大型BPO案件の処理量縮小と想定超過工数による損失
FY2017に初出。27回の記載のうち14回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q1。直近の記載は2026-10-15。
キャリアリンクがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。54社中17社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに12社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「前期稼働していた民間企業向け大型案件の規模縮小などがありましたが」
民間企業向け大型案件の規模縮小が続く一方、自治体向け案件、中央官庁案件及び新規民間大型案件で補完したと記載している。大型案件縮小リスクは継続している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間の経営成績は、前期稼働していた民間企業向け大型BPO案件の規模縮小などがありましたが、地方自治体向けBPO関連事業において、従来から取り組んでいるマイナンバー関連案件に加え、戸籍法改正関連案件などについて積極的に受注活動を展開した他、製造系人材サービス事業においては、既存先を中心に受注量の増加について積極的に取り組んだことなどから、売上高は、前年同期比1,176,079千円増(5.7%増)の21,639,911千円となりました。」
民間企業向け大型BPO案件の規模縮小が続く一方、自治体案件等で補完したと記載している。大型案件縮小リスクは継続している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「前期に稼働していた地方自治体及び民間企業を事業主とする大型案件の終了や規模縮小及び全国的にマイナンバー新規交付業務が一区切りついたことによるマイナンバー交付施策案件の受注量縮小により、当事業部門の売上高は前期比3,052,363千円減(11.3%減)の23,956,786千円となりました。」
大型案件の終了・縮小に加え、マイナンバー交付施策案件の受注量縮小がBPO部門の減収として表れた。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当事業部門は、地方自治体取引においては、首都圏、東海地方、近畿大都市圏、九州地方において積極的に経済対策関連案件を中心に新規取引先開拓を展開するとともに、地方自治体窓口業務、社会保険業務の他、社会福祉関連業務を中心に受注業務領域拡大に積極的に取り組んだ結果、新たに7地方自治体との取引が始まり、既存取引地方自治体と合わせて177地方自治体との取引が実現しました。一方、民間企業との取引においては、大手BPO事業者から中央官庁を事業主とする新規案件の受注が堅調に推移した他、前期に受注した民間企業を事業主とする大型案件の受注高が増加しましたが、前期に稼働していた地方自治体及び民間企業を事業主とする大型案件の終了や規模縮小及び全国的にマイナンバー新規申請業務が一区切りついたことによるマイナンバー交付施策案件の受注量縮小により、当事業部門の売上高は前年同期比1,592,781千円減(11.3%減)の12,564,803千円となりました。」
新規自治体取引や中央官庁向け案件で補完を進めたものの、既存大型案件の終了・規模縮小及びマイナンバー案件の受注量縮小が続き、BPO関連事業部門の減収として表れた。 - FY2024悪化有価証券報告書
「前期に受注した大型案件が規模縮小や終了したことに加え、期初に想定していた地方自治体からの受注高が実現できなかったものの製造系人材サービス事業においては、特に食品加工部門における受注高が好調であったことなどから、当連結会計年度の売上高は、前期比8,745,651千円減(16.6%減)の43,791,209千円となりました。」
大型BPO案件の規模縮小・終了に加え、地方自治体案件の受注未達が通期の減収として表れた。価格競争方式による失注や低廉な受注価格も利益面の悪化要因として記載されている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「受注を想定していた法改正対応関連案件について当期の業務開始が見込めなくなったことなどにより、期初に想定していた受注高を実現できませんでした。」
大型BPO案件の縮小・終了に加え、法改正対応関連案件の業務開始見送り、価格競争方式による失注及び低廉化により、想定受注高を実現できない状況が継続・拡大している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「更に「プロポーザル競争入札」(企画競争方式)を想定していた経済対策関連案件を含めた一部の新規案件において「一般競争入札」(価格競争方式)が採用されたことに伴い、想定した案件受注が実現できなかったことや応札者が増加したことにより、落札した案件の受注価格の低廉化傾向が見られた他、大手BPO事業者からの大型請負案件の縮小などにより、想定していた受注高を実現することができませんでした。」
大型BPO案件の縮小に加え、競争入札への変更、応札者増加及び受注価格の低廉化により、想定受注高を実現できなかったと記載している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当事業部門は、地方自治体及び大手BPO事業者等からのマイナンバー関連・給付金支給関連を中心にBPO請負案件の新規受注が堅調に推移したものの、大手BPO事業者等から前年度に受注した案件が規模縮小や終了したことなどから」
