政情不安・紛争・テロ・外交関係悪化
FY2016に初出。15回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
ANAホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より9年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。8社中5社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに3社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「国際情勢は絶えず変化しており、政治的・経済的不確実性が増しているなか、リスクとして管理・対処する必要性が一層高まっていると考えています。」
ウクライナ・中東情勢、米中対立、第三極勢力の台頭等を背景に、国際情勢リスクへの対処の必要性が一層高まったと記載した。 - FY2025再掲有価証券報告書
「当社グループは、更なる成長機会を求めて国際線事業を拡大してきましたが、米中対立、ウクライナや中東地域情勢、第三極勢力の台頭など、国際情勢は不透明さを増しており、将来に向けて不確実性が存在します。」
米中対立、ウクライナ・中東情勢、第三極勢力の台頭による国際情勢の不透明性を、国際線事業に関するリスクとして再確認した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「航空業界を取り巻く環境は、ウクライナや中東地域情勢等の地政学リスクが懸念されるものの、旅客需要は回復基調が続いています。」
従来のウクライナ情勢等に加えて中東地域情勢も地政学リスクとして明示し、懸念される国際情勢の範囲を広げた。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「航空業界を取り巻く環境は、ウクライナ情勢等の地政学リスクが懸念されるものの、世界各国での入国制限や感染対策の緩和が一層進み、旅客需要は回復基調が続いています。」
ウクライナ情勢等の地政学リスクへの懸念を引き続き記載した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当社グループは、更なる成長機会を求めて国際線事業を拡大してきましたが、米中対立やロシア・ウクライナ情勢、あるいは第三極勢力の台頭など、国際情勢は不透明さを増しており、将来に向けて不確実性が存在します。」
国際線拡大の前提となる国際情勢について、米中対立、ロシア・ウクライナ情勢、第三極勢力の台頭を挙げ、不透明さの増大を明示した。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「欧州路線については、ウクライナ問題の影響を受ける中でも運航規模を徐々に回復させていますが、中国路線については、ゼロコロナ政策が続いたこと等により、復便が相対的に遅れています。」
ウクライナ問題と中国のゼロコロナ政策が、欧州・中国路線の回復速度に影響している状況を再確認した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「一方で、ウクライナ問題の長期化や中国のゼロコロナ政策により、欧州、中国路線の復便は相対的に遅れています。」
ウクライナ問題の長期化と中国のゼロコロナ政策が、欧州・中国路線の復便の遅れとして事業運営に影響していると記載した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「なお、ウクライナ侵攻の影響を受け、本年3月から羽田=ロンドン、パリ線を運休したものの、羽田=フランクフルト線、成田=ブリュッセル線ではロシア上空を迂回して運航を継続しました。」
国際情勢の不安定化が、欧州路線の運休およびロシア上空の迂回運航として実際に発生した。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「統合による機体改修や運航乗務員の訓練等により一時的に運航便数を抑制した他、日韓関係悪化や香港での市民デモに伴う需要の落ち込み等もあり、旅客数・収入ともに前年同期を下回りました。」
日韓関係の悪化および香港での市民デモに伴う需要の落ち込みがLCCの旅客数・収入の減少要因となった。 - FY2019再掲有価証券報告書
「今後、当社グループ就航地域や事務所等の拠点が所在する地域で政情不安、国際紛争、大規模なテロ事件が発生した場合や、就航国との外交関係が悪化した場合等、当該地域路線の需要の減少等により当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。」
政情不安、紛争、テロ、外交関係悪化による国際線需要減少リスクを継続して記載した。 - FY2018.有価証券報告書
「今後、当社グループ就航地域や事務所等の拠点が所在する地域で政情不安、国際紛争、大規模なテロ事件が発生した場合や、就航国との外交関係が悪化した場合等、当該地域路線の需要の減少等により当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。」
政情不安、紛争、テロ、外交関係悪化による路線需要減少リスクを継続して記載した。 - FY2018-Q3.有価証券報告書
「先行きについては、海外景気の下振れや朝鮮半島情勢等、景気を下押しするリスクが懸念されるものの、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果等もあり、緩やかな回復が続くことが期待されております。」
地政学的な懸念の示し方が、欧州・中東のテロや紛争に加え、朝鮮半島情勢を含む表現へ広がった。 - FY2017-Q2.有価証券報告書
「国際線旅客は、日本発欧州線のプレジャー需要においてテロの影響が引き続き残ったものの、北米線、欧州線、アジア線を中心にビジネス需要が堅調に推移したことに加え、全方面からの海外発需要が旺盛であったこと等から、旅客数は前年同期を上回った。」
テロの影響が日本発欧州線のプレジャー需要の低迷として引き続き表れた。 - FY2017-Q1.有価証券報告書
「国際線旅客は、テロの影響により、日本発欧州線のプレジャー需要の不振が続いたが、欧米・アジア路線のビジネス需要や海外からの訪日需要が堅調に推移した結果、旅客数・収入ともに前年同期を上回った。」
テロの影響により日本発欧州線のプレジャー需要の不振が続き、政情・テロリスクが路線需要に実際の影響を及ぼした。 - FY2016.有価証券報告書
「今後、当社グループ就航地域や事務所等の拠点が所在する地域で政情不安、国際紛争、大規模なテロ事件が発生した場合や、就航国との外交関係が悪化した場合等、当該地域路線の需要の減少等により当社グループの経営に影響を及ぼす可能性がある。」
北米・欧州・中国・アジアを中心とする国際線展開に伴う地域情勢リスクを記載している。