半導体需給ひっ迫による自動車生産への影響
FY2020に初出。16回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載はFY2026-H1。
ニチリンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。28社中9社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに54社。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「自動車の生産・販売は、国内では供給制約の緩和を背景に回復基調が継続する一方、中国では現地メーカーの台頭により日系メーカーの販売不振が続きました。」
国内では供給制約の緩和を背景に自動車の生産・販売が回復基調と記載され、従来の供給制約による生産影響は国内で緩和している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「北米 6月末での北米子会社 NICHIRIN ATCO TEXAS, INC.の連結子会社化による新規トラック事業が売上に寄与した一方、一部顧客の販売低迷や半導体不足に伴う生産停止の影響を受け、売上高は14,633百万円(前連結会計年度14,445百万円)、また、関税措置の影響もあり、営業利益は265百万円(前連結会計年度1,104百万円)となりました。」
ATCOの新規トラック事業が売上に寄与した一方、半導体不足に伴う生産停止が発生し、北米営業利益は1,104百万円から265百万円へ減少した。 - FY2024対処有価証券報告書
「自動車の生産販売は、半導体不足の解消による生産の正常化に加え円安による輸出が増加し企業業績は好調に推移しました。」
半導体不足の解消と生産の正常化が明示され、前年まで自動車生産を制約していた半導体需給リスクは緩和したと説明している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「自動車の生産販売は、半導体不足の解消による生産の正常化に加え円安による輸出が増加し企業業績は好調に推移しました。」
半導体不足の解消と生産の正常化が明示され、前年まで自動車生産を制約していた半導体需給リスクは緩和したと説明している。 - FY2023対処有価証券報告書
「当社グループの主要事業分野である自動車業界は、年初で半導体等の供給不足が発生したものの、現在は供給網の混乱も解消し、生産・販売ともに回復傾向にあります。」
年初の供給不足は記載されるものの、供給網の混乱は解消し、生産・販売が回復傾向にあると説明している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「自動車の生産販売は、半導体等部品の供給改善により北米や国内では回復傾向にありますが、中国、欧州市場での急速なEV需要の加速によるガソリン車販売の低迷は日系自動車業界にとって懸念事項となっています。」
半導体等部品の供給改善により北米・国内の自動車生産販売が回復する一方、EV需要の加速やガソリン車販売低迷とともに、半導体等部品の供給制約を引き続き自動車業界の懸念事項として記載している。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「自動車の生産販売は、北米向けや国内向けでは昨年と比較し回復傾向にありますが、半導体等部品の安定した供給や中国、欧州市場での急速なEV車需要の加速によるガソリン車販売の低迷は日系自動車業界にとって懸念事項となっています。」
半導体等部品については安定した供給と記載され、前年までの供給不足による生産制約は一部緩和したと説明している。ただし、EV化に伴うガソリン車販売低迷は新たな懸念として残っている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「自動車の生産販売は、北米向けや国内向けでは昨年と比較し回復傾向にありますが、断続的な半導体等部品の供給不足や中国、欧州市場での急速なEV化によるガソリン車販売の低迷は日系自動車業界にとって懸念事項となっています。」
北米・国内向けの自動車生産販売が回復する一方、半導体等部品の供給不足は断続的に続き、完成車市場への懸念要因として引き続き記載されている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「昨年から続く半導体等部品の供給不足や物流網の混乱に加え、ウクライナ侵攻に起因した資源高、中国でのロックダウンによるサプライチェーンの混乱により、引き続き生産調整を余儀なくされました。」
半導体等部品不足と物流混乱が続くなか、資源高と中国ロックダウンによるサプライチェーン混乱も加わり、生産調整が継続している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「昨年から続く半導体等部品の供給不足や物流網の混乱に加え、ウクライナ侵攻に起因した資源高、中国でのロックダウンによるサプライチェーンの混乱により、生産調整が実施されました。」
半導体等部品の供給不足と物流混乱が続くなか、資源高と中国ロックダウンによるサプライチェーン混乱が加わり、生産調整が実施された。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「昨年に半導体等部品の供給不足で減産となったメーカーにおいて挽回生産があった一方で、引き続き部品供給や物流網の混乱に加え、東日本大震災の余震やサイバー攻撃などにより一部のメーカーにおいては生産調整が実施されました。また、中国でのロックダウンによる部品供給の先行きについても、今後の生産活動の懸念となっております。」
半導体等部品の供給不足と完成車メーカーの生産調整が続いており、中国ロックダウンによる部品供給の先行きも懸念として継続している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「新型コロナによる市場の落ち込みは、予想より早く収束しましたが、一方で、リモート需要による世界的な半導体不足が継続しており、夏以降、主要な完成車メーカーにおいて生産台数削減が拡大しました。この問題に対応すべく、関係国との取り組みが行われていますが、半導体不足の解消時期は不透明な状況にあります。」
半導体不足と主要完成車メーカーの生産削減拡大、解消時期の不透明さを引き続き記載している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「新型コロナによる市場の落ち込みは、予想より早く収束しましたが、一方で、リモート需要による世界的な半導体不足が継続しており、夏以降、主要な完成車メーカーにおいて生産台数削減が拡大しました。この問題に対応すべく、関係国との取り組みが行われていますが、半導体不足の解消時期の先行きは不透明な状況にあります。」
半導体不足が継続するなか、夏以降に主要完成車メーカーの生産削減が拡大し、解消時期もなお不透明と記載している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「新型コロナによる市場の落ち込みは、予想より早く収束しましたが、一方で、リモート需要による世界的な半導体不足が継続しており、完成車メーカーでは生産台数の削減を余儀なくされました。この問題に対応すべく、関係国との協力により半導体など重要部品のサプライチェーンの再構築の取組が行われていますが、半導体不足の解消時期については、先行きが不透明な状況にあります。」
世界的な半導体不足の継続と完成車メーカーの生産削減を引き続き記載している。サプライチェーン再構築の取り組みが行われているが、解消時期は不透明としている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「新型コロナによる市場の落ち込みは、予想より早く収束しましたが、一方で、リモート需要の急増は世界的な半導体不足をもたらし、さらに米国南部を襲った大寒波による停電や国内調達先の火災が半導体不足に追い打ちをかけ、日米の完成車メーカーの生産削減や生産停止を余儀なくされました。」
前年度に懸念として導入された半導体不足が、寒波や調達先火災によって深刻化し、日米の完成車メーカーの減産・生産停止として実際に発生している。 - FY2020初出有価証券報告書
「ただし、新型コロナによる影響と半導体需給が世界的にひっ迫している状況から生産への影響が懸念されます。」
新型コロナに加え、世界的な半導体需給ひっ迫が自動車生産へ影響する可能性を新たな懸念として記載している。