海外経済・政策運営の不確実性
FY2017に初出。28回の記載のうち17回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q1。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。134社中104社が悪化側に。
- FY2026悪化有価証券報告書
「その後、中東情勢の緊迫化を受けて3月末には51,000円台まで下落しました。」
海外経済・政策運営の不確実性について、米国の政権運営に加え、中東情勢の緊迫化と原油価格・地政学リスクが新たに具体化された。日経平均株価は2月の58,000円台から3月末の51,000円台へ下落した。 - 2026-05-20悪化業績予想の修正
「2026年度は、わが国で「金利ある世界」が定着し、金利上昇局面に移行しつつある中、米国の政権運営を巡る不確実性に加え、中東情勢をはじめとする地政学リスクの長期化や、資源・エネルギー価格の変動に起因するインフレ動向が懸念されるなど、これまで以上に変動幅の大きい市場環境が想定されます。」
海外の政策運営、地政学情勢、資源・エネルギー価格を含む不確実性について、想定される市場変動幅が従来より大きいとの記載に進んだ。 - FY2025悪化有価証券報告書
「2025年度は、米国トランプ大統領の政権運営が不確実性をもたらす環境において、インフレ・景気動向や、日銀による追加利上げをはじめとした各国金融政策の行方など、依然として「先行き不透明感が強く、振れ幅の大きい市場環境」が想定されます。」
海外経済・政策運営の不確実性について、米国政権運営、インフレ・景気動向、各国金融政策の行方が次年度の市場環境の不確実性要因として明示された。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「その後、8月には米国の景気不安の拡大等を背景に、一日で4,000円を超える過去最大の下落幅を記録する等、不確実性の高い状況となり、9月末には37,000円台まで下落しました。」
海外経済・政策運営の不確実性について、米国の景気不安の拡大が株価の過去最大の下落幅と9月末の37,000円台への下落に結びついたことが具体的に記載された。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「7月以降の国内金利の上昇や米国の金融引締め長期化懸念が重石となり、9月末には31,000円台まで下落しました。」
海外経済・政策運営の不確実性について、米国の金融引締めが長期化する懸念が市場の重石となり、株価下落に結びついたことが具体的に示された。 - FY2023悪化有価証券報告書
「高水準のインフレ環境のもと、欧米中央銀行が金融引締め政策を継続する中、日本銀行においても金融政策の正常化に着手することが見込まれております。また、欧米金融システム不安や地政学リスクの高まり等、グローバルにリスク要因が散在しており、不確実性の高い市場環境の継続が想定されております。」
従来の海外政策・貿易摩擦等に加え、高水準インフレ、欧米の金融引締め、欧米金融システム不安、地政学リスクがグローバルな不確実性として明示された。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、4月に日経平均株価が27,000円台でスタートすると、8月には景気後退懸念から各国の金融引締め姿勢の緩和が意識され、一時29,000円台まで上昇しましたが、粘着的なインフレへの対応のため各国が金融引締め姿勢を強化したこと等から、9月末には25,000円台まで下落しました。」
海外のインフレと各国の金融引締め姿勢の強化が市場変動要因として具体化され、日経平均株価は29,000円台から25,000円台へ下落した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「一方、金融市場環境において、日経平均株価は、4月から5月末にかけて、米国の金利上昇および中国のロックダウンといったマイナス要因や、円安による輸出改善への期待等のプラス要因を受けて、上下に大きく変動する展開となりました。」
米国の金利上昇、中国のロックダウン、各国の金融引締めによる世界的な景気減速懸念が新たに具体化され、株価が上下に大きく変動した。海外経済・政策運営の不確実性が継続している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「わが国経済は、新たな変異株の出現など新型コロナウイルス感染症の拡大状況の変化に伴い、経済活動が回復・停滞を繰り返すこととなったほか、世界的な物価急変動や、ロシア・ウクライナ情勢の悪化に見られる地政学リスクの高まり等を受け、経済の成長鈍化が懸念されております。」
従来の米中関係・貿易摩擦等に加え、世界的な物価急変動、ロシア・ウクライナ情勢の悪化、地政学リスクの高まりが海外・マクロ環境の不確実性として明示された。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、4月に日経平均株価が29,000円台でスタートし、9月には次期政権への期待感から30,000円台まで上昇する場面もありましたが、その後、オミクロン株の出現によりリスク回避姿勢が高まり、年末には28,000円台まで下落しました。」
