AI関連株の急落を背景にリスクオフが広がったものの、コアウィーブの財務負担や債務リスク、半導体株の動向と米ドルとスイスフランの為替動向が市場の焦点となった。
先週、AI向けクラウドサービスを提供するコアウィーブの株価が週間で約25%安となり、同社の債務負担は約500億ドルと報じられた。これを背景にCDSスプレッドは1000ベーシスポイントを超え、過去最高水準に達した。半導体関連の好決算にも関わらずSOX指数は8連敗、週間で約11%の下落となった。
一方で欧米市場ではAI関連需要の底堅さが依然として議論され、TSMCやASMLの動向に加え原油高と米国の金利見通しが相場を左右した。米ダウは堅調を保つ一方、ナスダックとS&Pは下落、為替は米ドルが安全資産として動かなかった。
為替市場ではリスクオフ局面にもかかわらず米ドル買いは限定的で、主要通貨に対して米ドルは弱含み。特に米ドル/スイスフランは0.82台前半へ下落し、スイスフランが相対的に強い動きを見せた。今後もハイパースケーラーの決算やFRB・日銀の動向、欧州のエネルギー情勢が市場の焦点となる見通し。