原燃料供給停止・サプライチェーン切断による操業制限
FY2020に初出。9回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q3。直近の記載は2026-08-07。
東亞合成がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。131社中32社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに36社。
- 2026-08-07対処決算説明資料
「中東情勢による原料調達制限が発生したものの、生産・出荷体制を維持し安定供給を継続。」
原料調達制約が発生する一方、生産・出荷体制を維持して安定供給を継続したことが示され、供給網リスクへの対応が実績として記載されている。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「アクリルモノマーは、一部製品の販売終了に加え、中東情勢の影響による原料調達制約に伴い販売数量が減少したことから、減収となりました。」
複数購買等による供給体制整備を進めてきた一方、中東情勢に伴う原料調達制約がアクリルモノマーの販売数量減少・減収として実際に現れ、供給網リスクが悪化している。 - 2026-04-28顕在化決算
「当社におきましても、一部原料の調達制約が生じております。」
原料調達制約が当四半期の事業活動に実際に生じている。 - FY2023対処有価証券報告書
「複数購買の実施および調達先との継続的なコミュニケーション等を図り、安定的な供給体制の構築に努めています。」
調達先の事故・生産停止・倒産による供給停止リスクを継続する一方、複数購買と調達先との継続的なコミュニケーションによる対応策を具体化している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間(2022年1月1日から2022年6月30日まで)の世界経済は、半導体不足をはじめ、中国でのロックダウンやロシアのウクライナ侵攻などによる、サプライチェーンの混乱や原燃料および資源価格の高騰により、先行きに対する不透明感が一段と強まりました。」
従来の調達先事故・生産停止等による原燃料調達リスクに加え、半導体不足、中国ロックダウン、軍事侵攻に伴うサプライチェーン混乱と原燃料価格高騰が事業環境として継続・拡大している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「ロシアのウクライナ軍事侵攻による、エネルギー価格のさらなる上昇、原材料や部品の調達不安、インフレ圧力の高まりなど、先行きに対し急速に不透明感が増しました。」
従来の調達先事故・生産停止等による原燃料調達不能リスクに加え、原材料・部品の調達不安が実際の事業環境の不透明要因として示され、供給網リスクが拡大している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「また、半導体不足も加わり、サプライチェーンの混乱が生産活動に影響をおよぼすなど、世界経済は、安定せず不透明な状況が続きました。」
従来の原燃料調達不能リスクに加え、半導体不足やサプライチェーン混乱が実際に生産活動へ影響したと記載しており、供給網リスクの対象と影響が広がっている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「アクリルモノマーは全般的に需要が回復し、海上輸送の混乱がありましたものの、その影響は軽微にとどまり、販売数量はシンガポール子会社も含め増加し増収となりました。」
海上輸送の混乱というサプライチェーン上の事象が実際に発生したが、アクリルモノマーへの影響は軽微にとどまったと記載している。 - FY2020初出有価証券報告書
「調達先の事故、生産停止、倒産などの事情によって、製造に不可欠な原燃料が調達できない場合、当社グループの操業が停止する可能性があります。」
調達先の事故、生産停止、倒産による原燃料調達不能と操業停止を、独立したサプライチェーンリスクとして初めて記載している。