ゲーム開発費の高騰と投資回収
FY2016に初出。34回の記載のうち20回が「再掲」。直近の記載は2026-07-28。
カプコンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。13社中9社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- 2026-07-28悪化決算
「主な増加は、「現金及び預金」132億6百万円、「ゲームソフト仕掛品」18億81百万円、」
ゲームソフト仕掛品が四半期に18億81百万円増加し、開発投資・投資回収リスクへのエクスポージャーがさらに拡大した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「売上原価に含まれている収益性の低下に伴う簿価切下額は、次のとおりであります。 5,040 百万円 10,213 百万円」
ゲームソフト仕掛品は前期492億09百万円から546億28百万円へ増加し、収益性低下に伴う簿価切下額も50億40百万円から102億13百万円へ増加した。投資回収・収益性リスクが拡大している。 - 2026-05-13悪化決算
「ゲームソフト仕掛品 49,209 54,628」
ゲームソフト仕掛品は前期末から54億18百万円増加し、投資回収・収益性リスクへの残高ベースのエクスポージャーが拡大した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「主な増加は、投資有価証券の増加等により「投資その他の資産その他」147億90百万円、「ゲームソフト仕掛品」133億32百万円、土地の増加等により「有形固定資産その他(純額)」89億45百万円、「仕掛品」52億24百万円であり」
ゲームソフト仕掛品が前連結会計年度末から133億32百万円増加し、残高は625億42百万円となった。開発投資・回収リスクへのエクスポージャーが拡大している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「連結貸借対照表のゲームソフト仕掛品の計上額は39,035百万円、前連結会計年度は49,209百万円。」
ゲームソフト仕掛品は前期末の390億35百万円から492億09百万円へ増加した。また、収益性低下に伴う簿価切下額は前期4544百万円から当期5040百万円へ増加し、投資回収・収益性リスクが費用として拡大した。 - FY2024対処有価証券報告書
「なお、(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額に記載した対象タイトルの安全余裕率(計画販売収益が損益分岐点売上高をどの程度上回っているかを示す指標)は平均約13%(前連結会計年度は平均約9%)のため、それを超えて計画販売収益が下回った場合、収益性の低下に基づく簿価切下げが発生する可能性があります。」
ゲームソフト仕掛品の評価対象額は71億22百万円となり、安全余裕率は平均約9%から約13%へ改善した。簿価切下額も前期7584百万円から4544百万円へ減少したが、回収リスクは残っている。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収に関する既存リスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「なお、当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額に記載した対象タイトルの安全余裕率(計画販売収益が損益分岐点売上高をどの程度上回っているかを示す指標)は平均約9%(前連結会計年度は平均約28%)のため、それを超えて計画販売収益が下回った場合、収益性の低下に基づく簿価切下げが発生する可能性があります。」
ゲームソフト仕掛品の評価対象額は126億23百万円、安全余裕率は平均約9%へ低下した。また、収益性低下に伴う簿価切下額7,584百万円を計上し、投資回収リスクが実際の費用として現れた。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収に関するリスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収に関する既存リスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収に関するリスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収に関する既存リスクについて、重要な変更はないと再確認している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収に関する既存リスクについて、重要な変更はないと再確認している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収に関する既存リスクについて、重要な変更はないと再確認している。 - FY2021評価対象の具体化有価証券報告書
「当連結会計年度の連結貸借対照表のゲームソフト仕掛品の計上額24,443百万円のうち、タイトル毎の金額的重要性および計画販売収益を見直す可能性などを総合的に勘案した結果、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があると判断したタイトルに係る金額は、4,774百万円であります。」
ゲームソフト仕掛品24,443百万円のうち、翌年度の財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるタイトルを4,774百万円と具体化した。対象タイトルの安全余裕率は平均約20%で、計画販売収益がそれを超えて下回る場合は簿価切下げの可能性がある。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありませんが、「(9)情報漏洩によるリスク」において以下の報告すべき事項が生じております。」
情報漏洩リスクを除き、ゲーム開発費の高騰と投資回収に関する既存リスクについて重要な変更はないとしている。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「また、主力タイトルの開発期間は2年以上を要することに加え、ダウンロードコンテンツ販売の浸透により販売期間も長期化しており、投資を回収するまでの期間も長期化しております。さらに、発売後の定期的なバージョンアップおよびネットワークインフラの維持に継続的な投資が発生するため、相応の現預金を保有しておく必要があります。」
主力タイトルの開発期間が2年以上、販売・投資回収期間も長期化し、発売後の継続投資も必要となるリスク要因を具体化している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「売上原価に含まれている収益性の低下に伴う簿価切下額は、次のとおりであります。」
収益性低下に伴う簿価切下額を68億69百万円計上し、開発投資・在庫の回収リスクが費用として引き続き現れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「「デジタルコンテンツ」セグメントにおいて、処分を予定している事業資産について帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。なお、当該減損損失計上額は393百万円であります。」
デジタルコンテンツ事業の処分予定資産について393百万円の減損損失を計上し、開発投資・事業資産の収益性リスクが費用として再び現れた。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面につきましては、連結子会社の開発中止損を計上しましたものの、デジタルコンテンツ事業が好伸したことにより、営業利益105億8百万円(前年同期比110.1%増)」
連結子会社の開発中止損が発生し、さらに処分予定事業資産について3億98百万円の減損損失を計上した。開発投資の回収・収益性リスクが費用計上として継続的に現れている。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「売上原価に含まれている収益性の低下に伴う簿価切下額は、次のとおりであります。」
収益性低下に伴う棚卸資産等の簿価切下げが101億58百万円となり、開発費の回収・収益性リスクが実際の費用計上として現れている。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「近年、家庭用ゲーム機はコンピュータグラフィック技術やVR(バーチャルリアリティ・仮想現実)技術 、インターネット機能の取り込みなどにより、高機能化、多機能化しており開発費が高騰する傾向にあります。したがいまして、販売計画未達等の一部のソフトにつきましては、開発資金を回収できない可能性があります。」
VR技術も含むゲーム機の高機能化に伴う開発費高騰と、販売計画未達時の投資回収不能リスクを再掲している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
ゲーム開発費の高騰と投資回収リスクについて、重要な変更はないと明記している。 - FY2016初出有価証券報告書
「近年、家庭用ゲーム機はコンピュータグラフィック技術やインターネット機能の取り込みなどにより、高機能化、多機能化しており開発費が高騰する傾向にあります。したがいまして、販売計画未達等の一部のソフトにつきましては、開発資金を回収できない可能性があります。」
ハードの高機能化に伴う開発費高騰と、販売計画未達時の回収不能をリスクとしている。