不適切な会計処理と財務報告に係る内部統制の重要な不備
FY2023に初出。12回の記載のうち8回が「対処」で、最初の「対処」はFY2024。直近の記載は2026-08-14。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。9社中2社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに2社。
- 2026-08-14対処決算
「得意先に対しては、債権回収期限の猶予により資金繰り負担を軽減することにより事業の継続を支援し、正味支出額の全額回収を目指すこととしました。」
不適切取引に関連する債権について、回収継続と得意先支援の方針を再確認している。 - FY2026対処有価証券報告書
「その結果、当連結会計年度末までの正味回収額64,542千円を特別利益として戻入れしております。」
中国子会社の不適切取引に関連する債権について回収が進み、64,542千円の貸倒引当金戻入額を計上した。ただし、全額回収を目指す状態は継続している。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「その結果、期中レビュー報告書日までの正味回収額42,966千円を特別利益の貸倒引当金戻入額として計上しております。」
中国子会社の不適切取引に関連する未収金について42,966千円を回収し、貸倒引当金戻入額を計上した。得意先の事業継続を支援しつつ、未収金の全額回収を目指す状態は継続している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「得意先に対しては、債権回収期限の猶予を与え資金繰り負担を軽減することにより事業の継続を支援し、正味支出額の全額回収を目指すこととしました。その結果、期中レビュー報告書日までの正味回収額27,443千円を特別利益の貸倒引当金戻入額として計上しております。」
不適切取引に関連する債権について回収が進み、27,443千円の貸倒引当金戻入額を計上した。ただし全額回収を目指す状態であり、問題の影響が完了したとは記載していない。 - FY2024対処有価証券報告書
「当連結会計年度において一部の債権を回収し、貸倒引当金戻入額を計上した」
中国子会社の不適切取引について一部債権を回収し、114,136千円の貸倒引当金戻入額を計上した。一方、未回収額355,838千円と貸倒引当金330,020千円が残っている。 - FY2024-Q3回収後も貸倒引当金の戻入を見合わせ有価証券報告書
「しかし、今後のヤシマ上海の業績回復及び得意先の資金繰りを円滑にし、かつ正味支出金額の全額回収を確実にするため、貸倒引当金の戻入を見合わせ」
中国子会社の不適切取引に関して回収が進んだ後も、全額回収の確実性を確保するため貸倒引当金の戻入を見合わせている。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「そのため、当社は当該取引を不適切な取引であると認識し、売上取引を取り消すとともに、正味支出金額(当該商流における亜西瑪(上海)貿易有限公司の当第2四半期累計期間である2023年1月から2023年6月までの支払額から入金額を控除した金額)について回収可能性が確実と認められる以外の金額について、貸倒引当金146,379千円を計上しております。」
中国子会社の取引について、不適切取引として売上取消しを行い、貸倒引当金146,379千円を計上している。不適切な会計処理・財務報告上の問題の影響が当四半期にも継続している。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「中国の連結子会社である亜西瑪(上海)貿易有限公司における前連結会計年度の不正調査の過程において、仕入先と得意先が実質的に一体である取引が判明し、取引の実在性に疑義のある取引を識別しました。しかし、得意先の協力が十分得られず、取引の実在性を十分に確認することができませんでした。そのため、当社は当該取引を不適切な取引であると認識し、売上取引を取り消すとともに、正味支出金額について回収可能性が確実と認められる以外の金額について、貸倒引当金73,555千円を計上しております。」
中国子会社の不適切取引について、売上取引の取消しと73,555千円の貸倒引当金計上を行ったことを開示している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「本調査により、営業担当者による原価の付け替えと売上の先行計上という2つの類型からなる不適切な会計処理が複数事業年度にわたり行われていたことを確認しました。」
複数拠点および中国子会社で、原価の付け替え、売上の先行計上、仕入債務の計上遅延、棚卸資産の計上範囲の誤り等が判明した。中国子会社の取引では、売上高413,496千円減少、特別損失436,274千円増加、税金等調整前当期純利益496,659千円減少などの影響額も記載している。