世界経済減速と金融市場の不透明感
FY2016に初出。40回の記載のうち23回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q1。直近の記載は2026-10-20。
アルインコがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。184社中158社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに7社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「次期の経営環境見通しにつきましては、国内需要が底堅く推移することから、景気の回復基調は維持されることが期待される一方、中東情勢の悪化によるコストプッシュ型のインフレ懸念や米国の政策動向による世界経済への影響など、景気の下振れリスクも懸念されることから不確実性の高い経営環境が継続すると思われます。」
国内需要の底堅さを見込む一方、中東情勢の悪化によるインフレ懸念と米国の政策動向による世界経済への影響が下振れリスクとして示された。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「しかしながら、米国の関税政策に対する不確実性や、ウクライナや中東の不安定な国際情勢の長期化など、先行きについては不透明な状況が継続しています。」
従来の国際情勢・金融市場の不透明感に加え、米国の関税政策に対する不確実性と、ウクライナ・中東情勢の長期化が示された。 - FY2025悪化有価証券報告書
「次期の経営環境見通しにつきましては、国内需要が底堅く推移することから、景気の回復基調は維持されることが期待される一方、米国の政策動向による世界経済の急減速、物価の上振れに伴う消費の腰折れなど、景気の下振れリスクも懸念されることから、引き続き予断を許さない状況が継続すると思われます。」
国内需要の底堅さを見込む一方、米国の政策動向による世界経済の急減速と物価上振れによる消費腰折れが下振れリスクとして追加・具体化された。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間におけるわが国経済は、景気が回復基調を維持する一方で、物価高や自然災害の発生による消費マインドの停滞、中東情勢の緊迫化や為替相場の不安定な動きなどの影響によって、先行きは不透明で厳しい状況が続いています。」
景気回復基調を維持しつつも、物価高、自然災害、中東情勢の緊迫化、為替相場の不安定な動きが不透明要因として示され、厳しい状況が継続した。 - FY2025-Q1再掲有価証券報告書
「長引く物価高による消費マインドの停滞や円安に伴う原材料価格上昇、人手不足の影響によって先行きは不透明で厳しい状況が続いています。」
物価高、円安、人手不足による経済環境の不透明感・厳しさが継続していると記載された。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当連結会計年度におけるわが国経済は、コロナ禍からの社会経済活動正常化が進み景気は緩やかな回復の動きが見られましたが、円安の進行やウクライナや中東情勢をはじめとする地政学的リスクの高まりなどに起因した物価上昇等もあり、景気の先行きは不透明な状況が継続しました。」
経済活動の正常化が進む一方、円安、物価上昇、ウクライナ・中東情勢など地政学的リスクが不透明要因として明示された。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「しかしながら、不安定な国際情勢の中、原材料価格やエネルギー価格は高止まりし、円安を背景とした物価上昇などから経済動向は引き続き先行き不透明な状況にあります。」
経済活動の正常化や設備投資の増加が進む一方、国際情勢、原材料・エネルギー価格の高止まり、円安・物価上昇による不透明感が継続した。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍からの経済活動正常化が進展したものの、不安定な国際情勢の中、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、円安を背景とした物価上昇など、経済動向は引き続き先行き不透明な状況にあります。」
経済活動の正常化が進展する一方、不安定な国際情勢、原材料・エネルギー価格の高止まり、円安および物価上昇による先行き不透明感が継続した。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行するなど、感染拡大防止のための行動制限緩和によって経済社会活動の正常化が進展したものの、世界的な金融引き締めによる景気下押しリスクや、原材料価格の高止まりや円安を背景とした物価上昇など、経済動向は先行き不透明な状況にあります。」
経済社会活動の正常化が進展する一方、世界的な金融引き締め、原材料価格の高止まり、円安を背景とした物価上昇による先行き不透明感が継続した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか行動制限が段階的に緩和され経済活動正常化に向けた動きが見られたものの、ウクライナ危機の長期化に伴う資源価格の高騰、円安による輸入価格の上昇、欧米におけるインフレ加速に伴う政策金利の引き上げなどにより、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。」
行動制限緩和による正常化の動きがある一方、資源価格、円安、欧米のインフレと政策金利引き上げが不透明要因として追加的に示された。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され経済活動の正常化に向けた動きが見られたものの、ウクライナ情勢によって資源・エネルギー価格上昇に拍車がかかったことや、急速に進行した円安、中国におけるゼロコロナ政策による都市封鎖等の影響から、景気の先行きは不透明な状況となっています。」
