アルミニウム原材料市況の変動リスク
FY2016に初出。40回の記載のうち19回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載は2026-09-29。
アーレスティがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。8社中3社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに2社。
- 2026-09-29悪化s.kabutan.jp
「営業利益については、ダイカスト事業アジア(中国工場)における受注量の減少及びダイカスト事業北米における収益性の低下に加え、アルミニウム地金価格の上昇による影響が想定を上回ったこと等により、前回予想を下回る見込みとなりました。」
アルミニウム地金価格上昇の利益への悪影響が想定を上回った。 - FY2026対処有価証券報告書
「ダイカスト事業では顧客との間で製品価格に転嫁できる契約形態(顧客によって契約内容は異なるものの一般的には3ヶ月ごとに市況の変動に合わせて原材料の契約価格を改定しております)となっており、売上高は原材料市況の影響を受けますが、長期的には利益への影響はほとんどありません。」
原材料市況変動について、一般的に3か月ごとに契約価格を改定する転嫁の仕組みと、長期的な利益影響はほとんどないとの説明を明示した。ただし短期的な収益影響は残るとしている。 - 2026-05-20対処決算
「収益面においては、仕入単価増に対して売上単価も増加傾向にあったことで、セグメント利益は253百万円(前期比11.9%増)となりました。」
販売重量減少による減収はあるが、仕入単価増に対する売上単価上昇によりアルミニウム事業の利益は増加した。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「収益面においては、原材料費の減少により、セグメント利益は94百万円(前年同期比34.0%増)となりました。」
アルミニウム事業では販売重量減少により減収となった一方、原材料費の減少によりセグメント利益が前年同期比34.0%増となり、原材料価格上昇による収益圧迫は当中間期に緩和された。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売重量は前年比9.8%減となりましたが、販売単価が上昇したことにより、売上高は7,212百万円(前期比2.2%増)、セグメント利益は226百万円(前期比60.2%増)となりました。」
アルミ市況等の変動が販売重量減少と販売単価上昇を通じて売上高・利益に実際に影響している。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「売上原価は、ダイカスト事業北米(米国工場)における生産性の悪化や人件費等の製造コストの上昇に加え、アルミ地金価格上昇に伴いグループ全体での原材料価格高騰による調達コストの増加と為替相場の影響により、前中間連結会計期間から1,114百万円増加し、72,512百万円(前年同期比1.6%増)となりました。」
アルミ地金価格の上昇がグループ全体の原材料調達コスト増加として実際に業績へ影響し、売上原価が前年同期比1.6%増となった。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売重量は前年同期比12.0%減となりました。売上高はアルミニウム市況下落の影響もあり5,417百万円(前年同四半期比10.1%減)となりました。収益面においては、販売重量減少の影響を受け、セグメント利益130百万円(前年同四半期比44.5%減)となりました。」
アルミニウム市況の下落と販売重量減少が、売上高の前年同期比10.1%減、セグメント利益の同44.5%減として実績に現れた。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売重量は前年同期比3.6%減となりました。売上高はアルミニウム市況下落の影響で3,509百万円(前年同四半期比10.5%減少)となりました。収益面においては、販売重量の減少と原材料費の高騰等の影響を受け、セグメント利益88百万円(前年同四半期比42.1%減)となりました。」
アルミニウム市況の下落と原材料費高騰が、販売重量減少、売上高の前年同期比10.5%減、セグメント利益の同42.1%減として実績に現れている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、自動車関連の納入が減少し販売重量は前年同期比5.0%減となり、売上高は前第1四半期のウクライナ紛争を起因とした高値から、市況が下落し1,842百万円(前年同四半期比12.3%減)となりました。収益面においては、売上減の影響で、セグメント利益55百万円(前年同四半期比32.6%減)となりました。」
前年度のウクライナ紛争を起因とした高値からアルミ市況が下落し、売上高が前年同期比12.3%減、セグメント利益が同32.6%減となった。 - FY2023市況上昇・利益増加継続有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売重量は前年と比較して横ばいで推移した一方、金額面はアルミ地金市況の上昇により、売上高は7,975百万円(前期比23.4%増)となりました。収益面においては、アルミ地金市況の上昇に伴う売上高の増加で、セグメント利益は274百万円(前期比3.4%増)となりました。」
アルミ地金市況の上昇が売上高を押し上げ、アルミニウム事業のセグメント利益も274百万円、前期比3.4%増となった。 - FY2023-Q3市況上昇・利益増加継続有価証券報告書
「アルミ地金市況の上昇に伴う売上高の増加と原価低減活動等が寄与し、セグメント利益235百万円(前年同四半期比16.9%増)となりました。」
アルミ地金市況の上昇が売上高を押し上げ、原価低減活動等も寄与してアルミニウム事業のセグメント利益が前年同期比16.9%増となった。 - FY2023-Q2市況上昇・利益増加有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、半導体不足等に伴う自動車メーカーの減産により、販売重量が前年同期比で4.0%減となりましたが、アルミ地金市況の上昇により、売上高は3,920百万円(前年同四半期比38.4%増)となりました。収益面においては、アルミ地金市況上昇に伴う売上高の増加と原価低減活動等が寄与し、セグメント利益152百万円(前年同四半期比5.6%増)となりました。」
