燃料価格・為替・調達先事情による燃料費変動と調達支障
FY2016に初出。36回の記載のうち24回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載は2026-07-29。
中部電力がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2017年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。8社中5社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに2社。
- 2026-07-29顕在化決算説明資料
「中東情勢等の事業環境変化などにより、JERAの国内火力・ガス事業の収支が向上した一方、ミライズでは電源調達費用の増加があった。中東情勢等の影響により、業績見通しの前提となる燃料価格や卸電力取引市場価格等は、引き続き不透明な状況にありますが」
中東情勢等を背景に、ミライズの電源調達費用の増加が実績に現れ、通期業績見通しの前提となる燃料価格・卸電力取引市場価格等の不透明性も記載された。 - FY2026悪化有価証券報告書
「中東や欧州における紛争・アジア情勢などの地政学リスク,燃料価格の高止まりや石油製品の供給支障の継続に加え,為替変動リスクも含めた燃料価格のボラティリティが高いことや,世界の気候や景気等の動向に起因する燃料需要の大幅な増加,物価・賃金・金利の上昇,小売事業の競争激化,電気事業の制度変更などがある。」
燃料価格・為替・調達先リスクについて、地政学、供給支障、需要増、物価・金利などの要因を広く列挙し、不確実性の高まりを記載している。標準料金メニュー見直しや先物ヘッジ、調達先分散等の対応も示している。 - FY2026-H1期ずれ差益への転換有価証券報告書
「燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれが差損から差益に転じたことなどから,前中間連結会計期間に比べ83億円増加し1,962億円の利益となった。」
燃料価格等の変動に伴う期ずれが差損から差益に転じ、連結経常利益の増加要因となった。 - FY2025悪化有価証券報告書
「ただし,欧州における紛争や中東・アジア情勢などの地政学リスクに起因する影響の拡大,長期化などの政治・経済・社会情勢の悪化や天候の変動,調達先の設備・操業トラブルなどにより,需給状況や市場価格が大きく変動することがある。」
燃料・電力価格リスクについて、従来の燃料価格・為替変動に加え、欧州紛争、中東・アジア情勢、天候、調達先の設備・操業トラブルを変動要因として明示している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「経常損益は,燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれについて差益が減少したことや,ミライズにおける卸電力取引市場を通じた電力調達割合の減少,パワーグリッドにおける需給調整にかかる費用の増加などから,前中間連結会計期間に比べ1,893億円減少し1,879億円の利益となった。」
燃料価格等の変動に伴う期ずれ差益の減少に加え、電力調達割合の減少や需給調整費用の増加が重なり、連結経常利益が前年同期比1,893億円減少した。 - FY2024-Q3燃料価格変動の収益影響改善有価証券報告書
「経常損益は,燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれについて差損から差益に転じたことや,ミライズにおける電源調達価格の低下,パワーグリッドにおける需給調整にかかる費用の減少などから,前第3四半期連結累計期間に比べ4,648億円改善し4,369億円の利益となった。」
燃料価格等の変動に伴う期ずれが差損から差益に転じ、電源調達価格の低下なども加わって連結経常損益が前年同期比4,648億円改善した。 - FY2024-Q2燃料価格変動の収益影響が差益に転換有価証券報告書
「経常損益は,燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれについて差損から差益に転じたことや,ミライズにおける電源調達コストの削減,パワーグリッドにおける需給調整にかかる費用の減少などから,前第2四半期連結累計期間に比べ4,003億円改善し3,773億円の利益となった。」
燃料価格等の変動に伴う期ずれが差損から差益に転じ、電源調達コスト削減なども加わって連結経常損益が前年同期比4,003億円改善した。 - FY2024-Q1燃料価格変動の収益影響が差益に転換有価証券報告書
「経常利益は,燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれについて差損から差益に転じたことや,特別高圧・高圧の標準メニュー見直しによる収入の増加などによるミライズの増益などから,前第1四半期連結累計期間に比べ2,107億円増加し2,429億円となった。」
燃料価格等の変動が販売価格に反映されるまでの期ずれが差損から差益に転じ、連結経常利益の前年同期比2,107億円増加に寄与した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「経常損失は,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれにおいて,燃料価格の高騰に伴い差損が940億円拡大したことや,パワーグリッドにおける需給調整費用の増加などにより収支は大きく悪化したが,一方で,JERAの燃料トレーディング事業利益の増加などもあり,前第3四半期連結累計期間に比べ227億円悪化し278億円となった。」
燃料価格高騰に伴う期ずれ差損が940億円拡大し、需給調整費用の増加も重なったことで、連結経常損益が前年同期比227億円悪化し278億円の損失となった。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「ただし,欧州における紛争に起因する影響の拡大などの政治・経済・社会情勢の悪化や天候の変動,調達先の設備・操業トラブルなどにより,需給状況や市場価格が大きく変動することがある。その場合などには,調達費用の増減,調達価格と販売価格の差異,電力の市場価格・卸価格の変動などにより,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。」
