一貫内製化による高品質・短納期対応
FY2016に初出。22回の記載のうち11回が「前進」で、最初の「前進」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2026-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。18社中2社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに5社。
- FY2026-H1品質体制改善と大型化対応のコスト負担の併存有価証券報告書
「鋳造事業におきましては、国内外の自動車メーカー各社及びTier1(ティアワン)部品メーカーでのEV関連部品や駆動関係部品の開発案件や、FA分野での産業用ロボット向け大型鋳造品の試作ならびに補給部品の獲得が進みましたが、当中間会計期間後半では顧客内のプロジェクトの進捗が想定より遅れたことによる受注総量の減少に加え、大型化、薄肉・高強度化ニーズの高まりから、利益面では苦戦を強いられました。一方で品質管理体制の確立については、概ね一定程度の成果を獲得しており、2025年12月期の減損損失計上による固定費の減少も相まって、セグメント業績は回復いたしました。」
大型・薄肉・高強度鋳造品への対応で利益面の苦戦が続く一方、品質管理体制の確立は概ね一定程度進み、固定費減少も相まって鋳造事業の業績が回復した。 - 2026-05-14対処決算
「また、時間を要していた品質管理体制の確立について、一定程度の成果を獲得できたことに加え、2025年12月期の減損損失計上による固定費の減少も相まって、セグメント業績の回復が進みました。」
品質管理体制の確立について一定程度の成果が得られ、鋳造事業のセグメント業績が回復したと記載された。 - FY2025悪化有価証券報告書
「しかしながら、一部の鋳造部品においては、技術的難易度が高く、要求品質の確保に対して生産コストを想定以上に費やしており、セグメント利益の回復が遅れることとなりました。」
大型・高難度鋳造品への対応で、要求品質の確保に想定以上の生産コストを要し、鋳造事業の利益回復が遅れていると記載された。 - FY2025-H1大型・高難度鋳造の生産課題顕在化有価証券報告書
「当社を取り巻く試作・開発市場は、EV(電気自動車)開発が本格化することで複雑な形状や、ギガキャスト(注1)の試作需要が増加しておりますが、鋳造品の高難度・大型化に対して効率的な生産活動が追いつかず、利益面で苦戦を強いられております。」
高難度・大型鋳造品の需要が増加する一方、効率的な生産活動が追いつかず、従来の高品質・短納期対応に対する生産上の課題が顕在化した。 - FY2023前進有価証券報告書
「生産面ではコンセプトセンター(長野県飯田市)、ミーリングセンター(静岡県浜松市浜名区)両工場による柔軟な生産体制の構築、短納期対応、原価低減活動により、全社業績を大きく牽引しました。」
一貫内製化による品質・短納期対応に加え、両工場で原価低減活動を行い、全社業績を牽引したと記載された。 - FY2023-Q3前進有価証券報告書
「生産面では伊豆木産業用地に建設を進めていた砂型鋳造による工場棟「コンセプトセンター第8期棟」の稼働開始にともない、量産用鋳造部品を段階的に既存工場棟から生産移管を進めております。また、ミーリングセンター(静岡県浜松市浜北区)における高難易度の試作加工の取組みや、両工場での柔軟な生産体制による生産量増加及び短納期対応により、全社業績を大きく牽引しました。」
第8期棟の稼働に伴う量産部品の生産移管と、ミーリングセンターでの高難易度加工により、鋳造・加工工程の一貫対応と生産量増加、短納期対応が進んだ。 - FY2023-Q2前進有価証券報告書
「また、生産面ではコンセプトセンター(長野県飯田市)の砂型鋳造工程の人員増強や、ミーリングセンター(静岡県浜松市浜北区)における高難易度の試作加工の実現、両工場での柔軟な勤務体制による生産量増加及び短納期対応により、全社業績を大きく牽引しました。」
ミーリングセンターで高難易度の試作加工を実現し、両工場の柔軟な勤務体制によって生産量増加と短納期対応を進めた。 - FY2023-Q1前進有価証券報告書
「鋳造事業におきましては、EV関連部品の試作・開発案件とFA協働ロボット量産用鋳造部品の順調な受注状況が継続し、また、生産面ではミーリングセンター(静岡県浜松市浜北区)において高難易度の試作案件の立上げに注力したことで、全社業績を牽引しました。」
ミーリングセンターで高難易度の試作案件の立上げに注力し、素材・加工を含む一貫対応の対象案件を広げた。EV関連及びFA協働ロボット向け案件の受注も継続した。 - FY2022-Q1引き上げ有価証券報告書
「輸送用機器分野を中心とする試作・少量量産に加え、量産用鋳造部品においても素加一貫体制の確立を推進することで、事業ポートフォリオの拡張を進め、安定的な収益体質の確立を図る予定であります。」
一貫内製化の対象が試作・少量量産から量産用鋳造部品にも広がり、量産分野での素加一貫体制と事業ポートフォリオ拡張が示された。 - FY2021再定義有価証券報告書