オミクロン株の出現によりリスク回避姿勢が高まり、日経平均株価は30,000円台から年末の28,000円台へ下落した。海外・感染症要因による金融市場の不確実性が具体化された。 - FY2022-Q2デルタ株下の株価変動・回復有価証券報告書
「また、金融市場環境においては、4月は日経平均株価が29,000円台でスタートしたものの、デルタ株の流行等からリスク回避姿勢が高まり27,000円台まで下落しました。その後、国内での新型コロナウイルス感染者数の減少や次期政権への期待感を受けて、30,000円台に上昇しました。」
デルタ株の流行等により日経平均株価が29,000円台から27,000円台へ下落した後、感染者数の減少や次期政権への期待感を背景に30,000円台へ上昇した。海外・感染症要因による市場変動とその後の回復が併記された。 - FY2022-Q1インフレ懸念による市場変動有価証券報告書
「また、金融市場環境においては、日経平均株価が29,000円台でスタートしたものの、米国におけるインフレ加速懸念からリスク回避姿勢が高まり、一時27,000円台まで下落しましたが、その後は6月末にかけて28,000円台に上昇しました。」
米国のインフレ加速懸念を受けて日経平均株価が一時27,000円台まで下落し、その後28,000円台へ回復する市場変動が記載された。 - FY2021対処有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、4月は日経平均株価が18,000円台でスタートしましたが、その後は、世界各国における強力な財政出動や金融緩和政策に加えて、ワクチン普及による景気回復への期待の高まりなどから、2月には30,000円台まで上昇し、約30年ぶりの高値を付けました。」
新型コロナウイルス感染症の影響で4月に18,000円台だった日経平均株価が、各国の財政出動・金融緩和政策およびワクチン普及期待を背景に2月には30,000円台まで上昇した。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、4月は日経平均株価が18,000円台でスタートしましたが、その後は、各国で強力な財政出動や金融緩和政策が実施されたことに加えて、ワクチン普及への期待が高まったことなどから、年末にかけて27,000円台まで上昇し、約30年ぶりの高値を付けました。」
新型コロナウイルス感染症の影響で4月に18,000円台だった日経平均株価が、財政出動・金融緩和政策・ワクチン普及への期待を背景に年末には27,000円台まで上昇し、金融市場の一部持直しが記載された。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「金融市場環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、4月は日経平均株価が18,000円台でスタートしましたが、その後は、各国において強力な財政出動や金融緩和政策が実施されたことで、9月末にかけて23,000円台まで上昇しました。」
新型コロナウイルス感染症の影響で4月に日経平均株価が18,000円台となった後、各国の財政出動・金融緩和政策を背景に9月末には23,000円台まで上昇し、金融市場の一部持直しが記載された。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「また、金融市場環境においては、各国政府による財政出動や中央銀行による一段の金融緩和に加え、世界景気回復への期待から、日経平均株価は一時23,000円台を回復しましたが、その後は感染再拡大への懸念や米中関係悪化を受け、6月末にかけて22,000円台で推移しました。」
感染再拡大への懸念や米中関係悪化による金融市場の不確実性が継続した一方、日経平均株価は一時23,000円台を回復した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「堅調な企業業績を背景として、2019年12月には日経平均株価は24,000円台まで上昇したものの、2020年3月には一時16,000円台まで下落するなど、金融市場が大きく変動する展開となりました。」
新型コロナウイルス感染症の拡大等により、日経平均株価が24,000円台から一時16,000円台まで下落するなど、海外・国内金融市場の不確実性が拡大した。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、市場の懸念材料であった米中通商協議が第1段階の合意に達したことや、英国総選挙の結果を受けてEU離脱を巡る不透明感が和らいだことから、日経平均株価は12月に24,000円台まで上昇しました。」
米中通商協議の第1段階合意および英国総選挙を受けたEU離脱を巡る不透明感の緩和が記載され、海外情勢に関する不確実性が前四半期より和らいだ。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、米中通商協議の動向に左右される展開が続く中、8月には米国の対中関税引上げや中国の対抗措置への警戒感が急速に高まり、日経平均株価は20,000円台前半まで下落しましたが、その後は過度な懸念が後退し、9月末にかけては22,000円前後で推移しました。」