前年度受注案件の規模縮小・終了が続く一方、新規の自治体・大手BPO事業者向け案件で補完している状況を引き続き記載している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当事業部門は、大型スポット案件の規模縮小があったものの、地方自治体向けの総務、住民サービス関連業務などの新規派遣案件が好調に受注でき、また、金融機関向け派遣案件の受注も順調に推移したことなどから、当第3四半期連結累計期間における当事業部門の売上高は4,132,574千円となりました。」
大型スポット案件の規模縮小が引き続き記載されている一方、地方自治体・金融機関向け派遣案件で補完したと説明している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当事業部門は、大型スポット案件の規模縮小があったものの、地方自治体や金融機関向けの派遣案件が堅調であったことなどから、当事業の売上高は18,825,629千円となりました。」
大型スポット案件の規模縮小が引き続き記載されている一方、地方自治体・金融機関向け派遣案件で補完したと説明している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「また、一般事務事業部門は、大型スポット案件の規模縮小があったものの、金融機関向けの派遣案件が順調であったこと等から、当事業の売上高は9,072,227千円となりました。」
大型スポット案件の規模縮小が引き続き発生している一方、金融機関向け派遣案件等で補完したと記載している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「一方、このように既存案件の規模縮小が進む環境下、当社の主力事業であるBPOを中心に新規受注獲得に努めた結果、BPO大型案件やスポット案件等を新規に受注することができました。」
既存案件の規模縮小が進む環境は継続している一方、BPO大型案件及びスポット案件の新規受注を記載している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つが前期で終了したことから、当事業部門の売上高は前期比50,130千円減(0.6%減)の8,463,272千円となりました。」
従来の大型BPO案件の処理量縮小が、前期終了という具体的事象として引き続き売上減少要因となっている。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当事業部門は、消費税増税関連スポット案件等BPO案件の新規受注に努め、また、既存BPO案件の一部及び給与計算受託業務で受注量が前年同期に比べて増加しましたが、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つが前期で終了したことから、当事業部門の売上高は前年同期比524,599千円減(8.0%減)の6,063,643千円となりました。」
大型BPOプロジェクトの前期終了が引き続きBPO部門の売上減少要因として記載されている。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つが前期で終了したことなどもあり、当事業部門の売上高は前年同期比764,357千円減(16.5%減)の3,855,739千円となりました。」
大型BPOプロジェクトの前期終了と、同事業部門の売上高減少を引き続き記載している。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「①BPO関連事業部門 当事業部門は、既存BPO案件の一部で受注量が前年同期に比べて増加し、また、官公庁BPO案件の新規受注高も前年同期に比べて増加しましたが、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つが前期で終了したことなどもあり、当事業部門の売上高は前年同期比602,828千円減(25.3%減)の1,775,430千円となりました。」
従来リスクとして記載されていた大型BPOプロジェクトの業務量縮小が、当該プロジェクトの前期終了という具体的な事象として表れ、BPO部門売上高の前年同期比25.3%減につながった。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当事業は、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務受注量が想定以上に縮小し、また、臨時給付金・マイナンバー関連案件等の売上高も減少しましたが、BPO関連事業部門を主軸に事業活動を展開し、大手BPO事業者等からの新規受注及び料金改定に努め、また、JBSを連結子会社化したことから同社の事務系人材サービス事業の売上高も加わり、当事業の売上高は、前年同期比0.8%増の7,560,916千円となりましたが、利益面では、上記大型プロジェクト案件の就業スタッフの有給休暇取得費用の増加並びに新規受注したBPO案件の営業利益率が、売上高が減少した収益性の高い同大型プロジェクト案件及び臨時給付金関連案件等の営業利益率に及ばなかったこと、並びに、就業スタッフの採用コストの上昇、社員の待遇改善、JBSの連結子会社化等による販売費及び一般管理費の増加により、1,373千円の営業損失(前年同期は営業利益308,700千円)となりました。」
