製品需要の市場動向・景気減退への依存
FY2017に初出。22回の記載のうち10回が「再掲」。直近の記載は2026-08-04。
AGCがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。67社中36社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに10社。
- FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間の業績については、前年同期に比べ、自動車用ガラスは、品種構成の改善や価格政策の効果が発現し、パフォーマンスケミカルズは、販売価格が上昇しました。一方、建築ガラスは、欧州で出荷が減少したことに加え、2024年2月のロシア事業譲渡に伴う減収影響がありました。また、エッセンシャルケミカルズは、販売価格が下落しました。」
自動車用ガラスやパフォーマンスケミカルズで改善があった一方、建築ガラスの欧州出荷減少・ロシア事業譲渡、エッセンシャルケミカルズの価格下落など、製品市場ごとの下押しが全社減収に現れた。 - FY2024-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間の業績については、戦略事業のうちエレクトロニクスは、EUV露光用フォトマスクブランクス等の出荷が堅調に推移した一方、ライフサイエンスは、バイオ医薬品CDMO事業の受託売上減少の影響を受けました。コア事業のうちディスプレイは液晶用ガラス基板の出荷が増加し販売価格が上昇した一方、建築ガラスは、欧州で販売価格が下落したことに加え、ロシア事業譲渡に伴う減収影響がありました。また、エッセンシャルケミカルズは、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂の販売価格が下落しました。」
エレクトロニクスやディスプレイで改善がある一方、ライフサイエンス、建築ガラス、エッセンシャルケミカルズでは需要・出荷・販売価格の下押しが生じ、事業ごとの市場動向のばらつきが続いている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「このような事業環境の下、この四半期の業績については、戦略事業では、エレクトロニクスは、EUV露光用フォトマスクブランクス等の出荷が堅調に推移し、パフォーマンスケミカルズは販売価格が上昇しました。一方、ライフサイエンスは、バイオ医薬品の受託売上減少の影響を受けました。コア事業では、ディスプレイは液晶用ガラス基板の出荷が増加し販売価格が上昇しました。一方、建築ガラスは、欧州で販売価格が下落し、アジアの全ての地域で出荷が減少しました。また、エッセンシャルケミカルズは、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂の販売価格が下落しました。」
電子・ディスプレイ・パフォーマンスケミカルズで出荷・価格の改善がある一方、ライフサイエンス、建築ガラス、エッセンシャルケミカルズでは需要・出荷・販売価格の下押しが生じ、事業ごとの市場動向のばらつきが続いている。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の業績においては、戦略事業では、エレクトロニクス製品についてEUV露光用フォトマスクブランクス等の出荷が堅調に推移したものの、ライフサイエンス事業におけるバイオ医薬品の受託売上減少の影響を受けました。コア事業では、オートモーティブは、半導体を中心とした部品供給不足の影響の緩和により自動車生産台数が緩やかに回復し、当社グループの出荷も増加するとともに、販売価格も上昇しました。建築ガラスは、多くの地域で販売価格が上昇しました。一方で、エッセンシャルケミカルズで塩化ビニル樹脂等の販売価格が下落しました。」
電子、ライフサイエンス、オートモーティブ、建築ガラス、化学品で市場動向の影響が分かれる状態が継続している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の業績においては、戦略事業では、エレクトロニクス製品についてEUV露光用フォトマスクブランクス等の出荷が堅調に推移したものの、ライフサイエンス事業におけるバイオ医薬品の受託売上減少の影響を受けました。コア事業では、オートモーティブは、半導体を中心とした部品供給不足の影響の緩和により自動車生産台数が緩やかに回復し、当社グループの出荷も増加するとともに、販売価格も上昇しました。建築ガラスは、多くの地域で販売価格が上昇しました。一方で、エッセンシャルケミカルズで塩化ビニル樹脂等の販売価格が下落しました。」
電子・オートモーティブ・建築ガラス・化学品・ライフサイエンスで市場動向の影響が分かれる状態が継続している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「コロナ禍における巣ごもり需要の反動によるTV販売の低迷や、原燃材料高騰、アジア通貨高による製造コストの上昇を受け、2022年より当社の液晶用ガラス基板事業の収益は悪化しています。」
巣ごもり需要の反動によるテレビ販売低迷が液晶用ガラス基板事業の需要・収益悪化として具体化し、製造コスト上昇も重なっている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「しかしながら、ディスプレイ用ガラスの出荷は減少しましたが、コア事業全体では増収となりました。」
戦略事業や化学品、ガラスの一部で拡大があった一方、ディスプレイ用ガラスの出荷減少が通期実績として確認された。全社では売上高が19.9%増加したが、営業利益は10.8%減少した。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の業績においては、戦略事業でライフサイエンス製品やエレクトロニクス製品の出荷が増加し、業績が順調に拡大しました。コア事業では、クロールアルカリ・ウレタンで、苛性ソーダおよび塩化ビニル樹脂の販売価格が上昇しました。建築用ガラスは、天然ガス価格上昇の影響を受けたものの、欧州を中心に販売価格が上昇し、出荷も増加しました。」
戦略事業やクロールアルカリ、建築用ガラスでは出荷・販売価格の改善がみられた一方、自動車用ガラスでは半導体を含む部品供給不足による出荷減少が残っている。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「建築用ガラスは、欧州・インドネシアを中心に新型コロナウイルス感染拡大影響からの回復傾向にあり出荷が増加しました。欧州・南米における販売価格は大幅に上昇しました。自動車用ガラスは、自動車生産台数が半導体を含む部品供給不足の影響を受けたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により出荷が大きく落ち込んだ前年同期と比べて増収となりました。」
