内食・中食向け販売による外食向け需要低迷の補完
FY2020-Q2に初出。14回の記載のうち11回が「再定義」で、最初の「再定義」はFY2020-Q3。直近の記載はFY2026-H1。
ラクト・ジャパンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。15社中5社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに1社。
- FY2026-H1再定義有価証券報告書
「このような事業環境下、当社グループにおいては、国内の乳製品原料およびチーズの需要が弱含んだことや国産脱脂粉乳在庫の対策事業の影響などにより、日本、アジアともに乳原料販売で苦戦を強いられました。」
内食・中食による外食需要低迷の補完を中心とした従来の構図から、国内・アジアの乳原料販売自体が需要弱含みと在庫対策の影響を受ける構図へ変化した。 - FY2024再定義有価証券報告書
「国内の食品業界においては、業務用を中心に幅広い食品で需要回復傾向が強まったことに加え、原材料価格の高騰・人件費や物流費などの増加分を反映した値上げにより、多くの企業が好調な業績を上げましたが、物価上昇により消費者の購買意欲が低下傾向にあることから、先行きは予断を許さない状況となっております。」
内食・個人向け需要の低迷を業務用需要で補完する構図が継続し、業務用需要は回復する一方、物価上昇が消費者需要を下押しする構図となった。 - FY2024-Q2再定義有価証券報告書
「国内の食品業界におきましては、幅広い食品における値上げの影響から消費者の節約志向が強まり、内食・個人向けの需要は伸び悩みましたが、インバウンド消費の増加などにより、外食向けなど業務用需要が堅調に推移しました。」
内食・個人向け需要を業務用向け販売で補完する従来の構図から、インバウンド消費を背景に業務用需要が堅調となる一方、値上げで個人向け需要が伸び悩む構図へ変化した。 - FY2024-Q1再定義有価証券報告書
「当第1四半期の国内事業は、幅広い分野の食品で需要が回復傾向となり、すべての部門において販売数量・売上高ともに前年同四半期を上回りました。」
内食・中食需要で外食需要の低迷を補完する局面から、幅広い食品分野で需要が回復し、国内全ての部門が前年同四半期を上回る局面へ変化した。 - FY2023再定義有価証券報告書
「国内の食品業界では、人流の増加とともに業務用需要が回復する一方で、春以降、食品価格の値上げが続いた影響で個人消費は伸び悩みました。」
内食・中食販売で外食向け需要を補完する局面から、業務用需要が人流回復で戻る一方、食品価格の値上げにより個人消費が伸び悩む構図へ移った。 - FY2023-Q3再定義有価証券報告書
「国内の食品業界では、人流の増加とともに業務用需要が回復する一方で、春以降、食品価格の値上げが続いた影響で個人消費は伸び悩みました。」
外食・レジャーを含む業務用需要が回復し、従来の内食・中食による補完から業務用需要自体が戻る局面へ移った一方、値上げにより個人消費は伸び悩んだ。 - FY2023-Q2再定義有価証券報告書
「国内の食品業界においては、外食・レジャーが活気を取り戻し、業務用需要が回復しましたが、原料・エネルギーコスト高をカバーするために多くの食品で値上げが実施され、家庭用需要は伸び悩みました。」
内食・中食向け販売で外食向け需要低迷を補完する局面から、外食・レジャー回復による業務用需要の回復と、値上げによる家庭用需要の伸び悩みが併存する局面へ変化した。 - FY2022再定義有価証券報告書
「国内の食品業界においては、外食・レジャー需要の回復にともない、業務用の食品原料需要は好調となりました。」
内食・中食販売によって外食向け需要低迷を補完する局面から、外食・レジャー需要の回復に伴い業務用食品原料需要自体が好調となる局面へ変化した。 - FY2022-Q3再定義有価証券報告書
「国内の食品業界においては、外食・レジャー産業に客足が戻りつつあり、業務用の食品原料の需要は回復基調となりました。」
内食・中食向け販売によって外食向け需要の低迷を補完する従来の構図から、外食・レジャー産業の客足回復と業務用食品原料需要の回復を含む構図へ変化した。 - FY2022-Q2再定義有価証券報告書
「国内の食品業界においては、行動制限の緩和に伴う経済活動の回復とともに、外食・レジャー産業向けの業務用需要が戻り基調に転じました。乳製品市場においても堅調な家庭内消費に加え、業務用需要が徐々に戻りつつあります。」
外食向け需要の低迷を内食・中食向け販売で補完する従来の構図から、家庭内消費の堅調さを維持しながら、行動制限緩和によって業務用需要も回復に向かう構図へ変化した。 - FY2021再掲有価証券報告書
「堅調な巣ごもり需要を取り込むべく積極的な販売活動を展開し、食品メーカー向けを中心に新規商売を獲得するなど、通期での販売は前期を上回る実績となりました。」
外食向け需要低迷に対し、内食・巣ごもり需要と食品メーカー向け販売を取り込んで補完する取り組みを継続している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「その一方で、「巣ごもり消費」と称される家庭内で消費される食品(内食)の需要が拡大しました。」
外食向け需要の低迷を内食向け需要の拡大が補完する構図が通期でも継続している。 - FY2020-Q3再定義有価証券報告書
「食品業界においては、外出自粛に伴う「巣ごもり消費」や、健康意識の高まりなどにより、家庭用乳製品は引き続き底堅い需要がありましたが、一方で、政府主導の「GoToトラベルキャンペーン」が感染再拡大により規模縮小を余儀なくされるなど、外食産業やレジャー産業などの回復の遅れは長期化する懸念が強まりました。」
内食向け需要が外食向け需要の低迷を補完する構図は続いているが、感染再拡大により外食・レジャー産業の回復遅延懸念が強まり、全体需要は軟調となった。 - FY2020-Q2初出有価証券報告書
「このような状況のもと当社グループは、各事業において海外拠点やサプライヤーと密接に連携をとりながら、変動する需要への適切かつ迅速な対応と原料の安定供給に努めました。その結果、商品や用途の違いによる増減はあったものの、国内外ともに急拡大した内食・中食向け商品の原料販売が外食向け販売の低迷をカバーすることとなり、販売数量は前年同期比で微減にとどまりました。」
新型コロナウイルス感染症による外食向け販売低迷に対し、内食・中食向け商品の原料販売を伸ばして補完する販売対応が初めて独立して示されている。