中国経済減速と世界景気停滞による需要リスク
FY2016-Q2に初出。34回の記載のうち16回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2016-Q3。直近の記載はFY2026-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。168社中125社が悪化側に。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における事業環境は、米国の通商政策や中東情勢等を背景としたエネルギー・資源高、物価上昇・景気減速の懸念が継続する等、依然として先行き不透明な状況が継続しました。」
従来の中国経済の回復遅延等に加え、米国の通商政策、中東情勢、エネルギー・資源高、物価上昇・景気減速懸念が引き続き不透明要因として記載された。インド以西では中東情勢の影響による顧客の投資先送りも発生している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における事業環境は、ロシア・ウクライナ紛争の長期化や中東紛争の継続等の地政学リスク、資源高や世界的なインフレ等による諸コストの高騰、中国経済の回復遅延や設備投資の抑制に加え、米国のトランプ政権による関税政策など、先行き不透明な状況が継続しております。」
従来の中国経済回復遅延や設備投資抑制に加え、米国の関税政策が新たな不透明要因として明示された。関税動向を様子見する顧客の投資活動停滞も記載されている。 - FY2024-H1中国回復遅延・欧米伸び悩みと成長地域期待の併存有価証券報告書
「当社を取り巻く事業環境は、今年度の前半は中国・東南アジアにおける需要回復の遅れや新興国における外貨不足による設備投資の遅れが懸念される一方、年間ではインド以西、中南米、東欧、アフリカなど成長する経済圏における設備投資需要の拡大が見込まれます」
中国・東南アジアの需要回復遅延と新興国の外貨不足に加え、中国の回復遅れや欧米の伸び悩みが実績要因として示された。一方、インド以西、中南米、東欧、アフリカでは年間の需要拡大を見込むという地域差が続いている。 - FY2024-Q1中国・東南アジアの遅れと成長地域の期待が併存有価証券報告書
「当社を取り巻く事業環境は、今年度の前半は中国・東南アジアにおける需要回復の遅れや新興国における外貨不足による設備投資の遅れの継続が懸念される一方で、年間ではインド以西、中南米、東欧、アフリカなどの成長する経済圏における設備投資需要の拡大が見込まれ」
中国・東南アジアの需要回復遅延や新興国の外貨不足が引き続き懸念される一方、インド以西、中南米、東欧、アフリカなどでは年間の設備投資需要拡大を見込むという地域差が示された。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「このような事業環境の中、当第3四半期連結累計期間は、縫製工場・電子部品製造受託工場の設備投資が慎重になり、特に最大市場である中国、東南アジアにおける投資の具体化が遅れており、また南アジア等の新興国の外貨不足に起因する購買の先送りなどにより、売上高は675億4千6百万円(対前年比22.4%減)と大幅な減少となりました。」
中国・東南アジアで設備投資の具体化が遅れ、南アジア等の外貨不足による購買先送りも続いた。連結売上高は前年同期比22.4%減となり、需要環境の悪化が拡大している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「このような事業環境の中、当第2四半期連結累計期間は、欧州、日本は堅調に推移したものの、最大市場である中国、アジアにおける経済復興やサプライチェーン分断によるグローバルな産地移転等に伴う投資需要の具体化の遅れ、南アジア等の新興国の外貨不足に起因する購買の先送りなどにより、売上高は447億7千万円(対前年比23.6%減)と大幅な減少となりました。」
中国・アジアでの投資需要の具体化の遅れと、新興国の外貨不足による購買先送りが続き、連結売上高は前年同期比23.6%減となった。欧州・日本は堅調だったが、需要リスクの影響が拡大している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「中国、アジアにおける経済復興やサプライチェーン分断によるグローバルな産地移転のニーズを十分に捉えられなかったことや、南アジア等の新興国の外貨不足に起因する購買の先送りなどにより、売上高は219億5千9百万円(対前年比19.3%減)と大幅な減少となりました。」
