食材の安全性・安定調達と価格上昇
FY2016に初出。24回の記載のうち10回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q2。直近の記載は2026-07-31。
王将フードサービスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。34社中25社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに13社。
- 2026-07-31悪化決算
「原材料価格の高騰や、中東情勢の悪化に伴うナフサ不足に端を発した包材費・店舗建築費の急騰など、さまざまなコストの上昇が収益を強く下押しする要因となっている」
原材料価格上昇に加えて、中東情勢とナフサ不足に伴う包材費・店舗建築費の急騰を明示した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「食材の産地、当社工場、及び輸送経路に、何らかの事件や事故、災害等による被害が発生した場合や、異常気象、天候不順などの気候変動により食材の極端な品薄や価格の上昇があった場合、並びに地政学的リスクに伴うエネルギー・資材価格の高騰が生じた場合、食材の安定的な確保に問題が生じる可能性があります。」
従来の安全・安定調達・価格上昇リスクに加え、豚熱、鳥インフルエンザ、地政学的リスクに伴うエネルギー・資材価格高騰を明示している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「コメをはじめとする原材料価格の高騰に加え、労働力不足の深刻化に伴う人件費の上昇、さらに店舗建築費・設備費の増大など、さまざまなコストの上昇が収益を下押しする状況が続いており」
原材料価格の高騰について、コメを明示するとともに、人件費、建築費・設備費の上昇が収益を下押しする状況を記載している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「食材の産地、当社工場、及び輸送経路に、何らかの事件や事故、災害等による被害が発生した場合や、異常気象、天候不順などの気候変動により食材の極端な品薄や価格の上昇があった場合、食材の安定的な確保に問題が生じる可能性があります。」
食材の安全性・安定調達・価格上昇リスクについて、気候変動、産地、工場、輸送経路を含めて再確認している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「慢性的な労働力不足に加え、食材原価やエネルギー価格、人件費等の大幅な上昇が続いており、その対策が急務となっております。」
食材原価やエネルギー価格の上昇が継続し、コスト対応が急務である状況を再確認している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「人件費や食材原価、エネルギー価格の大幅な上昇がコストを押し上げており、価格への転嫁を含め、その対策が急務になっております。」
食材原価・エネルギー価格の大幅上昇がコストを押し上げる状況と、価格転嫁を含む対応の緊急性を再確認している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「人件費、食材、水光熱費等のコストの大幅な上昇が収支を悪化させる」
食材価格リスクについて、人件費・食材・水光熱費を含むコストの大幅な上昇が収支を悪化させていると記載している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「ウクライナ情勢が長期化する中で、原材料価格とエネルギー価格が上昇し、世界的な金融引き締めと急激な円安が進行したことで、景気の先行きに対する不透明感が強まりました。」
従来の食材価格上昇に加え、エネルギー価格上昇、急激な円安、ウクライナ情勢の長期化を挙げ、調達・コスト環境の悪化を記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や中国のゼロコロナ政策による経済活動の抑制の影響等により景気後退リスクが高まる中で、食材価格やエネルギー価格等のさらなる上昇が予想されるなど、先行き不透明感が強まっております。」
ウクライナ情勢の長期化と中国のゼロコロナ政策を背景に、食材価格・エネルギー価格のさらなる上昇が予想されると記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「特に、食材や資源等の価格高騰は、企業収益を圧迫しつつあります。そのため、当社は本年5月14日より、一部商品の価格改定をさせていただくことといたしました。当社グランドメニュー全体の約2割の商品の価格について税抜き20円から30円の改定をし」
食材・資源価格の高騰が収益を圧迫する状況を記載し、対応としてグランドメニュー約2割の商品を税抜き20~30円値上げする価格改定を決定した。 - FY2020対処有価証券報告書
「当社グループにおきましては、上質かつ安定的な国産食材の供給を確保するため、生産者と緊密な連携を実施し、産地を分散する等の工夫を行っており、さらに、産地の巡回、製造委託工場の視察・監査、製品規格書の整備、代替食材選定の検討等を実施し、リスク発現可能性の軽減を図っております。」
生産者との連携・産地分散に加え、産地巡回、委託工場監査、規格書整備、代替食材検討を対応策として明示した。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「しかしながら、株価の低迷や食料品価格の上昇等の要因もあり、消費マインドは弱含んでおり」
食料品価格の上昇が消費マインドを弱める要因として、当四半期の経営環境に現れていると記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社におきましても食材の安全性及び安定的な確保に向けてこれまで以上に取り組んでまいります。しかしながら、食材の安全性が疑われる問題が生じた場合や食材価格が大幅に上昇した場合、また、食材の安定的な確保に支障が生じた場合には当社グループの業績に影響を与える可能性があります。」
国産食材の安定供給や品質改良を進める一方、安全性、価格上昇、供給障害が業績に影響するリスクを再確認している。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「また、人手不足や人件費、原材料価格の高騰、コンビニエンスストアを中心とした中食市場の浸透による競合の激化等、先行きは依然不透明であります。」
原材料価格の高騰が当四半期の外食産業の経営環境として継続している。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「また、人手不足や人件費、原材料価格の高騰、コンビニエンスストアを中心とした中食市場の浸透による競合の激化等、先行きは依然不透明であります。」
原材料価格の高騰が当四半期の外食産業の経営環境として継続していると記載している。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「大雨や台風、日照不足、冬の大雪など記録的な天候不順による原材料価格の異常な高騰」
記録的な天候不順を背景とする原材料価格の異常な高騰が当事業年度に発生した。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「人件費や食材などのコスト上昇を受けメニュー価格を引き上げる企業が相次ぎ」
食材コスト上昇が外食企業のメニュー価格引き上げにつながる状況として実際に発生している。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「長雨・日照不足による野菜価格の高騰」
長雨・日照不足を背景とする野菜価格の高騰が当四半期の経営環境として実際に発生した。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「夏は台風・長雨や日照不足、冬は記録的に早い積雪などの影響により野菜価格が高騰するとともに客足にも影響を受ける」
気象環境を背景とした野菜価格の高騰が当事業年度に実際に発生した。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「北日本での低温や関東甲信越地方での記録的に早い積雪により野菜が高騰し」
低温・積雪を背景とする野菜価格の高騰が実際の経営環境として記載されている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「日照時間減少による北海道産をはじめとした野菜等の高騰」
食材価格上昇リスクについて、日照時間減少を背景とする野菜等の高騰が実際の経営環境として記載されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「食材の安全性が疑われる問題が生じた場合や食材価格が大幅に上昇した場合、また、食材の安定的な確保に支障が生じた場合には当社の業績に影響を与える可能性があります。」
食材事故、異常気象、輸送・工場の事故などを通じた安全・供給・価格リスクを挙げている。