「今後も、多品種・小ロットから量産まで、加工レパートリーの拡大と内製化を進める一方で、自社設備もしくは自社人員で賄いきれない受注については外部委託業者との協力体制の下で、品質・納期・価格面で高次元な顧客満足度を追求することで、新規ならびにリピート受注を増加させ、収益の改善・向上を図ってまいります。」
一貫内製化を拡大する方針に加え、自社設備・人員で賄えない受注には外部委託業者を活用する併用型の生産体制が明示された。 - FY2021-Q3前進有価証券報告書
「このような環境の中、当社の鋳造事業では、2019年に取得を完了しております伊豆木産業用地(長野県飯田市)に建設した熱処理工程を担うコンセプトセンター「第7期棟」の稼働を開始し、内製工程強化を推進いたしました。」
ミーリングセンターに続き、第7期棟の稼働開始によって熱処理工程の内製化を進め、一貫内製工程が拡張した。 - FY2021-Q2前進有価証券報告書
「このような環境の中、当社の鋳造事業では、2019年に取得を完了しております伊豆木産業用地(長野県飯田市)に大型鋳造品や量産用鋳造品の熱処理工程を担うコンセプトセンター「第7期棟」を建設し、前事業年度に稼働を開始したミーリングセンター(静岡県浜松市浜北区)に続き、更なる内製工程強化のための準備を推進いたしました。なお、第7期棟の稼働開始は第3四半期会計期間の予定であります。」
ミーリングセンターに続く熱処理工程の内製化として第7期棟の建設準備を進め、素材・加工に加えた工程内製化の拡張を具体化した。 - FY2021-Q1前進有価証券報告書
「一方、前事業年度に本格稼働を開始したミーリングセンターでは、内製化率を高水準で維持するとともに、従来は受注を見送ってきた高難度の加工の準備に着手しており、新たな鋳物製作ニーズの獲得に努めました。」
ミーリングセンターで機械加工の内製化率を高水準で維持し、従来受注を見送っていた高難度加工への対応準備に着手した。 - FY2020再掲有価証券報告書
「加工工程については、ミーリングセンターが稼働し、従来は外注委託していた加工の内製化が進み、今後も当該事業の利益率の改善が見込めると考えております。」
ミーリングセンターを活用した加工工程の内製化と利益率改善の方針が、稼働後の取組みとして継続している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「このような環境の中、当社は生産面では鋳造事業で本年2月に本格稼働させたミーリングセンター(静岡県浜松市浜北区)において、鋳造品の機械加工内製化を推進することで、社外流出費用の抑制と同時に高難度加工ノウハウの蓄積を強力に進めております。」
ミーリングセンターを活用した機械加工の内製化、社外流出費用の抑制及び高難度加工ノウハウの蓄積が継続している。 - FY2020-Q1前進有価証券報告書
「鋳造事業におきましては、ミーリングセンター(静岡県浜松市浜北区)を本稼働させ、加工工程の生産体制を拡充し、内製化及び技術的難易度の高い案件への対応を進め、受注獲得に注力して参りました」
加工工程の内製化を目的としたミーリングセンターが本稼働し、生産体制の拡充と高難度案件への対応を進める段階に入った。 - FY2019前進有価証券報告書
「ミーリングセンターは2020年2月に稼働を開始しております。」
加工工程の内製化を目的としたミーリングセンターが2020年2月に稼働を開始し、建設・計画段階から本稼働段階へ進んだ。 - FY2019-Q3前進有価証券報告書
「なお、ミーリングセンターの建設工事は順調に進んでおり、2019年11月末竣工、2020年2月稼働を予定しております。」
加工工程の内製化を目的とするミーリングセンターの建設工事が進捗した。稼働予定は従前の2020年1月から2020年2月に変更されている。 - FY2019-Q1前進有価証券報告書
「また、もう一つは、高度な加工技術の内製化が今後の生産において必須であるとの見通しのもと、加工工程の強化を目的とする「ミーリングセンター(仮称)」(静岡県浜松市浜北区)の建設であり、2019年5月に着工し、2020年1月に稼働開始の予定であります。」
加工工程の内製化を進めるため、ミーリングセンターの建設について着工時期と稼働開始時期が具体化した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「木型、鋳造、熱処理、機械加工、検査まで一貫した製造工程を内製化したことにより、顧客メーカーの要求に応える安定した製品品質と短納期化を実現しております。」
一貫内製化を安定品質・短納期の強みとする説明が継続した。 - FY2017-Q3後退有価証券報告書
「また、利益に関しましては、鋳造事業での顧客の納期対応や各製造工程上要する外注委託の増加による利益率低下について改善が遅延しており」
一貫内製化を掲げていた一方、鋳造事業では外注委託の増加による利益率低下と、その改善の遅延が記載された。 - FY2016初出有価証券報告書
「木型、鋳造、熱処理、機械加工、検査まで一貫した製造工程を内製化したことにより、顧客メーカーの要求に応える安定した製品品質と短納期化を実現しております。」
工程の内製化を品質安定と納期短縮の具体的な手段として位置付けている。