AGCは2027年1月1日付で新CEOに村野忠之氏が就任すると発表。併せて、2026年12月期の第3四半期決算で営業利益の下方修正を公表し、コア事業の立て直しと事業ポートフォリオ見直しを進める方針が示された。
AGCは11月5日付で、村野忠之・常務執行役員が2027年1月1日付で社長執行役員CEOに就任し、3月下旬の定時株主総会と取締役会決議を経て代表取締役に就くと発表した。平井良典社長は同日付で代表取締役会長へと転任する。これにより、業績予想の下方修正と経営トップ交代を同日公表した形となる。
同日公表された2026年12月期第3四半期累計の決算は、売上高が前年同期比10.0%増の1兆6626億円、営業利益は同2.1%減の929億円となり、増収減益となった。円安の換算効果や出荷増が売上を押し上げる一方、原燃材料高と欧米の製造コスト増が利益を抑えた。
セグメント別ではオートモーティブ事業が売上高4176億円、営業利益154億円で8.3%増と堅調も、利益は34.1%減と大幅に悪化した。化学品は売上5157億円、営業利益437億円でいずれも増益。電子は売上2708億円、営業利益339億円で利益は減少、建築ガラスは売上3372億円、営業利益94億円で減益、ライフサイエンスは売上1002億円、赤字は前期比36億円改善の126億円となった。
通期業績予想は売上高を2兆2000億円(前期比6.9%増)に据え置く一方、営業利益を従来の1500億円から1200億円へ300億円引き下げた。税引前利益・当期純利益・親会社の所有者に帰属する当期純利益も大幅に引き下げ、前期実績比で大幅減が見込まれる。後半にはコスト増と需要環境の変化が影響するとされ、配当予想は1株210円を据え置く。