半導体・FPD市場の循環的な需要変動
FY2016に初出。28回の記載のうち12回が「対処」で、最初の「対処」はFY2020-Q1。直近の記載は2026-10-09。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。66社中43社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに33社。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「半導体製造装置市場におきましては、2026年以降、先端ロジックファウンダリやDRAM向けの投資が急拡大しており、NAND向けの投資計画も出始めました。さらに、中国市場向けも好調が継続する見通しです。FPD分野におきましては、2026年に入り中国向けを中心に設備投資が増加しております。」
半導体・FPD市場の循環的な低迷に対し、先端ロジック・DRAM投資の急拡大、NAND投資計画の出現、中国市場の好調継続及びFPD投資増加が記載された。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「その結果、2024年9月以降、消耗品の受注が急回復し、また、新規顧客からの受注も順調に推移しました。」
半導体市場の循環的な停滞に対し、顧客在庫の解消傾向、消耗品受注の急回復及び新規顧客受注の順調な推移が記載された。 - FY2024対処有価証券報告書
「半導体製造装置市場の改善が見られ始めるとともに、部品在庫の改善の動きも顕著になりました。FPD分野におきましても、液晶向け設備投資の停滞が続く一方で、IT機器向けのG8 OLED設備投資が拡大し始めました。」
半導体では市場・在庫改善、FPDではG8 OLED投資拡大が記載され、循環的な市場低迷から回復側の動きが進んだ。 - FY2024-Q3在庫整理進展下の半導体・OLED回復有価証券報告書
「当社の主な販売分野である半導体分野では、一部ロジック向けに先送りの動きが見られましたが、メモリ向けの計画は増加傾向にあります。FPD分野では、G8 OLED(有機EL)の投資の一部に若干後ずれの動きが見られましたが、OLED全体の投資計画は増加傾向にあります。」
半導体・FPD市場では、一部ロジック投資やG8 OLED投資の後ずれが残る一方、メモリ計画とOLED全体の投資計画が増加傾向となり、市場内の回復と分化が更新された。 - FY2024-Q2市場低迷下の地域・投資対象別分化有価証券報告書
「半導体分野では、半導体需要の低迷が続くなか、半導体製造装置市場では、中国市場向けに活況が見られましたが、先端設備向けの投資は停滞が続きました。なお、一部の先端DRAMの投資が拡大するなど、足もとでは回復の兆しが見られます。」
半導体市場の循環的な低迷が続く一方、中国市場向けの活況、先端設備投資の停滞及び一部先端DRAM投資の拡大が併記され、市場内の分化が示された。 - FY2023悪化有価証券報告書
「半導体分野では、半導体需要の鈍化に伴う半導体製造装置部品の在庫調整が続いており、市場は低調に推移いたしました。FPD分野では、低調ながらG6 OLED(有機EL)で投資計画は続くもののG10.5液晶パネル向け投資が減少したことにより、市場は停滞いたしました。」
半導体では需要鈍化と部品在庫調整が続き、FPDではG10.5液晶投資の減少により市場停滞が続いた。循環的な需要変動が通期の市場低迷として現れている。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「半導体分野では、半導体需要の鈍化に伴う半導体製造装置部品の在庫調整が続いており、市場は低調に推移いたしました。FPD分野では、低調ながらG6 OLED(有機EL)で投資計画は続くもののG10.5液晶パネル向け投資が減少したことにより、市場は停滞いたしました。」
半導体では想定以上の在庫調整、FPDではG10.5液晶投資の減少が生じ、半導体・FPD市場の循環的な需要変動が市場低迷として一段と明確になった。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「半導体分野では、半導体需要の鈍化に伴い半導体製造装置にも停滞感が続いております。FPD分野におきましては、低調ながらG6 OLED(有機EL)で投資計画はつづくもののG10.5液晶パネル投資が減少したことにより、市場は停滞いたしました。」
