中国子会社の経営環境悪化による固定資産減損リスク
FY2023に初出。8回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2024-Q1。直近の記載はFY2026。
兼房がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。15社中13社が悪化側に。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに0社。
- FY2026前進有価証券報告書
「(中国)木工関連刃物および自動車関連刃物が増加したことから、売上高は18億4千9百万円(前年同期比6.2%増)、前期の事業構造改革が功を奏し、営業利益は6百万円(前年同期は3億8百万円の営業損失)となりました。」
中国では売上高が前年同期比6.2%増となり、前年の3億800万円の営業損失から600万円の営業利益へ転換した。事業構造改革の効果が通期でも確認されている。 - 2026-05-12対処決算
「前期の事業構造改革が功を奏し、営業利益は6百万円(前年同期は3億8百万円の営業損失)となりました。」
中国セグメントは前期の営業損失から営業利益へ転換し、経営環境悪化による業績影響が緩和した。 - FY2026-H1中国事業構造改革により営業黒字化有価証券報告書
「木工関連刃物などが減少したことから、売上高は8億3千万円(前年同期比9.0%減)となりましたが、前年の事業構造改革が功を奏し、営業利益は1千5百万円(前年同期は1億1千9百万円の営業損失)となりました。」
中国では売上高が前年同期比9.0%減となり経営環境の悪化は残る一方、前年の事業構造改革の効果により営業損失から1,569万円の営業利益へ転換した。固定資産減損損失の認識について新たな記載はない。 - FY2024悪化有価証券報告書
「中国国内における経営環境の悪化により、売上高は16億2千万円(前年同期比13.5%減)、営業損失は2億5千6百万円(前年同期は1千1百万円の営業利益)となりました。」
中国子会社では経営環境の悪化により減収となり、営業損益は前年同期の営業利益から2億5,600万円の損失へ転じた。固定資産について減損の兆候は認識したものの、当年度は減損損失を認識していない。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「⑤ 中国 中国国内における経営環境の悪化により、売上高は12億6千6百万円(前年同期比18.2%減)、営業損失は1億8千7百万円(前年同期は5千7百万円の営業損失)となりました。」
中国国内の経営環境悪化が続き、売上高は前年同期比18.2%減、営業損失は前年同期の5,763万円から1億8,771万円へ拡大した。固定資産減損損失を認識したとの記載はない。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「⑤ 中国 中国国内における経営環境の悪化により、売上高は8億4百万円(前年同期比16.2%減)、営業損失は1億3千5百万円(前年同期は4千5百万円の営業損失)となりました。」
中国国内の経営環境悪化が続き、中国セグメントは16.2%減収となった。営業損失も前年同期の4,514万円から1億3,592万円へ拡大している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「⑤ 中国 中国国内における経営環境の悪化により、売上高は3億8千6百万円(前年同期比23.6%減)、営業損失は9千1百万円(前年同期は1千2百万円の営業損失)となりました。」
中国国内の経営環境悪化が続き、中国セグメントは23.6%減収、営業損失9,100万円となった。固定資産減損リスクについて新たな減損損失の認識は記載されていない。 - FY2023初出有価証券報告書
「当連結会計年度において、国際財務報告基準を適用している昆山兼房高科技刀具有限公司の中国国内における経営環境が著しく悪化したことから、昆山兼房高科技刀具有限公司が保有する固定資産について、収益性が低下したことにより減損の兆候があると判断しましたが、減損損失の認識は不要と判断いたしました。」
中国子会社の経営環境悪化により固定資産の減損兆候を認識したが、処分コスト控除後の公正価値が帳簿価額を上回ったため、当年度の減損損失は認識していない。