中国・アジアの経済復興やグローバルな産地移転ニーズを十分に取り込めず、新興国の外貨不足による購買先送りも加わり、売上高は前年同期比19.3%減となった。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「特に第3四半期において中国におけるゼロコロナ政策の影響と投資需要の急激な落ち込みや、ノンアパレルの一部の分野での消費需要の落ち込みがあり、売上高は当初目論みには達せず、870億8千7百万円(対前年比19.1%増)となりました。」
中国のゼロコロナ政策による投資需要の急激な落ち込みと、ノンアパレルの一部での消費需要減少が第3四半期に顕在化し、売上高は前年同期比19.1%増にとどまり、当初目論み未達となった。 - FY2022-Q2回復・新規投資と上海ロックダウンの併存有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における当社を取り巻く事業環境は、新型コロナ感染症に係る行動規制の緩和や各国の政策に加え、ニューノーマルな環境の中で成長する業界や生産地移転等の新規投資により経済が堅調に推移する一方で、中国の上海を中心とするロックダウンの発動により経済活動に制約を受けました。」
行動規制緩和、各国政策、成長業界や生産地移転に伴う新規投資で経済が堅調に推移する一方、上海を中心とするロックダウンによる制約が併存している。 - FY2022-Q1回復基調と複合的な供給・地政学リスクの併存有価証券報告書
「当第1四半期における当社を取り巻く事業環境は、新型コロナウィルス感染症に係る行動規制の緩和や各国の経済政策により回復基調が続く一方で、中国では各地でロックダウンが発動されるなどゼロコロナ政策により経済活動が制約を受けました。また、世界的な部品不足、物流の混乱、原材料価格や運賃の高騰、ロシア・ウクライナ情勢などの地政学リスクの顕在化など、先行き不透明な状況が続いております。」
行動規制の緩和や各国の経済政策による回復基調が続く一方、中国のロックダウン、部品不足、物流混乱、原材料・運賃高騰、ロシア・ウクライナ情勢による先行き不透明感が併記され、需要環境は回復とリスクが併存する状態となった。 - FY2021-Q3需要回復局面・事業環境改善継続有価証券報告書
「当社を取り巻く事業環境は、一部国・地域で新型コロナ感染拡大の影響はあるものの、お客様である縫製工場の稼働率向上や5Gなどに牽引された半導体関連等の需要拡大により設備投資需要の回復が進み、またお客様のサプライチェーン分断への対応(生産地分散化)など、当社のビジネスチャンスに繋がる動きも出始めており、前年同期と比較すると大幅に改善しております。」
一部国・地域では新型コロナの影響が続く一方、縫製工場の稼働率向上、5G・半導体関連需要の拡大により設備投資需要の回復が進んでいる。前年同期比で事業環境が大幅に改善したとの認識を継続している。 - FY2021-Q2需要回復継続・改善幅拡大有価証券報告書
「当社を取り巻く事業環境は、一部国・地域で新型コロナ感染拡大の影響はあるものの、お客様である縫製工場の稼働率向上や5Gなどに牽引された半導体関連等の需要拡大により設備投資需要の回復が進み、またお客様のサプライチェーン分断への対応(生産地分散化)など、当社のビジネスチャンスに繋がる動きも出始めており、前年同期と比較すると大幅に改善しております。」
一部地域では感染拡大の影響が残る一方、縫製工場の稼働率向上、5G・半導体関連需要の拡大により設備投資需要の回復が進み、前年同期比で事業環境が大幅に改善したと記載している。 - FY2021-Q1需要回復が進展有価証券報告書
「一部国・地域で新型コロナ感染拡大の影響はあるものの、5Gなどに牽引された半導体や自動車関連等の需要拡大により中国等を中心に設備投資需要の回復が進み、またお客様のサプライチェーン分断への対応(生産地分散化)など、当社のビジネスチャンスに繋がる動きも出始めており、前年同期と比較すると大幅に改善しております。」
新型コロナ感染拡大の影響は残る一方、5G、半導体、自動車関連需要を背景に中国等の設備投資需要の回復が進み、前年同期比で事業環境が大幅に改善したと記載している。 - FY2020-Q3需要低迷下で中国等に回復の兆し有価証券報告書
「引き続き新型コロナ感染の影響により消費需要の冷え込みが続いておりますが、特に第3四半期に入り、5G関連等の需要により中国を始めとして経済活動活性化の兆しも見えてまいりました。」