半導体需要の鈍化、製造装置の停滞感及びG10.5液晶投資の減少によるFPD市場停滞が記載され、循環的な需要変動リスクが実際の市場低迷として現れている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「主な販売分野である半導体とFPDの市場は景気変動に伴い大幅な需要の変動が起こります。」
半導体・FPD市場における景気循環と需要変動のリスクが継続して記載されている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「当社の主な販売分野である半導体分野では、世界的な半導体不足を背景に、特にロジック向けの需要が拡大し、市場環境は過去最高の水準が続きました。FPD分野におきましては、前期の停滞からは回復し、過去ピークに比べると低水準ではありますが、中国向けの中小型OLED(有機EL)投資やG10.5液晶パネル投資がおおむね好調に推移いたしました。」
半導体市場は過去最高水準が続き、FPD市場も前期の停滞から回復した一方、過去ピークに比べると低水準との認識が併記されている。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当社の主な販売分野である半導体分野におきましては、メモリ需要が拡大しているなか、ロジック向けの需要も急拡大し、市場環境は過去最高水準にあります。FPD分野におきましては、中国向けのG6 OLED(有機EL)投資が回復傾向であり、G10.5液晶パネル投資にも回復が見られました。」
半導体市場が過去最高水準にあり、FPDでも中国向けG6 OLED及びG10.5液晶投資が回復しているとの説明が継続している。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「半導体分野では、メモリ需要が拡大しているなか、ロジック向けの需要も急拡大し市場環境は過去最高水準にあります。FPD分野では、一時停滞がみられたものの中国向けのG6 OLED(有機EL)投資が急回復し、G10.5液晶パネル投資にも回復がみられました。」
半導体市場が過去最高水準となり、FPDでもG6 OLED及びG10.5液晶投資に回復がみられたため、循環的な市場停滞リスクに対する回復側の動きがさらに進んだ。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「当社の主な販売分野である半導体分野では、ファウンダリ向けの投資案件が好調に続くなか、メモリ向けの需要も拡大しました。また、現時点におきましても本年内の半導体投資計画は好調に推移する見通しです。FPD分野では、一時停滞がみられたものの当初想定に比べ中国向けのG6 OLED(有機EL)投資やG10.5液晶パネル投資に回復の動きがみられました。今後もFPD投資計画の回復傾向はしばらく継続する見通しです。」
半導体ではファウンダリ投資の好調継続とメモリ需要の拡大、FPDでは中国向けG6 OLED及びG10.5液晶投資の回復が記載され、市場停滞リスクへの回復側の動きが進んでいる。 - FY2021-Q1市場回復と投資対象の入れ替わり有価証券報告書
「半導体分野におきましては、米中間の問題に関連し一部に設備投資先送りの動きがありましたが、期中に回復傾向が出始めました。FPD分野におきましては、G10.5液晶向けの投資が一段落しましたが、G6 OLED(有機EL)向けの投資が継続しました。また、停滞していたスマートフォン向けの設備投資に再開の動きも出始めました。」
半導体・FPD市場では一部投資先送りやG10.5液晶投資の一段落がある一方、半導体投資の回復、G6 OLED投資の継続及びスマートフォン向け投資の再開が記載され、市場内で投資対象が入れ替わっている。 - FY2020対処有価証券報告書
「半導体分野におきましては、米中間の問題に関連し設備投資に一時的な先送りや、新型コロナウイルス感染症の影響からスマートフォン向けの需要に一部停滞が見られましたが、サーバ―向けの設備投資を中心に好調に推移しました。」
米中間の問題や感染症による一部停滞は残るものの、サーバー向け投資、メモリ向け投資及び大型EBW受注など回復側の動きが通期で確認された。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「半導体分野では、ロジック向けの投資案件が好調に続くなか、メモリ向けの需要も拡大しました。なお、設備投資については一部で遅れが見られるものの、大勢には影響なく拡大傾向が続きました。FPD分野では、中国向けのG6 OLED(有機EL)投資やG10.5液晶パネル投資が好調に推移いたしました。」
