資金繰り計画と手許流動性による流動性リスク管理
FY2017に初出。29回の記載のうち13回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載はFY2027-H1。
東京ボード工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より4年早い。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに12社。
- FY2027-H1対処有価証券報告書
「当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加は365,276千円(前年同期は35,471千円の資金の減少)となりました。なお、当中間連結会計期間末における有利子負債は2,133,842千円と、手元流動性(現金及び現金同等物1,101,525千円)に比して高水準な状況にあり、取引金融機関には継続して経営改善を前提とした支援を要請している状況にあります。」
営業キャッシュ・フローは前年同期の35,471千円の減少から365,276千円の増加へ転じ、有利子負債も前期末の7,409,396千円から2,133,842千円へ減少したため、流動性面には改善がみられる。ただし、有利子負債は手元流動性を上回り、金融機関への支援要請は継続している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末における有利子負債は7,409,396千円(短期借入金256,265千円、1年内返済予定の長期借入金6,227,512千円及び長期借入金925,618千円)と、手元流動性(現金及び現金同等物1,171,854千円)に比して高水準な状況にあり、取引金融機関には継続して経営改善を前提とした支援を要請している状況にあります。」
有利子負債7,409,396千円に対して手元流動性は1,171,854千円となり、現金及び現金同等物は前年度末から605,025千円減少した。金融機関への支援要請も継続しており、流動性リスクが悪化している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における営業活動による資金の減少は 35,471千円 (前年同期は 1,111,876千円 の資金の増加)となりました。」
営業キャッシュ・フローが前年同期の1,111,876千円の増加から35,471千円の減少へ転じ、現金及び現金同等物も前年度末から646,062千円減少して1,130,817千円となった。有利子負債が手元流動性を上回る状態も継続している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加は 1,111,876千円 (前年同期は 161,000千円 の資金の減少)となりました。」
営業キャッシュ・フローは前年同期の161,000千円の減少から1,111,876千円の増加へ転じ、現金及び現金同等物も前年度末比539,144千円増の2,144,213千円となった。なお、有利子負債は手元流動性を上回り、金融機関への支援要請は継続している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当社グループは、各部門からの報告に基づき管理部門が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により、流動性リスクを管理しております。なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は7,452,798千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,605,069千円となっております。」
資金繰計画の作成・更新と手許流動性の維持という管理方法は継続しているが、現金及び現金同等物は前年度末から909,966千円減少して1,605,069千円となり、有利子負債7,452,798千円との差が続いている。営業活動によるキャッシュ・フローも350,022千円の減少となった。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「また、当第3四半期連結会計期間末における有利子負債は7,452,798千円(短期借入金 257,039 千円、1年内返済予定の長期借入金 4,730,588 千円及び長期借入金 2,465,170 千円)と、手元流動性(現金及び預金 1,974,985 千円)に比して高水準な状況にあり、取引金融機関には継続して経営改善を前提とした支援を要請している状況にあります。」
有利子負債7,452,798千円に対し現金及び預金は1,974,985千円であり、前連結会計年度末から540,051千円減少した。有利子負債が手元流動性を上回り、金融機関への支援要請も継続している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結会計期間末における有利子負債は7,462,798千円(短期借入金257,039千円、1年内返済予定の長期借入金4,705,888千円及び長期借入金2,499,870千円)と、手元流動性(現金及び預金2,187,069千円)に比して高水準な状況にあり、取引金融機関には継続して経営改善を前提とした支援を要請している状況にあります。」
有利子負債7,462,798千円に対し、現金及び預金は2,187,069千円であり、前連結会計年度末から327,967千円減少した。営業活動によるキャッシュ・フローも前年同期の389,745千円の増加から161,000千円の減少へ転じ、流動性リスクが悪化している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「また、当第1四半期連結会計期間末における有利子負債は7,462,798千円(短期借入金257,039千円、1年内返済予定の長期借入金3,417,036千円及び長期借入金3,788,723千円)と、手元流動性(現金及び預金2,429,895千円)に比して高水準な状況にあり、取引金融機関には継続して経営改善を前提とした支援を要請している状況にあります。」
有利子負債が7,462,798千円である一方、現金及び預金は2,429,895千円となり、前年度末から85,140千円減少した。有利子負債が手元流動性を上回り、金融機関への支援要請が継続しているため、流動性リスクは悪化している。 - FY2023対処有価証券報告書
「営業活動の結果、増加した資金は1,076,605千円(前年同期は1,199,595千円の増加)となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローは1,076,605千円の増加となり、現金及び現金同等物も前年度末から725,696千円増加して2,515,036千円となった。流動性面には改善が見られるが、有利子負債は高水準である。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「有形固定資産が主として減価償却費により841,416千円減少したものの、現金及び預金が679,716千円増加、受取手形及び売掛金が494,826千円増加、商品及び製品が236,844千円増加したことが主たる要因であります。」
現金及び預金が前連結会計年度末から679,716千円増加し、手元資金は2,469,056千円となった。ただし、有利子負債は7,472,798千円と手元流動性を上回る状態が続いている。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は389,745千円(前年同期は129,097千円の資金の増加)となりました。」
