市販切削工具再研磨市場の競争と受注停滞
FY2018に初出。18回の記載のうち12回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018。直近の記載はFY2026。
エーワン精密がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。84社中38社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに14社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、汎用加工から高度な加工まで幅広く使用されていて、今年に入ってから国内製造業の機械稼働率が緩やかにあがってきたなかでニーズは増加しましたが、同業他社との価格競争もあり当社の受注は伸び悩みました。」
国内製造業の稼働率回復で再研磨ニーズは増加したものの、同業他社との価格競争により受注が伸び悩んだ。 - 2026-08-10顕在化決算
「市販切削工具の再研磨は、汎用加工から高度な加工まで幅広く使用されていて、今年に入ってから国内製造業の機械稼働率が緩やかに上がってきたなかでニーズは増加しましたが、同業他社との価格競争もあり当社の受注は伸び悩みました。」
市販切削工具再研磨市場について、需要増加にもかかわらず価格競争により受注が伸び悩む状況が実績化している。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、様々な業種の切削加工で使用されている工具の再研磨ですが、当社の顧客層の大部分を占める中小製造業において設備稼働率が高まらなかったことで、当社の受注も横ばいとなりました。売上高は160,915千円(前年同期比0.6%減)となりました。」
中小製造業の設備稼働率が高まらず、市販切削工具再研磨の受注は横ばい、売上高は前年同期比0.6%減となった。受注停滞が続いている。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、大手企業の夏季休暇と年末年始に合わせて顧客企業の機械稼働率が低下し当部門の受注も昨年8月、今年の1月と下がりました。市販切削工具は標準的な切削加工で使用されるものであり、機械稼働率の高低が再研磨の量に繋がってきます。売上高は、325,618千円(前年同期比4.1%減)となりました。」
市販切削工具再研磨について、顧客企業の稼働率低下と競争環境を背景に受注が下がり、売上高が前年同期比4.1%減となった。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、量産加工のリピート品がやや減少したことを受けて当社の受注も減少しました。売上高は161,837千円(前年同期比4.3%減)となりました。」
市販切削工具再研磨について、量産加工のリピート品減少を背景に受注が減少し、売上高が前年同期比4.3%減となった。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、自動車部品加工以外で全体的に機械稼働率は低下している企業が多く、当社の受注も減少となりました。売上高は252,539千円(前年同期比12.7%減)となりました。」
市販切削工具再研磨について、幅広い企業の機械稼働率低下を背景に受注が減少し、売上高は前年同期比12.7%減となった。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、自動車生産を除く幅広い業種の量産部品、単品加工の機械稼働率が低下したことを受けて減少しました。売上高は169,025千円(前年同期比13.4%減)となりました。」
市販切削工具再研磨について、幅広い業種の機械稼働率低下を背景とする受注停滞・減少が実績化し、売上高は前年同期比13.4%減となった。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、幅広い業種の切削加工で使用される切削工具の再研磨をしていますが、大半の顧客企業の仕事量が減少したことに連動して当社の受注も減少しました。売上高は79,685千円(前年同期比18.4%減)となりました。」
市販切削工具再研磨について、顧客企業の仕事量減少に伴う受注停滞・減少が実績化し、売上高は前年同期比18.4%減となった。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、大手企業の夏季休暇に合わせて顧客企業の機械稼働率が低下し当部門の受注も下がりました。市販切削工具の再研磨は量産加工で使用されるものも多く期を通じて緩やかな減少傾向となりました。」
市販切削工具再研磨の受注停滞・減少が、顧客企業の機械稼働率低下と量産加工の減少を背景に実績化した。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、量産部品加工に使用される工具が多く、顧客企業の設備機械稼働率の低下の影響を受けて受注は横ばいとなり、売上高は195,266千円(前年同期比0.8%減)となりました。」
市販切削工具再研磨の受注横ばいと売上高減少が実績として記載され、受注停滞の側面が現れた。競合企業の増加について新たな記載はない。 - FY2022悪化有価証券報告書
「事業開始から年数を経過し、一定の顧客基盤を確保しましたが、この間、競合企業も増加して価格競争が激化してきました。今後、さらに価格競争が進む場合は、当社の受注に影響を及ぼす可能性があります。」
市販切削工具再研磨について、競合企業の増加と価格競争の激化を明記し、競争リスクの悪化を示している。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、総じて顧客企業の機械稼働率が上昇したのに連動して、当社の受注も戻しました。売上高は299,453千円(前年同期比13.9%増)となりました。」
市販切削工具再研磨の受注停滞は、顧客企業の機械稼働率上昇に連動して回復した。ただし競争環境そのものについての変更は記載されていない。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、顧客企業の機械稼働率が上昇したのに連動して、当社の受注も戻しました。売上高は196,912千円(前年同期比17.5%増)となりました。」
顧客企業の機械稼働率上昇により市販切削工具再研磨の受注は回復したが、当四半期報告書の事業内容では競合企業が多く価格競争となる構造に変更はない。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、顧客企業の機械稼働率が堅調だったため増加に転じましたが、競合企業が多く、価格競争となっている面もあり別注切削工具の製作・再研磨に比較して増収率はやや低くなり、売上高は94,609千円(前年同期比20.6%増)となりました。」
顧客企業の機械稼働率を背景に市販切削工具再研磨は増加したものの、競合企業が多く価格競争が続いていると記載している。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期における切削工具部門では、国内生産活動の回復傾向が鈍り横ばいとなったため、市販刃具の再研磨は頭打ちとなり、量産部品加工や複雑な加工に使用する特注刃具も横ばいとなりました。」
市販刃具の再研磨需要が頭打ちとなり、特注刃具も横ばいとなったことで、再研磨市場における受注停滞が実績として現れている。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「当部門は、市販切削工具の再研磨と特注の切削工具製作・再研磨を手掛けており、これらの工具は量産部品加工、単品物加工、金型、設備・治工具など様々な加工で使用されるものであります。そのため受注の落ち込み、戻りともにやや振れ幅は緩和されています。」
市販切削工具再研磨を含む切削工具部門について、複数の加工分野にまたがる需要により受注変動が緩和される状況を記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「市販切削工具の再研磨は、再研磨会社が多く一部価格競争になっており、当社の受注は横ばいとなっています。」
再研磨会社の多さによる価格競争と、市販切削工具再研磨の受注横ばいを引き続き記載している。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「市販されている切削工具の再研磨は、再研磨会社が多く一部価格競争になっており、当社の受注は横ばいとなっています。」
再研磨会社の多さによる価格競争が実際に生じ、当社の市販切削工具再研磨の受注が横ばいとなっている。