アルミ地金市況上昇が販売重量減少を補って売上高を押し上げ、原価低減活動等も寄与してセグメント利益が前年同期比5.6%増となった。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、半導体不足等に伴う自動車メーカーの減産影響があるものの、アルミニウム相場の高騰及び販売重量が前年同期比で2.1%増となったことにより、売上高は2,100百万円(前年同四半期比58.2%増)となりました。」
アルミニウム相場の高騰が販売価格・売上高の増加要因として実績に現れた。原価低減活動等も寄与し、セグメント利益は82百万円となった。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「また、2020年度下期から急騰していたアルミニウム地金価格の上昇ペースが2021年末より緩やかなものとなり、販売価格への転嫁も進んできたことから、収益への影響が徐々に緩和してきております。」
アルミニウム地金価格の高騰と販売価格への転嫁のタイムラグは引き続き収益圧迫要因だが、価格上昇ペースの鈍化と転嫁進展により影響が徐々に緩和している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「収益面においては、受注量が減少に転じた影響とあわせ、当社グループの原材料であるアルミニウム地金の市況が高騰しており、原材料価格の上昇を販売価格への転嫁することに一定のタイムラグがあることから、利益圧迫要因となっております。」
アルミニウム地金市況の高騰と販売価格への転嫁のタイムラグが、受注量減少とともに利益圧迫要因として明示されている。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「利益面については、原材料価格の上昇による調達コスト増加が収益を圧迫し営業赤字計上を余儀なくされております。」
原材料価格上昇による調達コスト増加が、全社の営業赤字要因として実際に収益を圧迫している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「短期的には急激なアルミ地金価格の高騰による収益圧迫影響に加え」
アルミ地金価格について、急激な高騰による短期的な収益圧迫影響が見積り上の不確実要因として明示され、リスク認識が強まっている。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症拡大が大きく影響し、10月~12月においては回復基調であったものの累計販売重量が前年同期と比較して16.3%減少したことで、売上高は2,412百万円(前年同四半期比21.7%減)となりました。収益面においては、売上高の減少による影響等により、セグメント損失5百万円(前年同四半期はセグメント利益135百万円)となりました。」
10月から12月は回復基調としながらも、累計販売重量が前年同期比16.3%減少し、アルミニウム事業は前年同期の利益から5百万円の損失へ転じた。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により前年同期と比べ販売重量が32.0%減少し、加えてアルミニウム相場の影響で販売単価が低い水準であったこともあり、売上高は1,394百万円(前年同四半期比32.6%減)となりました。」
アルミニウム相場の影響に加え、販売重量が前年同期比32.0%減少し、売上高減少とセグメント損失41百万円として市況・需要変動リスクが実績に現れている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により前年同期と比べ販売重量が30.8%減少し、加えてアルミニウム相場の影響で販売単価が低い水準であったこともあり、売上高は646百万円(前年同四半期比37.0%減)となりました。」
アルミニウム相場の下落と販売重量の30.8%減少が重なり、売上高が前年同期比37.0%減、セグメント損失40百万円となった。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「アルミニウム相場の下落で原材料価格が下がり、セグメント利益は169百万円(前期比50.9%増)となりました。」
アルミ相場の下落が販売単価低下による売上高減少と、原材料価格低下による利益増加の双方に実際に影響している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、前年同四半期に比べ販売量は微増となりましたが、7月~9月に引続き、アルミニウム相場の影響で販売単価が低い水準であったことにより、売上高は3,081百万円(前年同四半期比10.9%減)となりました。収益面においては、アルミニウム相場の下落で原材料価格が下がり、セグメント利益は135百万円(前年同四半期比87.2%増)となりました。」
アルミニウム相場の下落が販売単価低下による売上高減少と、原材料価格低下による利益増加の双方に影響する状況を再確認している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「収益面においては、アルミニウム相場の下落で原材料価格が下がり、セグメント利益は107百万円(前年同四半期比147.2%増)となりました。」
アルミニウム相場の下落が販売単価低下による売上高減少をもたらす一方、原材料価格低下によりセグメント利益は107百万円、前年同期比147.2%増となった。市況変動が利益に影響する状況を再確認している。 - FY2020-Q1市況下落で利益改善有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、前年同四半期に比べ販売量が減少したこと、販売単価が低い水準であったこと等により、売上高は1,025百万円(前年同四半期比13.6%減)となりました。収益面においては、アルミ相場の下落で原材料価格が下がったこと等により、セグメント利益は67百万円(前年同四半期比163.0%増)となりました。」
アルミ相場は下落に転じ、販売単価低下により売上高は減少した一方、原材料価格低下によりセグメント利益は前年同期比163.0%増となった。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前期に比べ減少しましたが、販売単価が前期より高い水準であったこと等により、売上高は4,679百万円(前期比1.8%増)となりました。収益面においては、アルミ相場が高い水準で推移したことによる原材料価格の影響等を受け、セグメント利益は112百万円(前期比47.5%減)となりました。」