半導体・FPD市場では一部投資の遅れが残るものの、ロジック投資の好調、メモリ需要の拡大、中国向けG6 OLED・G10.5液晶投資の好調が記載され、市場停滞からの回復側の動きが進んだ。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「高水準のCPU需要やスマートフォン向けの需要に向けてロジック向け設備投資が好調に推移いたしました。また、FPD分野においては中国において大型の液晶パネル工場の設備投資が続くほか、新たな有機EL工場の新設計画が動き始めました。このような経済状況のもと、当社では、ロジック向けの受注が高まった他、3D NAND向けの受注も再開いたしました。」
半導体・FPD市場の循環的な停滞リスクが残るなか、ロジック向け投資の好調、3D NAND向け受注の再開、中国の大型液晶投資継続及び新たな有機EL工場計画の始動が記載され、回復側の動きが進展している。 - FY2019市場停滞継続下の回復進展有価証券報告書
「当社の主な販売分野である半導体業界におきましては、市場環境の悪化に伴う設備投資の中止や先送りが継続していましたが、ロジック*1向けの設備投資の回復が先行して始まり、年度末にかけては、メモリ*2メーカー向けで設備投資再開の動きが出始めるなど、回復傾向がみられております。FPD業界におきましては、大型液晶向け設備投資が高水準で推移するなか、停滞していた中小型有機EL投資が再開しました。しかし、一方で、中国向けの大型液晶投資には、一部に中断の動きが出ております。」
半導体・FPD市場では停滞が続く一方、ロジック投資、中小型有機EL投資及び一部メモリ投資に回復・再開の動きがみられた。ただし中国大型液晶投資には一部中断が生じた。 - FY2019-Q3市場停滞継続と回復兆候有価証券報告書
「半導体分野では、全体的には停滞感が漂うなかでも、ロジック※1向け設備投資には回復が続き、一部のメモリ※2メーカー向けに部品需要が再開するなど、回復傾向が出始めています。FPD分野では、中国における中小型有機パネル設備投資案件が動き始めており、当社への引き合いと受注は拡大し始めております。」
半導体・FPD市場全体には停滞感が残る一方、ロジック投資の回復、一部メモリ需要の再開、中国中小型有機パネル案件の始動という回復兆候も併記されている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「停止していた3D NAND向けの設備投資については、複数社で再開の動きがありながらも、現時点では、今期中に当初想定の市場環境まで回復するかは不透明さが残る状況です。」
市場循環に伴う需要変動が、メモリ向け設備投資の想定以上の停滞及び3D NAND投資の回復時期の不透明さとして継続・深刻化している。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「当期期首よりDRAMや3D NAND等のメモリー向けの需要は、需給悪化に伴い設備投資の延期など減速傾向が見られました。特に足元では、一部メーカーの投資が続いていた3D NAND投資の全てに一時停止か先送りの動きが見られました。」
半導体市場の循環的な需要変動に関連して、メモリー向け需要の減速、設備投資の延期及び3D NAND投資の停止・先送りが実際に生じたと記載している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社は、主に半導体業界及びFPD業界を対象として、その生産ラインで用いられる各種生産設備部品の製造・販売を行っていますが、半導体業界におきましてシリコンサイクル、FPD業界におきましてクリスタルサイクルと呼ばれる業界特有の好不況の波が存在します。」
半導体及びFPD市場の循環的な需要変動を主要リスクとし、消耗品等の安定販売分野への注力で影響を抑える説明が継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社の属する半導体とFPDの市場は景気変動に伴い大幅な需要の変動が起こります。これらの変動に対応するために、新分野の拡大を行うとともに固定費の抑制を主な対応策としております。」
半導体・FPD市場の循環的な需要変動を主要課題・リスクとし、新分野拡大と固定費抑制で対応する説明が継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社の属する半導体とFPDの市場は景気変動に伴い大幅な需要の変動が起こります。これらの変動に対応するために、新分野の拡大を行うとともに固定費の抑制を主な対応策としております。」
半導体のシリコンサイクル、FPDのクリスタルサイクルによる需要変動を主要リスクとして記載している。