銅合金等の原材料価格高騰
FY2021に初出。20回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q1。直近の記載は2026-08-06。
SANEIがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。22社中12社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに8社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「主力製品の原材料である銅価格が想定を上回って高騰したことに加え、大阪・関西万博関連の協賛費用を計上したことなどにより、営業利益は18億30百万円(前期比2.8%減)」
銅価格が想定を上回って高騰し、原材料価格高騰の影響が営業利益の減少要因として実績化した。 - FY2026-H1再掲有価証券報告書
「売上増に伴う利益の増加があった一方で、原材料費の高止まり、一時的な費用の計上などもあり、利益面では概ね横ばいとなりました。」
原材料費の高止まりが続き、売上増による利益増加を一部相殺したと説明している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「急激な為替変動の影響等により原材料・仕入価格が想定以上に高騰したことに加え、創業70周年記念に関連する費用が一時的に増加したため、営業利益は18億83百万円(前期比4.6%減)」
販売価格改定の浸透が続く中でも、急激な為替変動による原材料・仕入価格高騰が実際に利益減少要因となった。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「利益面では、急激な為替変動の影響により原材料・仕入価格が想定以上に高騰したことに加え、創業70周年記念に関連する費用が一時的に増加したため、営業利益は6億62百万円(前年同期比10.8%減)」
販売価格改定の浸透が続く中でも、急激な為替変動により原材料・仕入価格が想定以上に高騰し、利益減少の要因として実際に現れている。 - FY2024対処有価証券報告書
「当社グループの当連結会計年度における売上高は、住宅市場向けの受注増加、デザイン水栓シリーズ・高機能製品など高付加価値製品の拡販、販売価格改定の浸透等により、前連結会計年度に比べ9億68百万円増加し、275億32百万円(前期比3.6%増)となりました。」
原材料価格高騰リスクが残る中、販売価格改定の浸透、高付加価値製品の拡販などにより、コスト上昇を吸収する方向の利益改善が記載されている。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「売上高は販売価格改定の浸透、既存販売ルートの売上拡大の両面により堅調に推移し、203億64百万円(前年同期比4.5%増)となりました。」
原材料・仕入価格高騰が続く環境下で、販売価格改定の浸透が進み、利益が大幅に改善したことから、価格転嫁による影響吸収の進展が記載されている。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「利益面では、2022年4月より実施した一部製品のメーカー希望小売価格の改定が十分に浸透した結果、営業利益は7億43百万円(前年同期比614.6%増)」
原材料やエネルギー価格の高止まりが続く環境下で、既に実施した販売価格改定の浸透による利益改善が継続している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「利益面では、2022年4月より実施した一部製品のメーカー希望小売価格の改定が十分に浸透した結果、営業利益は 2億96百万円 (前年同期比202.4%増)」
原材料・エネルギー価格の高止まりは継続しているものの、販売価格改定が十分に浸透し、原材料費高騰の利益への影響を従前より吸収できたことが記載されている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「原材料・仕入価格が想定以上に高騰したことによってコストが増加し、販売価格への転嫁や生産の効率化等で利益率改善を図りましたが、全てを吸収するまでには至りませんでした。」
原材料・仕入価格の高騰が実際にコスト増加と利益減少に結びつき、価格転嫁・生産効率化でも全てを吸収できなかった。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「急激な円安進行や物価高騰の影響などにより、原材料・仕入価格が想定以上に高騰している状況であり、」
原材料・仕入価格の高騰が想定以上の水準で継続し、利益減少の要因として引き続き記載されている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「利益面では、急激な円安進行や物価高騰の影響などにより、原材料・仕入価格が想定以上に高騰している状況であり、顧客への販売価格の改定を推進するも浸透が遅れ、営業利益は1億3百万円(前年同期比85.0%減)、経常利益は89百万円(前年同期比87.3%減)となりました。」
原材料・仕入価格の高騰が想定以上となり、販売価格改定の浸透遅れによって影響を吸収できず、利益が大幅に減少した。原材料価格高騰リスクの利益への影響が一段と明確になっている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「利益面では、2022年4月より一部製品のメーカー希望小売価格の改定を実施しましたが、販売価格改定の浸透遅れもあり原材料費の高騰による影響を吸収しきれず、」
一部製品の価格改定を実施したものの、浸透の遅れにより原材料費高騰の影響を吸収しきれなかったと記載している。原材料価格高騰の利益への影響が一段と明確になった。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当社の主要原材料である銅合金等の長期にわたる価格上昇に伴う仕入価格の高騰、円安傾向にある為替レートや物価の上昇など、コスト面で非常に厳しい状況が続いており、」
銅合金等の原材料価格上昇が長期化し、仕入価格高騰として実際の利益環境に現れている。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「利益面につきましては、銅合金やアルミ地金の長期にわたる価格上昇、円安傾向にある為替レートや海上運賃の上昇など、コスト面で厳しい状況が続いておりますが、」
銅合金やアルミ地金の価格上昇が長期化し、原材料価格高騰リスクが実際のコスト面の厳しさとして継続している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「銅合金やアルミ地金の半年以上にわたる価格上昇、円安傾向にある為替レートや海上運賃の上昇など、コスト面で厳しい状況が続いておりますが、」
銅合金・アルミ地金の価格上昇が半年以上続き、原材料価格高騰リスクが実際のコスト面の厳しさとして現れている。 - FY2021初出有価証券報告書
「当社グループは、銅合金などを使用した水栓金具を製造しております。原材料価格の上昇時におきましては、コスト削減・販売価格への転嫁などで吸収を図っておりますが、予想以上の原材料価格高騰によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
銅合金等の原材料価格高騰をリスクとし、複数調達先、協力業者との関係強化、価格転嫁で対応する方針を示している。