燃料・電力価格の変動リスクについて、欧州における紛争、天候、調達先の設備・操業トラブルを新たな変動要因として具体化している。実績面でも燃料価格高騰に伴う期ずれ差損1,370億円の拡大や電源調達コスト増加が記載されている。一方、2023年4月の標準メニュー見直し、JEPX価格の燃料費調整への反映、調達先の分散化、リスク管理高度化などの対応も示している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「経常利益は,ミライズにおいて,お客さまごとの供給コストに応じた販売価格の見直しなどによる利益増加はあったものの,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれにおいて,燃料価格の高騰に伴い差損が拡大したことなどから,前第1四半期連結累計期間に比べ163億円減少し322億円となった。」
燃料価格の高騰に伴う期ずれ差損の拡大が、連結経常利益の前年同期比163億円減少として実績に現れた。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「経常損益は,JERAにおけるLNG及び石炭トレーディング事業の利益増加や新型コロナウイルス感染症影響の反動による収支向上などはあったものの,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響において,差益から差損に転じたことや,ミライズにおける競争影響による収支悪化及び卸電力取引市場の価格高騰に伴う電源調達コストの増加などから,前第3四半期連結累計期間に比べ1,966億円悪化し51億円の経常損失となった。」
燃料価格の期ずれが差益から差損へ転じ、卸電力取引市場の価格高騰による電源調達コスト増加も発生し、連結経常損益が前年同期比1,966億円悪化して51億円の経常損失となった。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「経常利益は,JERAにおけるLNG及び石炭トレーディング事業の利益増加や新型コロナウイルス感染症影響の反動による収支向上などはあったものの,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響において,差益から差損に転じたことや,ミライズにおける競争影響による収支悪化及び卸電力取引市場の価格上昇に伴う電源調達コストの増加などから,前第2四半期連結累計期間に比べ828億円減少し636億円となった。」
燃料価格の変動に伴う期ずれが差益から差損へ転じ、卸電力取引市場の価格上昇による調達コスト増加も発生し、経常利益が前年同期比828億円減少した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「経常利益は,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響において,差益から差損に転じたことや,中部電力ミライズ㈱における競争影響及び卸電力取引市場の価格上昇に伴う電源調達コストの増加などはあったものの,㈱JERAにおける利益の増加などから,前第1四半期連結累計期間に比べ3億円増加し485億円となった。」
燃料価格の変動に伴う期ずれ影響が差益から差損へ転じ、卸電力取引市場の価格上昇による電源調達コスト増加も発生した。燃料価格・調達コスト変動の影響が引き続き収益に現れている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「経常利益は,販売電力量の減少など新型コロナウイルス感染症の影響(△300億円程度)や,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響において,差益が縮小したことなどはあったが,グループを挙げた経営効率化に努めたことや今冬の需給ひっ迫に伴い実施した中部エリア外への電力融通などによる収益の増加や,㈱JERAにおいて前連結会計年度に発生したLNG売却関連損失の反動などから,前連結会計年度と比べ4億円増加し1,922億円となった。」
新型コロナウイルス感染症の影響約300億円、燃料価格変動の期ずれ差益縮小、LNG売却関連損失の反動など、燃料・電力価格関連の変動が年度収支に現れている。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「[JERA]燃料上流・調達から発電,電力・ガスの販売に伴う経常利益は,新型コロナウイルス感染症の影響などはあったものの,期ずれ差益の拡大などから,前第3四半期連結累計期間に比べ194億円増加し886億円となった。」
燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ差益の拡大が、JERAの経常利益の前年同期比194億円増加として実績に現れている。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「燃料上流・調達から発電,電力・ガスの販売に伴う経常利益は,期ずれ差益の拡大はあったものの,新型コロナウイルス感染症の影響や前第2四半期連結累計期間において海外発電案件等の売却益を計上したことの反動などから,前第2四半期連結累計期間に比べ143億円減少し480億円となった。」
燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ差益は拡大したが、JERAの燃料上流・調達から販売に係る経常利益は前年同期比143億円減少した。燃料価格変動の影響が引き続き収益に現れている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「燃料上流・調達から発電,電力・ガスの販売に伴う経常利益は,期ずれ差益の縮小や前第1四半期連結累計期間において海外発電案件の売却益を計上したことに加え,販売電力量の減少によるLNG関連損失が発生したことなどから,前第1四半期連結累計期間に比べ363億円減少し115億円となった。」
販売電力量の減少に伴うLNG関連損失が発生し、燃料・電力販売に係る収益変動がJERAの経常利益減少として実績化した。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「[JERA]燃料上流・調達から発電,電力・ガスの卸販売に伴う経常利益は,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響が差損から差益に転じたことなどから,前第3四半期連結累計期間に比べ694億円増加し691億円となった。」
