重要部品の外部調達と原材料価格高騰
FY2016に初出。19回の記載のうち8回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
ファナックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。53社中24社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに30社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「当社グループにおいて、何らかの理由で部品等の調達に不足や遅れが生じた場合、生産に遅延が発生する可能性があります。…一方で、不正確な需要予測や不十分な在庫管理により過剰な調達を行った場合、過剰な在庫を抱えたことによる棚卸資産の評価損が発生する可能性があります。」
部品不足・調達遅延に加え、需要予測や在庫管理の不備による過剰調達・棚卸資産評価損のリスクを継続して開示している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当社グループにおいて、何らかの理由で部品等の調達に不足や遅れが生じた場合、生産に遅延が発生する可能性があります。…一方で、不正確な需要予測や不十分な在庫管理により過剰な調達を行った場合、過剰な在庫を抱えたことによる棚卸資産の評価損が発生する可能性があります。」
従来の部品不足・調達遅延リスクに加え、過剰調達や在庫評価損のリスクを明示し、サプライチェーンリスクの範囲を広げている。 - FY2024再掲有価証券報告書
「このため当社グループは、部品の複数調達先の確保や調達先との関係強化等、サプライチェーンリスクマネジメントの強化などの対策に引き続き努めていきます。」
部品不足・調達遅延リスクに対し、複数調達先の確保や調達先との関係強化を継続している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「サプライチェーンにおける半導体等の部品の不足による生産活動への影響は落ち着きました」
半導体等の部品不足による生産活動への影響が、前 filing までの顕在化・長期化局面から落ち着いた状態を再確認している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「これまで続いていたサプライチェーンにおける半導体等の部品の不足による生産活動への影響は落ち着きました」
半導体等の部品不足による生産活動への影響が、前四半期に続き落ち着いたと記載している。代替品採用や設計変更等による対応後の状態を再確認している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「これまで続いていたサプライチェーンにおける半導体等の部品の不足による生産活動への影響は落ち着きました」
半導体等の主要部品不足による生産活動への影響が、前 filing までの顕在化・長期化局面から落ち着いたと記載している。 - FY2023対処有価証券報告書
「特に半導体等の部品不足については、代替品の採用、設計変更等あらゆる対策を行い、影響を最小限にとどめるべく、会社の総力を挙げて対処しました。」
半導体等の部品不足による生産影響は継続しているが、代替品採用や設計変更などの対応を実施し、影響の最小化を図っている。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「特に半導体をはじめとする部品不足については、代替品の採用、設計変更等あらゆる対策を行い、影響を最小限にとどめるべく、会社の総力を挙げて対処しました。」
半導体等の部品不足が生産活動に影響するリスクは継続して実際に発生しており、代替品採用や設計変更による対応を行っている。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「特に半導体をはじめとする部品不足については、代替品の採用、設計変更等あらゆる対策を行い、影響を最小限にとどめるべく、会社の総力を挙げて対処しました。」
半導体等の部品不足による生産活動への影響が続くなか、代替品の採用や設計変更などの対策を実施し、影響の最小化を図っている。 - FY2022対処有価証券報告書
「特に半導体をはじめとする部品不足については、代替品の採用、設計変更などあらゆる対策を行い、影響を最小限にとどめるべく、会社の総力を挙げて対処しました。」
半導体等の部品不足は生産活動への影響として実際に発生しているが、代替品採用、設計変更、複数調達先確保等による影響低減策を具体化している。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「世界的なサプライチェーンにおける半導体等の部品の不足による生産活動への影響が長期化する等、先行き不透明な状況が続いております。」
重要部品の外部調達・供給途絶リスクについて、半導体等の部品不足が生産活動への影響として実際に発生し、その影響が長期化していると記載している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「世界的なサプライチェーンにおける半導体等の部品の不足による生産活動への影響が顕在化する等、先行き不透明な状況が続いております。」
従来の外部調達依存・供給途絶リスクについて、半導体等の部品不足が生産活動への影響として実際に顕在化したと記載している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の再拡大への懸念や半導体等の主要部品の不足、米中摩擦の影響等、先行き不透明な状況が続いております。」
従来の外部調達依存・供給途絶リスクに加え、半導体等の主要部品不足が現在の事業環境として明示され、部品調達リスクが具体化している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「このため当社グループは、部品の複数調達先の確保等サプライチェーンリスクマネジメントの強化などの対策に引き続き努めてまいります。」
部品不足・調達遅延リスクに対し、複数調達先の確保などサプライチェーン管理を継続する方針を再確認している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当社グループの部品調達先や加工・組立業務委託先に感染者が発生した場合、当社グループの生産に影響を及ぼす可能性があります。また、部品調達先の所在する国や地域でロックダウン(都市封鎖)が行われた場合、部品の生産や物流に大きな制限を受け、当社グループの部品調達に重大な支障が起きる可能性があります。」
重要部品の外部調達リスクが、感染者発生やロックダウンによる生産・物流制限という具体的なサプライチェーンリスクとして拡大している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社は、商品の重要部品を当社グループ内で製造するよう努めている一方で、当社グループ内で製造していない重要部品はグループ外の他社に依存しています。」
重要部品の外部調達依存、調達不足、原材料・人件費・運賃の高騰および品質不良のリスクを再確認している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社は、商品の重要部品を当社グループ内で製造するよう努めている一方で、当社グループ内で製造していない重要部品はグループ外の他社に依存しています。」
重要部品の外部調達依存、原材料価格高騰、部品品質不良のリスクを再確認している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「また、国内外の供給元の中からできるだけ品質が優れた部品や原材料の調達を進める努力をしていますが、これらの部品や原材料に万一不良があった場合は、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。」
外部調達部品の不足・原材料価格高騰に加え、部品・原材料の品質不良も調達リスクとして明示している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社は、商品の重要部品を当社グループ内で製造するよう努めている一方で、当社グループ内で製造していない重要部品はグループ外の他社に依存しています。天災地変や、供給元の事情、市場の状況によってそれら部品の調達に不足が生じた場合、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。」
内製化を進めつつも外部供給元に依存する重要部品の不足と、原材料価格上昇をリスクとしている。