外部供給元による重要部品の供給停止リスク
FY2016に初出。14回の記載のうち5回が「対処」で、最初の「対処」はFY2020。直近の記載は2026-07-31。
アルプスアルパインがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。53社中34社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに25社。
- 2026-07-31悪化決算
「営業利益は、データセンター投資の拡大を背景としたメモリー価格上昇による原価増加等により、前年同期比で減少しました。」
データセンター投資を背景とするメモリー価格上昇が原価増加として実際の利益に影響した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「特にモビリティ製品の重要部品であるメモリの供給不足に伴う価格上昇や、主にコンポーネント製品に使用する原材料である地金等の価格上昇に加え、中東情勢の長期化に伴う原油価格の上昇及びナフサ由来部材の調達混乱、更には取引先の事業撤退等により部材価格が高騰した場合には、当社製品の原価率が悪化し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。」
重要部品・外部供給リスクについて、メモリ不足、地金・原油価格上昇、ナフサ由来部材の調達混乱、取引先の事業撤退を新たな要因として具体化した。 - 2026-04-30悪化業績予想の修正
「当社車載製品を中心とした重要部品であるメモリの数量不足による価格上昇及び当社コンポーネント製品を中心とした原材料である地金等の価格上昇に伴い、当社製品の原価率が悪化する可能性があり、この場合、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼします。」
重要部品であるメモリの数量不足・価格上昇と、地金等の原材料価格上昇を供給・調達リスクとして具体化した。 - FY2025対処有価証券報告書
「供給問題を未然に防ぐ対策として、当社グループは、サプライチェーンマネジメントの強靭化に取り組み、代替調達先の確保や、自然災害・感染症、事故等の発生時は調達部品の生産地を特定できるシステム等により、迅速な対応が取れるよう取り組んでいます。」
重要部品の供給リスクへの対応を、代替調達先、生産地特定システム、取引先評価、パートナーシップ構築を含むサプライチェーン強靭化へ具体化した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、サプライチェーンの混乱や半導体不足による供給制限が緩和し、景気は緩やかな回復の継続が見られる一方で、」
外部供給元による重要部品の供給停止・不足リスクについて、サプライチェーン混乱と半導体不足による供給制限が緩和したと記載された。ただし、部材価格の高止まりは継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「世界的な半導体不足が継続している中、ウクライナ情勢、米中デカップリング及び台湾情勢等による地政学上の各種影響により自動車メーカーの生産調整が継続して行われています。当社グループにおいても、生産調整による売上減少や、電子部品の需給逼迫による材料費上昇、サプライチェーンの混乱による物流費の高騰や生産ロスが発生しています。」
重要部品の供給リスクについて、半導体不足と地政学要因が継続し、売上減少、材料費・物流費高騰、生産ロスとして実際の影響が続いていると記載した。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスによる行動制限や物流需給、半導体不足等の緩和等に伴い、緩やかな回復基調となりました。」
半導体不足等の供給制約が緩和したと記載した。部品在庫の確保による計画的な生産・売上高維持の対応も継続している。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「こうした事業環境の中、当社では資材や物流費の高騰への対応や、部品在庫の確保による計画的な生産や売上高の維持等、迅速な変化への対応を行い業績への影響を最小限に抑えるべく活動しました。」
部品供給・資材価格・物流費のリスクに対し、部品在庫の確保と計画的な生産による影響抑制を進めた。 - FY2022悪化有価証券報告書
「世界的な半導体不足が継続している中、中国ゼロコロナ政策からのエリアロックダウン及びウクライナ情勢からの各種影響により自動車メーカーの生産調整が昨年に引き続き行われています。当社においても、生産調整による売上減少や、電子部品の需給逼迫による材料費上昇、サプライチェーンの混乱による物流費の高騰や生産ロスが発生しています。」
重要部品の外部供給リスクが、半導体不足、ロックダウン、ウクライナ情勢により継続・深刻化し、売上減少、材料費・物流費上昇、生産ロスとして顕在化した。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「また、前年度からの半導体不足の影響が収束せず、更に半導体以外の部品供給も不安定になり、サプライチェーンの混乱が深刻さを増しており、自動車メーカーを中心に生産計画の見直しなどが続いています。」
外部供給元に関する供給停止・不足リスクについて、半導体に加えてその他部品の供給も不安定化し、サプライチェーン混乱が深刻化したと記載した。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「前年度より顕在化していた半導体不足の影響が拡大しました。更に、半導体以外の部品の供給も不安定になる等、サプライチェーンの混乱が深刻さを増している」
外部供給元に関する供給停止・不足リスクについて、半導体不足の拡大に加え、半導体以外の部品供給も不安定化したと記載した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「急速な経済の回復による半導体不足の影響が昨年後半より一層深刻化し、自動車の生産が計画通りに進まない状況となっています。」
重要部品の供給停止リスクについて、半導体不足が深刻化し、自動車生産が計画通りに進まないという実際の影響を記載した。 - FY2020対処有価証券報告書
「供給問題を未然に防ぐ対策として、サプライチェーンマネジメントの強化に取組み、代替調達先の確保や、災害・事故等の発生時は調達部品の生産地を特定できるシステム等により、迅速な対策が取れるよう取組んでいます。また、一定水準の部品在庫の確保を図ることにより、生産遅延や販売機会の損失等を最小限に留める取組みを進めています。」
外部供給元の供給停止リスクに対し、代替調達先、生産地特定システム、部品在庫による対応策を具体化した。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの事業は、重要部品を当社グループ内で製造するよう努めていますが、一部の重要部品については、当社グループ外の企業から供給を受けています。従って、これらの供給元企業が災害等の事由により当社グループの必要とする数量の部品を予定どおり供給できない場合、生産遅延や販売機会損失等が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響が及ぶ可能性があります。」
内製化に努める一方、外部供給元の災害等による生産遅延・販売機会損失をリスクとして開示。