米中通商協議をめぐり、米国の対中関税引上げや中国の対抗措置への警戒感が急速に高まり、日経平均株価が20,000円台前半まで下落したことが具体的に記載された。その後の懸念後退と株価回復も併記された。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、日経平均株価は4月に22,000円台まで上昇した後、米中貿易摩擦への懸念から20,000円台まで下落する場面もありましたが、6月末にかけては、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げ期待を背景とした米国の株価上昇を受け、21,000円台を回復しました。」
米中貿易摩擦への懸念や海外金融政策を背景とする市場の不確実性が継続して記載された一方、株価の回復も併記された。 - FY2019悪化有価証券報告書
「また、金融市場環境においては、日経平均株価は、堅調な企業業績を背景として9月には24,000円台まで上昇したものの、米国の金融政策などの海外情勢を受けて12月には19,000円台まで下落するなど値動きが大きい展開となりましたが、年度末には21,000円台を回復するなど、落ち着きを取り戻しました。」
海外情勢を背景に日経平均株価が24,000円台から19,000円台まで下落するなど、金融市場の変動が具体的に記載された。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、上昇基調にあった日経平均株価は、米中関係の悪化や世界経済の先行きに対する慎重な見方が広がったことを受け、10月から年末にかけて下落し、一時20,000円を割り込む場面もありました。」
海外・地政学を含む不確実性について、米中関係の悪化と世界経済の先行きへの慎重な見方が明示され、株価の下落として市場への影響も記載された。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、日経平均株価は、米中貿易摩擦に対する懸念や新興国通貨の急落などにより、軟調な展開となる局面がみられましたが、その後、過度な懸念が後退したことや為替相場が円安ドル高基調で推移したことなどから、9月には24,000円台まで上昇し、取引時間中としては約27年ぶりの高値を付けました。」
米中貿易摩擦および新興国通貨の急落による市場の不確実性が記載された一方、懸念の後退と株価の24,000円台への上昇も併記された。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、好調な企業業績を材料に、日経平均株価は一時23,000円台まで上昇する場面もありましたが、その後は、米朝首脳会談を巡る不透明感や貿易摩擦の深刻化に対する懸念などにより、22,000円台で推移する展開となりました。」
海外・地政学要因による不確実性について、米朝首脳会談を巡る不透明感と貿易摩擦の深刻化への懸念が新たに具体化され、株価が23,000円台から22,000円台で推移したことも記載された。 - FY2018悪化有価証券報告書
「日経平均株価は、米国株の上昇に加え、好調な企業業績を背景に、1月には26年ぶりに24,000円台まで上昇しましたが、年度末にかけては、米国の保護主義的な貿易政策による景気減速への懸念などから、21,000円台まで下落しました。」
従来の米国政策、Brexit、新興国経済、地政学リスクに加え、米国の保護主義的な貿易政策による景気減速懸念と株価下落が具体的に記載された。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「日経平均株価は、北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりにより、軟調な展開となる局面もありましたが、世界的な株価の上昇を背景に底堅く推移し、9月には20,000円台まで上昇し、年初来高値を更新しました。」
海外・地政学要因による金融市場の不確実性が、北朝鮮を巡る地政学リスクと株価の軟調局面として再掲された。一方、その後の株価回復も併記された。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「一方、金融市場環境においては、地政学リスクの高まりなどにより、日経平均株価は一時19,000円を割り込む場面もありましたが、仏大統領選の結果が好感され、リスク回避姿勢が和らいだことなどにより、6月には1年半ぶりに20,000円台となりました。」
海外・地政学要因を含む不確実性について、地政学リスクの高まりと株価の一時的な下落が具体的に記載された。その後、仏大統領選を受けてリスク回避姿勢が和らいだことも併記された。 - FY2017初出有価証券報告書
「米国におけるトランプ政権による政策運営の不確実性の高まりや追加利上げの動向、BrexitによるEU諸国への影響、さらには中国をはじめとした新興国経済の減速懸念等、先行きの不透明感は払拭できない状況が続きました。」
米国政策、Brexit、新興国経済の減速懸念を含む海外のマクロ環境不確実性が、金融経済環境として初めて独立したテーマとして現れた。