営業キャッシュ・フローは前年同期の129,097千円から389,745千円へ増加し、現金及び現金同等物も前連結会計年度末比242,712千円増の2,032,052千円となった。流動性面に改善が見られる一方、手元流動性は有利子負債を下回っている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、当第1四半期連結会計期間末における有利子負債は7,482,798千円(短期借入金257,039千円、1年内返済予定の長期借入金2,425,048千円及び長期借入金4,800,710千円)と、手元流動性(現金及び預金1,772,358千円)に比して高水準な状況にあり、取引金融機関には継続して経営改善を前提とした支援を要請している状況にあります。」
業績は回復した一方、有利子負債7,482,798千円が現金及び預金1,772,358千円に比して高水準であり、金融機関への継続支援要請が必要な流動性状況が明示されている。 - FY2022対処有価証券報告書
「当社グループは、各部門からの報告に基づき管理部門が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により、流動性リスクを管理しております。」
資金繰計画と手許流動性の維持による管理方針が継続するなか、営業キャッシュ・フローは前期の1,846,127千円の減少から1,199,595千円の増加へ転じ、現金及び現金同等物も1,789,340千円へ増加した。 - FY2022-Q3現金及び預金の増加有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間における資産の残高は13,687,908千円となり、前連結会計年度末に比べ1,493,469千円減少いたしました。未収還付法人税等が還付による1,079,029千円減少、有形固定資産が主として減価償却費により931,466千円減少、現金及び預金が959,783千円増加したことが主たる要因であります。」
総資産は1,493,469千円減少した一方、現金及び預金は959,783千円増加した。増加要因として未収還付法人税等の還付が記載されている。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は129,097千円(前年同期は1,769,562千円の資金の減少)となりました。」
営業キャッシュ・フローは前年同期の1,769,562千円の支出から129,097千円の増加へ転じ、資金繰り面に改善が見られる。一方、現金及び現金同等物は期首から125,781千円減少している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動において1,846,127千円の資金が減少し、投資活動において489,356千円の資金が減少し、財務活動において85,345千円の資金が減少した結果、前連結会計年度末に比べ2,420,829千円減少し、当連結会計年度末には1,505,626千円となりました。」
営業・投資・財務活動のすべてで資金が減少し、現金及び現金同等物は2,420,829千円減少して1,505,626千円となった。資金繰りリスクが数値を伴って悪化している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間における資産の残高は15,582,479千円となり、前連結会計年度末に比べ3,215,952千円減少いたしました。未払法人税等の支払等により現金及び預金が2,327,109千円減少したことが主たる要因であります。 また、販売計画未達分の資金が必要となるため、上記対策の他、追加の資金調達や資金繰りの安定化に努めるべく取引金融機関等と協議を継続して進めております。」
現金及び預金が前連結会計年度末から2,327,109千円減少し、資産残高も3,215,952千円減少した。販売計画未達分への対応として追加資金調達・金融機関協議も継続している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の減少は1,769,562千円(前年同期は1,289,635千円の資金の減少)となりました。」
営業キャッシュ・フローの赤字幅が前年同期より拡大し、現金及び現金同等物も期首から2,148,478千円減少した。販売計画未達を背景とする追加資金調達・資金繰り安定化の必要性が継続している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「営業活動の結果、減少した資金は2,040,900千円(前年同期は1,146,232千円の増加)となりました。」
営業キャッシュ・フローが1,146,232千円の収入から2,040,900千円の支出へ転じた。販売計画未達分への対応として追加資金調達・資金繰り安定化の金融機関協議も継続している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「また、佐倉工場の本格稼働遅れに起因する販売計画未達分の資金が必要となるため、売上増をめざすべく営業活動を強化する他、追加の資金調達や資金繰りの安定化に努めるべく取引金融機関等と協議を進めております。」
販売計画未達に対応するため、営業活動の強化、追加資金調達、金融機関との協議による資金繰り安定化を進める対応が継続している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「また、佐倉工場の本格稼働遅れに起因する販売計画未達分の資金が必要となるため、売上増をめざすべく営業活動を強化する他、追加の資金調達や資金繰りの安定化に努めるべく取引金融機関等と協議を進めております。」
売上拡大、追加資金調達、金融機関との協議による資金繰り安定化という対応が実施中であると記載されている。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループは、各部門からの報告に基づき管理部門が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により、流動性リスクを管理しております。」
資金繰計画の適時更新と手許流動性の維持による流動性リスク管理が継続している。期末現金及び現金同等物は3,512,371千円と記載されている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループは、各部門からの報告に基づき管理部門が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により、流動性リスクを管理しております。」
資金繰計画の適時更新と手許流動性の維持による流動性リスク管理が継続している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
資金繰り計画と手許流動性による流動性リスク管理について、重要な変更はないと総括されている。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループは、各部門からの報告に基づき管理部門が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により、流動性リスクを管理しております。」
支払期日に支払いを実行できなくなる流動性リスクに対し、資金繰計画の適時更新と手許流動性の維持を行う管理方法が初めて抽出された。