アルミ相場高が販売単価を通じて売上高を押し上げる一方、原材料価格の上昇によりセグメント利益が前期比47.5%減となった。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前年同四半期に比べ減少しましたが、上期は前年度と比べて単価高だった為、売上高は3,458百万円(前年同四半期比0.8%増)となりました。収益面においては、加工費の原価低減活動を推進しておりますが、原価構成の主となる原材料が、上期にアルミ相場高の影響を受け原価高となり、セグメント利益は72百万円(前年同四半期比58.4%減)となりました。」
アルミ相場高が売上高を押し上げる一方、原材料の原価高を通じてセグメント利益の前年同期比58.4%減として実績に現れている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前年同四半期に比べ減少しましたが、アルミ地金市況の影響により売上高は2,290百万円(前年同四半期比4.9%増)となりました。収益面においては、加工費の原価低減活動を推進しておりますが、原価構成の主となる原材料が、当四半期ではアルミ相場高の影響を受け原価高となり、セグメント利益は43百万円(前年同四半期比62.4%減)となりました。」
アルミ地金市況の上昇が売上高を押し上げる一方、原材料の相場高による原価高がセグメント利益の前年同期比62.4%減として実績に現れている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前年同四半期に比べ減少しましたが、アルミ地金市況の影響により売上高は1,186百万円(前年同四半期比7.2%増)となりました。」
アルミ地金市況の変動が販売価格・売上高に実際に影響している。市況上昇により売上高は前年同期比7.2%増となったが、利益面では原材料上昇による原価高が生じている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「収益面においては原価低減活動を推進しておりますが、原材料上昇と燃料費上昇の影響によりセグメント利益は213百万円(前期比22.2%減)となりました。」
原材料・燃料費上昇がアルミニウム事業の利益を圧迫する状況を通期実績で再確認している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は微増でしたが地金市況の上昇を受け、売上高は3,432百万円(前年同四半期比6.5%増)となりました。収益面においては原価低減活動を推進しておりますが、原材料上昇と燃料費上昇の影響によりセグメント利益は173百万円(前年同四半期比12.5%減)となりました。」
地金市況の上昇が売上高増加要因となる状況は継続している。一方、原材料・燃料費上昇により利益は前年同四半期比12.5%減となった。 - FY2018-Q2市況上昇に転換有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前年同四半期と比べ増加するとともに地金市況の上昇を受け、売上高は2,182百万円(前年同四半期比1.8%増)となりました。」
前年度に販売価格下落・利益減少として現れていたアルミ地金市況が、当四半期は上昇し、売上高の増加要因となっている。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前年同四半期と比べ増加しましたが、アルミ地金市況変動により販売価格が弱含みで推移し、売上高は1,107百万円(前年同四半期比1.5%減)となりました。」
アルミ地金市況の変動が販売価格の弱含みと売上高の前年同期比1.5%減として引き続き業績に現れている。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前期に比べ増加しましたが、アルミ地金市況変動により販売価格が下落した結果、売上高は4,402百万円(前期比10.5%減)となりました。収益面においては、原価低減活動による効果等があったものの、販売価格の下落による利益減少要因が大きく影響し、セグメント利益は274百万円(前期比18.9%減)となりました。」
アルミ地金市況の変動が販売価格の下落を通じ、売上高10.5%減、セグメント利益18.9%減として通期業績に現れている。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前年同四半期に比べると増加しましたが、アルミ市況変動により販売価格が下落した結果、売上高は3,222百万円(前年同四半期比15.3%減)となりました。収益面においては、原価低減活動による効果等があったものの、アルミ市況変動による利益減少要因が大きく影響し、セグメント利益は198百万円(前年同四半期比13.6%減)となりました。」
アルミ市況変動が販売価格の下落を通じ、売上高の前年同四半期比15.3%減およびセグメント利益の13.6%減として実際に業績へ影響している。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、販売量は前年同四半期に比べると増加しましたが、アルミ市況変動により販売価格が下落した結果、売上高は2,143百万円(前年同四半期比17.3%減)となりました。」
アルミ市況変動が販売価格の下落を通じ、アルミニウム事業の売上高前年同四半期比17.3%減として実際に業績へ影響している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「アルミニウム事業においては、前年同四半期に比べると受注量は増えましたが、アルミ市況変動により販売価格が下落した結果、売上高は1,123百万円(前年同四半期比11.7%減)となりました。」
アルミ市況の変動が販売価格の下落と売上高の前年同期比11.7%減として実際に業績へ影響した。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループのダイカスト事業における原材料(アルミニウム二次合金地金)及びアルミニウム事業における原料(アルミニウム合金屑等)の価格は、他の非鉄金属価格の動向、アルミニウム一次地金価格の動向、特にLME(ロンドン金属取引所)等の海外市況の動向の影響を受けます。」
原材料価格は顧客との契約で長期的には製品価格へ転嫁できる一方、短期的には収益に影響する可能性を示している。