大規模災害・感染症による事業中断と保険給付増加
FY2016に初出。16回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020。直近の記載はFY2024-Q3。
かんぽ生命保険がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。9社中4社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに1社。
- FY2024-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における経常利益は、保有契約の減少が続く中、新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払の減少により基礎利益が増加したことに加え、キャピタル損益の大幅な改善により、前年同期と比べ466億円増加し1,254億円(前年同期比59.2%増)となりました。」
新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払が前年同期から減少し、感染症による保険金支払負担が当第3四半期累計期間において低減した。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における経常利益は、主に新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払の減少により基礎利益が増加したことに加え、キャピタル損益の大幅な改善により、前年同期と比べ647億円増加し、993億円(前年同期比187.5%増)となりました。」
新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払が前年同期から減少し、感染症による保険金支払負担は当中間期において低減した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「当社グループの経常利益は、新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払が減少した一方、保有契約の減少及び順ざやの減少により基礎利益が減少したものの、キャピタル損益の改善により、前年同期と比べ297億円増加し432億円となりました。」
当第1四半期は、新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払が前年同期から減少したと開示した。感染症による保険金支払の増加は継続しているが、当四半期の負担は低減した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度における新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払は、主に入院による入院保険金支払等により、前期と比べ増加しております。」
新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払の増加が年度ベースでも発生した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「また、当第3四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払は、主に入院による入院保険金支払等により、前年同期と比べ増加しております。」
新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払の増加が、第3四半期累計期間にも継続して発生していることを開示した。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「また、当第2四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払は、主に入院による入院保険金支払等により、前年同期と比べ増加しております。」
新型コロナウイルス感染症に係る保険金支払の増加が、当中間期にも継続して発生していることを開示した。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「本書提出日現在において、当社グループでは、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症に対する保険金支払の増加による事業、業績及び財政状態への影響を認識しており、今後の感染拡大状況によっては、役員・従業員の感染者の増大あるいは感染拡大防止に伴う出勤者の減少による業務の停滞など、正常な業務運営体制の確保が困難となる場合があるほか、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が国内外で長期間にわたり続いた場合は、国内及び海外経済への深刻な影響や、想定を超える保険金等の支払いが発生する可能性があり、当社グループの事業、業績及び財政状態に更に影響を及ぼす可能性があります。」
新型コロナウイルス感染症について、従来の将来リスクに加え、保険金支払の増加による事業・業績・財政状態への影響を認識したと開示している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「本書提出日現在において、当社グループでは、事業、業績及び財政状態に特段の影響は発生しておりませんが、今後の感染拡大状況によっては、役員・従業員の感染者の増大あるいは感染拡大防止に伴う出勤者の減少による業務の停滞など、正常な業務運営体制の確保が困難となる場合があります。」
新型コロナウイルス感染症について、提出日現在の特段の影響はないとしつつ、感染拡大時の業務停滞等の可能性を継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「なお、当社では新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う対応として、保険料の払込猶予期間の延伸、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた場合に死亡保険金に加えて「保険金の倍額支払」の対象として保険金をお支払いする取扱い等を実施しておりますが、これらの取扱いが当第2四半期連結累計期間の業績に与える影響は軽微であります。」
感染症下での保険料払込猶予期間の延伸や保険金の倍額支払等の取り扱いを継続しており、当中間期の業績への影響は軽微と開示した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「前事業年度以降、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大は世界的に保健や経済に対して甚大な影響を与えており、日本国内においても2回目となる緊急事態宣言が発令されるなど、国内経済活動の停滞や国民生活への影響が長期化・深刻化しております。」
新型コロナウイルス感染症について、国内で2回目の緊急事態宣言が発令され、経済活動・国民生活への影響が長期化・深刻化した。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「欧州では感染第2波が深刻化するなど、依然として当該感染症に対する警戒が続いております。」
新型コロナウイルス感染症について、欧州の第2波深刻化などを挙げ、保健・経済への影響と警戒が継続している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」という。)の感染拡大による国内経済活動の停滞や国民生活への影響は、一部に持ち直しの動きが見られるものの、感染症の急速な感染拡大は全世界的に保健や経済に対して甚大な影響を与えており、国内においても新規感染者数の増加等にともなう感染症の再拡大が懸念されるなど、依然として感染症に対する警戒が続いております。」
新型コロナウイルス感染症について、一部の持ち直しに触れつつも、世界的な甚大な影響と国内での再拡大懸念を開示し、警戒が継続している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「とりわけ、2020年3月期末に発生した新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、当社においても上記の状況が発生するリスクが高まっております。」
従来の一般的な感染症リスクに加え、新型コロナウイルス感染症の拡大が実際に発生し、業務停滞、保険金支払い、市場価値下落等のリスクが顕在化した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「地震、噴火、津波、台風、洪水、大雪等大規模災害、新型インフルエンザ等の感染症の大流行、テロリズム、国家間紛争等の人的災害、社会的インフラの重大な障害や混乱等の発生」
大規模災害・感染症・テロ・社会インフラ障害による事業中断および保険給付増加のリスクを継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「特に、大地震その他の大規模災害や新型インフルエンザ等の感染症の大流行等を原因として多数の死者が出た場合に、当社による保険給付に関し、通常の想定を超える債務を負うリスクにさらされております。」
大規模災害・感染症による事業中断および保険給付増加のリスクを継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「特に、大地震その他の大規模災害や新型インフルエンザ等の感染症の大流行等を原因として多数の死者が出た場合に、当社による保険給付に関し、通常の想定を超える債務を負うリスクにさらされております。」
自然災害・感染症による業務停止と、危険準備金を超える保険金支払いの可能性を示している。