券報告書
「このたび、2026年3月末の経済価値ベースのソルベンシー規制導入を踏まえ、当事業年度末のEVについては、経済価値ベースのバランスシートにおける連結純資産から、株主に帰属しない要素を控除したものとして計算する方法(以下「新基準」といいます。)に変更しております。」
EVの計算方法を旧基準から新基準へ変更した。新基準による2026年3月末EVは4兆2,565億円だが、前年度末は旧基準であり、単純比較には方法変更の影響が含まれる。 - FY2025EEV微減と新契約価値改善有価証券報告書
「EEV 39,650 39,408 △241 新契約価値 208 679 470」
EEVは前年度末の3兆9,650億円から3兆9,408億円へ241億円減少した一方、新契約価値は208億円から679億円へ増加した。 - FY2024対処有価証券報告書
「EEV 34,638 39,650 5,012」
EEVは前年度末の3兆4,638億円から3兆9,650億円へ増加した。新契約価値もマイナス74億円から208億円へ改善し、プラスに転じた。 - FY2023悪化有価証券報告書
「EEV 36,189 34,638 △1,550」
EEVは前年度末の3兆6,189億円から3兆4,638億円へ1,550億円減少した。新契約価値はマイナス74億円で、前年のマイナス115億円から改善したものの、なおマイナスである。 - FY2022悪化有価証券報告書
「EEV 40,262 36,189 △4,072」
EEVは前年度末の4兆262億円から3兆6,189億円へ4,072億円減少した。新契約価値はマイナス115億円で、規模は小さいもののマイナスが続いている。 - FY2021前進有価証券報告書
「EEV 33,242 40,262 7,019 (中略) 新契約価値 606 △127 △733」
EEVは前年度末の3兆3,242億円から4兆262億円へ増加した一方、営業活動自粛の影響で新契約価値は606億円からマイナス127億円へ低下した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「EEV 39,257 33,242 △6,015」
EEVは前期末の3兆9,257億円から3兆3,242億円へ6015億円減少し、保有契約価値は1兆6,886億円から1兆1,118億円、新契約価値は2,238億円から606億円へ減少した。 - FY2019前進有価証券報告書
「EEV 37,433 39,257 1,824 保有契約価値 16,068 16,886 818 新契約価値 2,267 2,238 △29」
EEVは3兆7,433億円から3兆9,257億円へ増加し、保有契約価値も増加した。新契約価値は微減した一方、新契約マージンは5.46%から5.93%へ上昇した。 - FY2018前進有価証券報告書
「EEV 33,556 37,433 3,876 修正純資産 19,652 21,364 1,712 保有契約価値 13,904 16,068 2,164 新契約価値 368 2,267 1,898」
EEVは前期末の3兆3,556億円から3兆7,433億円へ増加し、新契約価値も368億円から2,267億円へ増加した。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社のEEVは以下のとおりであります。」
EEVを継続開示し、平成29年3月末のEEVは3兆3,556億円、保有契約価値は1兆3,904億円となった。一方、新契約価値は368億円に減少した。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社のEEVは、平成28年3月末において27,183億円となっており、EV(エンベディッド・バリュー)の成長率を示すRoEV(リターン・オン・エンベディッド・バリュー)の平成24年度から平成27年度における過去4年平均は8.5%となっております。」
法定会計を補完する長期価値指標としてEEVを開示し、27,183億円と過去4年平均RoEV8.5%を示している。