大量の顧客情報漏洩リスク
FY2016に初出。17回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017。直近の記載は2026-10-30。
ANAホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2026年)より9年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。21社中5社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに5社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「昨今、国内でもサイバー攻撃による情報漏洩事象が頻発しており、情報全般の取り扱いに関する社会的な意識・規範の高まりや、各国政府等によって定められる関連法規の強化などを踏まえれば、当リスクに適切に対処する必要性は一層高まっていると考えています。」
顧客情報漏洩リスクについて、国内でのサイバー攻撃の頻発と法規制強化を背景に、対処の必要性が一層高まったと記載した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「情報全般の取り扱いに関する社会的な意識・規範の高まりや、各国政府等によって定められる関連法規の強化などを踏まえれば、当リスクに適切に対処する必要性は一層高まっていると考えています。」
顧客情報・個人情報の漏洩リスクについて、社会規範と各国法規の強化を背景に、対処の必要性が一層高まったと記載した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「全世界に約3,800万人(2022年3月末日現在)の会員を有する顧客組織「ANAマイレージクラブ」会員の個人情報をはじめ、多くの情報を保持していますが、これらの情報が不正に流出した場合、損害賠償請求を受けたり、各国政府から制裁金や課徴金の支払いを命じられたり、あるいは顧客や社会からの信用・信頼が失墜して競争力が低下するといった可能性があります。」
ANAマイレージクラブ会員数が約3,800万人となり、情報漏洩時の制裁金・課徴金や競争力低下まで含めてリスクを記載した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当社グループは、ANAマイレージクラブの会員数約3,744万人(2021年3月末日現在)に関わる会員情報をはじめ、膨大な顧客等に関する情報を保持しており」
ANAマイレージクラブ会員数が約3,665万人から約3,744万人へ増加し、管理対象となる顧客情報の規模が拡大した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当社グループは、ANAマイレージクラブの会員数約3,665万人(2020年3月末日現在)に関わる会員情報をはじめ、膨大な顧客等に関する情報を保持しており、個人情報保護法やその他諸外国の類似法令により、これらの個人情報を適切に管理することが求められています。」
保有するANAマイレージクラブ会員情報が約3,665万人へ増加し、管理対象となる顧客情報の規模が拡大した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当社グループは、ANAマイレージクラブの会員数約3,459万人(2019年3月末日現在)に関わる会員情報をはじめ、膨大な顧客等に関する情報を保持しており、個人情報保護法やその他諸外国の類似法令により、これらの個人情報を適切に管理することが求められています。」
ANAマイレージクラブ会員数が約3,459万人となり、保有する顧客情報量の大きさを引き続きリスクとして示した。 - FY2018.有価証券報告書
「当社グループは、ANAマイレージクラブの会員数約3,268万人(平成30年3月末日現在)に関わる会員情報をはじめ、膨大な顧客等に関する情報を保持しており、個人情報保護法やその他諸外国の類似法令により、これらの個人情報を適切に管理することが求められています。」
ANAマイレージクラブ会員数が約3,268万人に増加し、保有する顧客情報量の大きさを引き続きリスクとして示した。 - FY2017.有価証券報告書
「当社グループは、ANAマイレージクラブの会員数約3,101万人(平成29年3月末日現在)に関わる会員情報をはじめ、膨大な顧客等に関する情報を保持しており」
保有するANAマイレージクラブ会員情報の対象が約3,101万人に増加し、大量の顧客情報を保有するリスクを示した。 - FY2017-Q2.有価証券報告書
「当社グループでは、プライバシーポリシーを定め、個人情報の取扱いに関する当社グループの姿勢・考え方を広くお客様に告知するとともに、システム対策を含め情報セキュリティについては想定しうる対策を講じている。また、セキュリティホールをなくすべく、業務手順の改定やシステム改修を継続的に実施しているが、不正アクセスや業務上の過失等、何らかの原因により大規模な個人情報漏洩事故が発生した場合、多額の損害賠償費用が発生し、また、信用失墜により、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性がある。」
プライバシーポリシーの告知、情報セキュリティ対策、業務手順の改定およびシステム改修を継続している一方、漏洩リスク自体も引き続き記載している。 - FY2017-Q1.有価証券報告書
「当社グループでは、プライバシーポリシーを定め、個人情報の取扱いに関する当社グループの姿勢・考え方を広くお客様に告知するとともに、システム対策を含め情報セキュリティについては想定しうる対策を講じている。また、セキュリティホールをなくすべく、業務手順の改定やシステム改修を継続的に実施しているが、不正アクセスや業務上の過失等、何らかの原因により大規模な個人情報漏洩事故が発生した場合、多額の損害賠償費用が発生し、また、信用失墜により、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性がある。」
プライバシーポリシーの告知、情報セキュリティ対策、業務手順の改定およびシステム改修を継続している。リスク自体は残存している。 - FY2016.有価証券報告書
「当社グループは、ANAマイレージクラブの会員数約2,945万人(平成28年3月末日現在)に関わる会員情報をはじめ、膨大な顧客等に関する情報を保持しており」
約2,945万人のマイレージクラブ会員情報等を保有し、不正アクセスや過失による漏洩リスクを記載している。