米ドル/円は今年通じて152〜160円をコアレンジとして推移する見通しが示される一方、日米首脳の円安警戒やSNBの政策文言の変更が、クロスの動きに影響を与える状況が伝えられている。
米ドル/円はこれまでのレンジを基本として、上値の壁が160円台、下値は152円付近で押し目買いが入る展開が想定されている。9月以降、日米首脳会談を経て円安警戒の声が強まり、首脳レベルの発言が市場動向に影響を及ぼす可能性が高まっている。
ゴールドマン・サックスは9月25日付のレポートで、従来の予想を大きく引き下げ、1年後の米ドル/円を150円台にまで引き下げた。これにより円の上値は抑制される一方、クロス円の動向にも注意が必要とされている。
SNBは9月24日の会合で政策金利を0%据え置き、スイスフラン安容認の文言は示したものの、直接的な利上げ匂わせはなく、スイスフラン/円が売られる展開となっている。これにより、円高になる場面と円安圧が交錯する局面が続く見込みだ。
日米の金利差が大きく縮まらない見通しの中、政治的要因が米ドル/円の鍵として重視される。市場では円安警戒とクロス円の動きが混在し、10月末の米FOMCと日銀会合の結果次第で流れが変わり得るとの見方がある。