新型コロナウイルスによる需要減少から、欧州・インドネシアの建築用ガラス出荷や自動車用ガラス売上高が回復した。一方、半導体を含む部品供給不足は残っている。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「建築用ガラスは、新型コロナウイルス感染拡大影響が継続している日本では出荷が減少しましたが、その他の地域では回復傾向にあり、特に欧州・インドネシアでは出荷が大幅に増加しました。また南米・欧州を中心に、販売価格が上昇したことから、前年同期に比べ増収となりました。自動車用ガラスは、半導体不足の影響を受けたものの、建築用ガラスと同様の回復傾向がみられ、全ての地域での出荷が増加し、前年同期に比べ増収となりました。」
新型コロナウイルスの影響は日本の建築用ガラス等に残るものの、欧州・インドネシアを含む建築用ガラスの回復、自動車用ガラスの全地域での出荷増加など、複数市場の需要環境は改善した。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「一部の事業において2020年2月以降新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少の影響がでており」
製品需要について、一部事業では新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要減少が引き続き実際の業績環境として記載されている。 - FY2020再掲有価証券報告書
「建築用ガラス、自動車用ガラス、輸送機器向けフッ素関連製品などにおいて新型コロナウイルス感染拡大による需要減少の影響を受けました。」
自動車・建築用ガラス、輸送機器向けフッ素関連製品の需要減少が通期の実績として継続している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「このような環境の下、当社グループでは、新型コロナウイルス感染拡大による自動車用ガラスや建築用ガラス、輸送機器向けフッ素関連製品などの需要減少や東南アジアにおけるクロールアルカリ製品の販売価格下落などの影響を受けました。加えて、建築用ガラスおよび液晶用ガラス基板の販売価格が下落しました。」
自動車用・建築用ガラス、輸送機器向けフッ素関連製品の需要減少、クロールアルカリ製品・建築用ガラス・液晶用ガラス基板の販売価格下落が複数事業で実際に発生した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「このような環境の下、当社グループでは電子部材及び液晶用ガラス基板、ライフサイエンス製品の出荷が増加しました。しかしながら、建築用ガラス及び液晶用ガラス基板の販売価格が下落したこと、新型コロナウイルス感染拡大による自動車用ガラス及び建築用ガラスの需要減少や東南アジアにおけるクロールアルカリ製品の販売価格下落などの影響を受けました。」
電子部材・液晶用ガラス基板・ライフサイエンス製品の出荷増加がある一方、自動車・建築用ガラスの需要減少、建築用ガラス・液晶用ガラス基板の価格下落、クロールアルカリ製品の価格下落が複数事業で実際に発生した。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「世界的な自動車生産台数減少の影響を受け、自動車用ガラスの販売が減少しました。また、日本を除く地域において、建築用ガラスの価格下落の影響がありました。」
自動車・建築市場の需要減少と価格下落が実際の販売・業績に現れ、自動車用ガラスの出荷減少および日本を除く地域の建築用ガラス価格下落が確認された。 - FY2019悪化有価証券報告書
「国内建築用ガラス市場の縮小に対応するため、セントラル硝子㈱と事業統合の検討を開始(2020年末の事業統合を目指す)」
製品需要リスクについて、国内建築用ガラス市場の縮小という構造的な需要課題が明示された。市場縮小への対応として、セントラル硝子との事業統合検討が開始された。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループの製品に対する需要は、建築・建材業界、自動車業界、電子・ディスプレイ業界、及び化学品業界等の市場動向の影響を受けます。また、当社グループの製品販売地域は、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパをはじめ、多岐にわたっており、各国・地域の経済状況は当社グループの製品の販売に影響を与えます。」
各業界の市場動向と日本・アジア・アメリカ・ヨーロッパ等の経済状況に対する需要依存リスクが継続している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループの事業等のリスクについて重要な変更はありません。また、当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクも発生しておりません。」
製品需要の市場動向・景気減退への依存リスクについて、重要な変更や新たな発生はないと会社が記載している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループの事業等のリスクについて重要な変更はありません。また、当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクも発生しておりません。」
製品需要の市場動向・景気減退への依存リスクについて、重要な変更や新たな発生はないと会社が記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループの製品に対する需要は、建築・建材業界、自動車業界、電子・ディスプレイ業界、及び化学品業界等の市場動向の影響を受けます。また、当社グループの製品販売地域は、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパをはじめ、多岐にわたっており、各国・地域の経済状況は当社グループの製品の販売に影響を与えます。」
建築、自動車、電子・ディスプレイ、化学品の各業界の需要や販売地域の景気減退が、業績・財務状況に影響するリスクとして独立して記載された。