大型BPO案件の受注量縮小が想定以上に進み、低い利益率の新規案件、有給休暇取得費用、採用費・待遇改善等の販管費増加が重なった結果、事務系人材サービス事業は営業損失に転じた状態が続いている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「当事業は、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務受注量が想定以上に縮小し、また、臨時給付金・マイナンバー関連案件等の売上高も減少しましたが、BPO関連事業部門を主軸に事業活動を展開し、大手BPO事業者等からの新規受注及び料金改定に努め、また、JBSを連結子会社化したことから同社の事務系人材サービス事業の売上高も加わり、当事業の売上高は、前年同期比0.8%増の7,560,916千円となりましたが、利益面では、上記大型プロジェクト案件の就業スタッフの有給休暇取得費用の増加並びに新規受注したBPO案件の営業利益率が、売上高が減少した収益性の高い同大型プロジェクト案件及び臨時給付金関連案件等の営業利益率に及ばなかったこと、並びに、就業スタッフの採用コストの上昇、社員の待遇改善、JBSの連結子会社化等による販売費及び一般管理費の増加により、1,373千円の営業損失(前年同期は営業利益308,700千円)となりました。」
大型BPO案件の受注量縮小が想定以上に進み、有給休暇取得費用の増加、新規案件の低い営業利益率、採用費・待遇改善等による販管費増加も重なった結果、事務系人材サービス事業は営業損失に転じた。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当事業は、BPO関連事業部門を主軸に事業活動を展開し、大手BPO事業者等からの新規受注及び料金改定に努めましたが、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務量が縮小したことなどもあり、当事業の売上高は、前年同期比4.6%減の3,698,627千円、利益面では、新規受注したBPO案件の利益率が、売上高の減少した収益性の高いBPO大型プロジェクト案件及び臨時給付金関連案件等の利益率に及ばず、また、JBSの連結子会社化、採用コストの上昇によるスタッフ募集採用費の増加、社員の待遇改善等による販売費及び一般管理費の増加により、営業利益は前年同期比95.2%減の9,072千円となりました。」
大型BPOプロジェクトの業務量縮小が続き、新規BPO案件の利益率が従来の高収益案件に及ばないことや販管費増加も重なって、事務系人材サービス事業の営業利益が前年同期比95.2%減となった。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当事業部門は、BPO事業者、官公庁、金融機関、エネルギー関連企業等から新規案件を受注し、また、既存案件についても受注量の拡大に努めたものの、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務処理量の縮小が想定以上に進んだことなどから、当事業部門の売上高は8,849,321千円となりました。」
大型BPOプロジェクトの業務処理量縮小が想定以上に進んだとの説明を前四半期から継続している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「当事業は、BPO関連事業部門を主軸に事業活動を展開し、大手BPO事業者等からの新規受注に努めましたが、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務処理量の縮小が想定以上に進んだことなどもあり、当事業の売上高は、7,500,523千円、営業利益は308,700千円となりました。」
前期から言及されていた民間企業向けBPO大型プロジェクト案件について、業務処理量の縮小が想定以上に進んだと記載しており、影響の深刻化を示している。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「当事業は、BPO関連事業部門を主軸に事業活動を展開し、大手BPO事業者等からの新規受注に努めましたが、民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務量が縮小したことなどもあり、当事業の売上高は、3,877,085千円、営業利益は187,080千円となりました。」
前期から言及されていた民間企業向けBPO大型プロジェクト案件について、業務量の縮小が当四半期にも進み、事務系人材サービス事業の売上高・営業利益に影響したと記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務処理量の縮小が想定より早く進んだこと等もありましたが、利益面では、自社コンタクトセンターの拡張費用及び官公庁向け新規スポット案件で想定を超える作業工数を要したことによる損失が発生したことや上記BPO大型プロジェクト案件の業務処理量縮小の影響などもありました。」
大型プロジェクトの業務処理量縮小と、官公庁向け新規スポット案件の想定超過工数による損失が実際に発生したと記載している。