経済活動の正常化の動きがある一方、ウクライナ情勢による資源・エネルギー価格上昇の加速、急速な円安、中国の都市封鎖が新たな不透明要因として具体化した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「足下では、ロシアによるウクライナ侵攻によってエネルギーや資源価格高騰への懸念が生じているほか、中国では「ゼロコロナ政策」の長期化による経済への影響懸念が生じており、景気の先行きには不透明感が強まっています。」
従来の感染症や世界経済の不透明感に加え、ウクライナ情勢、エネルギー・資源価格、中国のゼロコロナ政策が新たな不透明要因として具体化した。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の制限が続く中、法人企業統計では製造業の経常利益水準がコロナ前を大きく上回るなど一部で明るい兆しが見られるものの、感染力の強い変異株の出現や繰り返される感染抑制策等により、依然として景気の先行きは不透明な状況となっております。」
製造業の利益水準に明るい兆しがある一方、変異株の出現や感染抑制策の繰り返しにより景気先行きの不透明感が継続した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大が世界全体の社会・経済活動に大きな影響を与え、今なお、その終息が見えない状況にあります。また、頻発する大規模な自然災害は、地球規模での気候変動に対するリスクを意識させ、脱炭素社会や資源循環型社会へ向けた社会情勢の急激な変化の波が生じております。」
従来の景気・金融市場の不透明感に加え、感染症、自然災害、気候変動および脱炭素・資源循環社会への移行による事業環境の複雑化が示された。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期という)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による社会・経済活動の急速な停滞の影響により期初から極めて厳しい状況となりました。経済活動の再開に伴い夏場以降景気動向には持ち直しの動きが見られたものの、新型コロナウイルス感染症収束の兆しは見えておらず、景気の先行きは依然として不透明な状況であります。」
経済活動の再開後に持ち直しの動きが見られた一方、感染症収束の兆しはなく、景気先行きの不透明感が継続している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間(以下、当第2四半期という)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による社会・経済活動の急速な停滞の影響から極めて厳しい状況となりました。経済活動の再開に伴い足下の景気動向には持ち直しの動きが見られるものの、回復の足取りは当面緩やかになると見込まれ、業種・業態や地域ごとに回復時期に差が生じると思われます。」
社会・経済活動の急速な停滞により景気は極めて厳しい状況となり、回復は緩やかで業種・地域ごとの差が生じるとの見通しが示された。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大によって緊急事態宣言が発出され、社会・経済活動が急速に停滞したことから極めて厳しい状況となりました。緊急事態宣言解除後、足下では経済活動が再開されつつありますが、景気の先行きについては新型コロナウイルス感染症第2波の到来が懸念されており、予断を許さない状況が続いております。」
従来の不透明感に加え、社会・経済活動の急速な停滞と感染症第2波への懸念が示され、景気リスクが一段と具体化した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな景気回復が持続しておりましたが、2019年10月に実施された消費税増税後は、個人消費が停滞し足踏み状態となりました。加えて、年明けからの新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大等により、極めて不確実性の高い状況が続いております。」
従来の貿易摩擦や海外経済の不透明感に加え、消費税増税後の個人消費停滞と新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、不確実性が一段と高まった。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に景気は緩やかな拡大が続いているとされる一方、消費増税による個人消費の変動や米中間の通商政策の動向が輸出や生産に影響をおよぼす等、景気の実体と先行きは見通しにくい状況が続いています。」
景気は緩やかな拡大としつつ、消費増税による個人消費の変動や米中間の通商政策を不透明要因として挙げ、景気の実体と先行きが見通しにくい状況の継続を記載した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の減速による外需の低迷で製造業が減速していることを示す指標が続き、景気の先行きには不透明感が増しています。」
海外経済の減速と外需低迷による製造業の減速が具体化し、景気の先行きの不透明感が増したと記載された。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、米中貿易摩擦の長期化が懸念されるなど、世界経済の動向や金融・財政政策に関する不確実性の高まりによって、景気の先行きには不透明感が増しています。」
従来の米中貿易摩擦の激化に加え、その長期化が懸念され、世界経済や金融・財政政策をめぐる不確実性の高まりによって景気先行きの不透明感が増したと記載された。 - FY2019悪化有価証券報告書