新型コロナウイルスによる消費需要の冷え込みは続く一方、第3四半期には5G関連需要などを背景に中国を中心とする経済活動・設備投資需要の回復の兆しが示された。連結売上高は前年同期比37.1%減で、需要リスク自体は継続している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当社を取り巻く環境も、特にお客様である各国各地域の縫製工場で事業を停止し、操業度が低い企業があるなど引き続き設備投資需要は低水準で推移しております。」
新型コロナウイルスによる顧客工場の事業停止・低操業が続き、設備投資需要は低水準で推移した。連結売上高は前年同期比41.2%減となり、需要リスクの業績影響が前四半期より拡大している。一方、産業装置では中国等の5G関連設備投資需要に一部回復もみられた。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「しかしながら、当社を取り巻く環境は、中国、ベトナム、日本の当社工場は通常稼働が可能な状況にあるものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、お客様である各国各地域の縫製工場や電子部品工場等で事業を停止し、休業状態となっている企業があるなど総じて厳しい状況となっております。その影響を受けて当社の売上も各地域において伸び悩み、売上高は168億6千万円(前年同期比34.5%減)となりました。」
新型コロナウイルスの感染拡大により顧客工場の操業停止・休業が発生し、各地域の売上が伸び悩んだ。連結売上高は前年同期比34.5%減となり、需要リスクが実績として顕在化している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当連結会計年度においては、特に下期において米中貿易摩擦によりお客様の設備投資需要が減速し、主に中国、欧州での売上の減少が顕著となった結果、売上高は991億6千9百万円(対前年同期比11.5%減)となりました。」
米中貿易摩擦による設備投資需要の減速が下期に顕在化し、中国・欧州の売上減少が顕著となった。全社売上高も前年同期比11.5%減となり、需要リスクの業績影響が通期で確認された。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「特に直近において米中貿易摩擦によりお客様の設備投資需要が減速し、中国、欧州等での売上の減少が顕著となった結果、売上高は744億2千4百万円(対前年同期比8.9%減)となりました。」
米中貿易摩擦による設備投資需要の減速が明示され、中国・欧州等での売上減少が顕著となった。全社売上高も前年同期比8.9%減となり、需要リスクの業績への影響が前四半期より明確化している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期における事業環境は、米国経済が安定的に成長する一方で、米中貿易摩擦の長期化、中国における景気減速や、英国のEU離脱問題等により、世界経済は不安定さを増してきております。」
米中貿易摩擦、中国景気減速、英国のEU離脱問題による世界経済の不安定さを引き続き記載している。中国・欧州での売上減少も業績要因として示されているが、リスク欄では重要な変更なしとしている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期における事業環境は、米国経済が安定的に成長する一方で、中国における景気減速懸念、米中貿易摩擦や、英国のEU離脱問題などにより、世界経済は不安定さを増してきております。」
中国の景気減速懸念、米中貿易摩擦、英国のEU離脱問題を背景に、世界経済の不安定さが増していると記載している。実績面でも中国など一部地域の売上が伸び悩んだ。 - FY2018-Q3中国・アジア設備投資需要の取り込み継続有価証券報告書
「その結果、電子部品の供給不足などによる一部の生産遅延の影響はあるものの、アジアおよび中国の活発な設備投資需要を着実に取り込むことが出来たことにより、売上高は817億3百万円(対前年同期比10.1%増)となりました。」