燃料価格の変動が販売価格へ反映されるまでの期ずれ影響が差損から差益に転じ、JERAの経常利益を前年同期比694億円押し上げたと記載されている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「[JERA]燃料上流・調達から発電,電力・ガスの卸販売に伴う経常利益は,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響が差損から差益に転じたことなどから,前第2四半期連結累計期間に比べ546億円増加し623億円となった。」
燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響が差損から差益に転じ、JERAの経常利益を前年同期比546億円押し上げたと記載されている。燃料価格変動の影響が当四半期の収支に現れている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「一方,経常費用は,燃料価格の上昇などにより購入電力料が増加したことなどから,前第1四半期連結累計期間に比べ499億円増加し6,607億円となった。」
燃料価格の上昇が購入電力料の増加を通じて経常費用の前年同期比499億円増加として実績化している。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「営業費用は,グループを挙げた経営効率化に努めてきたが,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,前連結会計年度と比べ1,923億円増加し2兆9,091億円となった。」
燃料価格の上昇に伴う燃料費増加が、営業費用の前年同期比1,923億円増加として年度実績に現れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加や再生可能エネルギーの買取費用の増加などから,経常費用は,前第3四半期連結累計期間に比べ1,659億円増加し2兆1,284億円となった。」
燃料価格の上昇と再生可能エネルギー買取費用の増加が、経常費用の前年同期比1,659億円増加として実績化している。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加や再生可能エネルギーの買取費用の増加などから,経常費用は,前第2四半期連結累計期間に比べ931億円増加し1兆4,071億円となった。」
燃料価格上昇に伴う燃料費増加が、再生可能エネルギー買取費用の増加などとともに経常費用の前年同期比931億円増加として実績化している。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「一方,営業費用は,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,前第1四半期連結累計期間に比べ35億円増加し2,335億円となった。」
発電セグメントで燃料価格の上昇が燃料費増加を通じて営業費用を前年同期比35億円押し上げ、燃料価格変動の影響が実績化した。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「営業費用は,グループを挙げた経営効率化に努めてきたが,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,前連結会計年度に比べ2,497億円増加し2兆7,168億円となった。」
燃料価格上昇が燃料費増加を通じて営業費用を2,497億円押し上げ、年度収支に実績として現れた。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,経常費用は,前第3四半期連結累計期間に比べ2,073億円増加し1兆9,624億円となった。」
燃料価格上昇が燃料費および経常費用の増加として当第3四半期の収支に現れた。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,経常費用は,前第2四半期連結累計期間に比べ1,631億円増加し1兆3,140億円となった。」
燃料価格の上昇が燃料費および経常費用の増加として当第2四半期連結累計期間の収支に現れた。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,経常費用は,前第1四半期連結累計期間に比べ898億円増加し6,320億円となった。」
燃料価格の上昇が燃料費および経常費用の増加として当第1四半期の収支に現れている。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の低下に伴う燃料費の減少などから,経常費用は,前連結会計年度に比べ1,172億円減少し2兆5,005億円となった。」
燃料価格の低下が燃料費および経常費用の減少を通じて当年度の収支に現れている。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の低下に伴う燃料費の減少などから,経常費用は,前第3四半期連結累計期間に比べ1,725億円減少し1兆7,551億円となった。」
燃料価格の低下が燃料費および経常費用に影響したことが当四半期の収支に現れている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の低下に伴う燃料費の減少などから,経常費用は,前第2四半期連結累計期間に比べ1,280億円減少し1兆1,508億円となった。」
燃料価格の変動が燃料費および経常費用に影響し、当期の収支に実績として現れている。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「一方,費用面では,燃料価格の低下に伴う燃料費の減少などから,経常費用は,前第1四半期連結累計期間に比べ697億円減少し5,422億円となった。」
燃料価格の低下が燃料費の減少を通じて当四半期の経常費用に影響したことが記載されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「LNG(液化天然ガス),石炭,原油などの燃料費は,市場価格および為替相場の変動により影響を受ける可能性があるが,燃料価格の変動を電気料金に反映させる「燃料費調整制度」により,一定の範囲で調整が図られるため,業績への影響は緩和される。」
燃料価格の低下に伴う燃料費減少が当年度業績に記載されており、価格変動が実際の収支に影響している。