「しかしながら2019年年初以降は中国経済の成長鈍化や米中貿易摩擦の激化が世界経済に与える影響が強く意識され、景気の先行きには不透明感が増しました。」
中国経済の成長鈍化と米中貿易摩擦の激化による影響が強く意識され、景気先行きの不透明感が増したと記載された。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦の激化が世界経済に与える影響が懸念され、先行き不透明な状況となっております。」
国内景気は緩やかな回復基調としつつ、米中貿易摩擦の激化による世界経済への影響を懸念し、先行き不透明との説明が続いた。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦の激化が世界経済に与える影響が懸念され、先行き不透明な状況となっております。」
国内景気は回復基調とされる一方、米中貿易摩擦の「激化」が世界経済への懸念要因として新たに具体化し、先行き不透明と記載された。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、保護貿易的な風潮の広がりが好調な世界経済のかく乱要因として意識されるなど、先行き不透明な状況が続いています。」
国内景気は緩やかな回復基調としつつ、保護貿易的な風潮の広がりを世界経済のかく乱要因として挙げ、先行き不透明な状況が継続していると記載された。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当連結会計年度のわが国経済は、海外政治情勢の不安定さなどから先行きに不透明感が残るものの、企業収益の改善を背景に設備投資は底堅く推移し、雇用・所得環境の改善により長く低迷していた個人消費も持ち直しに向かうなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。」
海外政治情勢などによる不透明感は残る一方、国内景気は緩やかな回復基調が続いたと記載された。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外政治情勢の不安定さなどから先行きに不透明感が残るものの、企業収益の改善を背景に設備投資は底堅く推移し、雇用・所得環境の改善により長く低迷していた個人消費も持ち直しに向かうなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。」
海外政治情勢などによる先行き不透明感は残る一方、設備投資、雇用・所得環境、個人消費の改善を背景に国内景気の緩やかな回復基調が続いたと記載された。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外政治情勢の不安定さなどから先行きに不透明感が残るものの、設備投資や雇用・所得環境の改善に加えて長く低迷していた個人消費も持ち直しに向かうなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。」
海外政治情勢などによる先行き不透明感は継続している一方、設備投資、雇用・所得環境、個人消費の改善により国内景気は緩やかな回復基調と記載された。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外政治情勢の不安定さなどにより先行きに不透明感が残るものの、設備投資や雇用・所得環境の改善などを背景に景気は緩やかな回復基調で推移しました。」
海外政治情勢などによる先行き不透明感は残るとしつつ、国内景気は緩やかな回復基調と記載された。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当連結会計年度のわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景にゆるやかな回復が見られたものの、新興国経済が減速するなか、英国のEU離脱問題や米国大統領選挙後の施政方針への懸念などによって、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。」
新興国経済の減速、英国のEU離脱、米国の政策懸念などによる経済の不透明感が通期でも継続した。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景にゆるやかな回復が見られたものの、英国のEU離脱問題や米国の大統領選挙の影響による海外経済の不確実性の高まりなどにより、先行きには不透明感が強まっています。」
従来の円高や新興国経済減速等に加え、英国のEU離脱問題・米国大統領選挙による海外経済の不確実性の高まりが挙げられ、先行きの不透明感が強まったと記載された。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境に改善は見られたものの、急速な円高による企業収益の悪化や設備投資の伸び悩み、新興国経済の減速による内需への影響などから、景気の先行きは不透明な状況が続いています。」
円高、設備投資の伸び悩み、新興国経済の減速および内需への影響による景気の不透明感が継続している。 - FY2017-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期のわが国経済は、急速な円高による企業収益の悪化懸念や株式市場の不安定な動向による消費マインドの悪化によって、足踏み状態が続いています。」
前年度に挙げていた景気・金融市場の不透明感について、急速な円高と株式市場の不安定化が国内経済の足踏みとして現れている。 - FY2016初出有価証券報告書
「しかしながら、中国をはじめとした新興国経済の景気減速懸念や資源価格の下落、米国の金融政策転換の影響が意識され、年度末にかけては金融市場の動向が不安定になるなど、景気の先行きに不透明感が強まりました。」
新興国景気、資源価格、米国金融政策および金融市場を景気の不透明要因として挙げている。