中国・アジアの設備投資需要が活発な状態を維持し、その需要を取り込んだ結果、連結売上高は前年同期比10.1%増となった。従来の需要回復・堅調という記載から、需要の取り込み実績まで確認できる。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「市場別では中国などハイエンド分野での売上は堅調に推移し、アジア市場におけるミドルマーケットでの売上も前年同期より増加してきていることから、縫製機器&システム事業全体の売上高は347億6千9百万円(対前年同期比6.8%増)となりました。」
中国のハイエンド分野の堅調さと、アジアのミドルマーケット売上の増加が引き続き記載され、縫製機器&システム事業の売上高は前年同期比6.8%増となった。 - FY2018-Q1中国・アジア需要の回復基調有価証券報告書
「市場別では中国などハイエンド分野での売上は堅調に推移し、また、アジア市場におけるミドルマーケットでの売上も前年同期より増加してきていることなどから、縫製機器&システム事業全体の売上高は170億6千5百万円(対前年同期比6.7%増)となりました。」
中国のハイエンド分野が堅調で、アジアのミドルマーケットも前年同期より増加したと記載され、地域・市場別の需要環境は一部で回復基調となっている。 - FY2017地域・製品別に明暗有価証券報告書
「欧米や中国の経済は堅調に推移し、とりわけ中国における活発な設備投資需要に支えられたことや為替が円安基調で推移したことなどから、連結売上高は1,036億5千9百万円(対前連結会計年度比6.1%増)となりました。」
中国・欧米の経済および設備投資需要は堅調となった一方、アジアの一部地域やミドルマーケットのアパレル市場では売上が伸び悩んだ。全社売上高は前年同期比6.1%増に転じている。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「市場別では欧米・中国での売上が堅調に推移したものの、アジア市場における一部地域での売上が伸び悩んでいること、製品別ではノンアパレルの分野での売上は堅調であったものの、アパレル市場向けの売上が減少したことで、縫製機器&システム事業全体の売上高は495億1千2百万円(対前年同期比4.5%減)となりました。」
欧米・中国の堅調さと、一部アジア地域の伸び悩み、アパレル市場向け売上の減少が引き続き記載されている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「市場別では欧米での売上が堅調に推移し、中国での売上も回復基調にあるものの、アジア市場における一部地域での売上が伸び悩んだこと」
欧米の堅調さと中国の回復基調が示される一方、一部アジア地域の売上伸び悩みが継続している。縫製機器&システム事業の売上高は前年同期比9.8%減となった。 - FY2017-Q1地域別に明暗有価証券報告書
「市場別では欧米での売上は堅調であったものの、アジア市場における一部地域での売上が伸び悩んだこと」
従来記載されていた中国・世界景気の広範な減速から、欧米および中国は堅調、一部アジア地域は伸び悩みという地域別の状況に変化している。全社売上高は前年同期比8.5%減となった。 - FY2016悪化有価証券報告書
「しかしながら、中国経済の減速など世界経済の不透明感が高まり景気の停滞が続く中で、前連結会計年度と比べて円高で推移したことなどから、連結売上高は977億2千4百万円(前連結会計年度比13.4%減)となりました。」
中国経済の減速、世界景気の停滞、円高を背景に連結売上高が前年同期比13.4%減となった。海外売上高比率も83.7%であり、海外需要環境への依存が明示されている。 - FY2016-Q3悪化有価証券報告書
「しかしながら、中国経済の減速など世界経済の不透明感が高まり景気の停滞が続く中で、米国金利の状況などにより前第3四半期連結累計期間と比べて円高で推移したことなどから、売上高は732億8千3百万円(対前年同期比11.9%減)となりました。」
中国経済の減速、世界景気の停滞、円高を背景とする売上減少が続き、売上高の前年同期比減少率は11.9%となった。需要・為替リスクの業績への影響が継続している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「中国経済の減速や原油安など世界経済の不透明感が高まり景気の停滞が続く中で、米国金利の状況に加えて、直近では英国のEU離脱などにより円高が急速に進んだことなどから、売上高は509億9千1百万円(対前年同期比11.1%減)となりました。」
中国や米州で売上が低迷し、全体売上高も前年同期比11.1%減となった。一方、バングラデシュ・インドなどの新興国では売上が拡大した。