今週のドル円見通しと取引アイディアをまとめた報告で、米長期金利を抑えたAI不安が後退すればドル円は159円台へ回復する可能性があるとの見方を提示している。
今週のドル円の予想レンジは156.00〜159.50円、中心レンジは157.55〜158.95円とされ、前回から上下両端を0.50円ずつ引き下げている。米国10年債利回りが下がった要因としてAI関連の不安が挙げられ、12月の利上げが織り込まれる中での動きと分析されている。
足元のドル円は前回の記事のレンジを上抜けする場面もあったが、米9月CPIコアが予想を上回っても大幅には上昇せず、レンジ内での動きにとどまっている。今後は米10年債利回りの動向と日本のCPIが日銀の12月利上げ観測に影響を与えるかが焦点となる。日銀総裁の発言は時期に触れなかったが、観測は8割弱と見込まれている。
24日16日には、日米の長期金利差と円安けん制の材料が上値・下値の動きを制約するとの見方が示されている。一次材料として日本のCPIが上振れれば日銀の12月利上げ観測が強まり、ドル円の上値を抑える可能性がある一方、米財務当局者の円安けん制発言が出ると159円近辺の水準を意識させることになる。
テクニカル的には日足ベースで25日・200日・100日移動平均線がそれぞれ157.64円・158.58円・159.46円付近で推移しており、14日RSIは中立圏の50台。今後の分岐点は158.95円と157.55円で、上抜けが158.95円を超えれば159.50円近辺まで、下抜けが157.55円を割れば156円台の目処が立つとされている。