研究開発費の増加と長期回収による財務リスク
FY2016に初出。38回の記載のうち19回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
キッズウェル・バイオがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。13社中4社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに6社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「研究開発費については、バイオシミラー事業における製造原価低減施策への継続投資、新規バイオシミラーの開発、細胞治療事業における脳性麻痺を対象とした細胞治療製品の国内外での治験実施に向けた非臨床試験、大量製造法開発等への投資を進めた結果、1,119,977千円(前年同期比 45.9%増)となりました。」
研究開発費が1,119,977千円、前年同期比45.9%増となり、製造原価低減、新規バイオシミラー、脳性麻痺の国内外臨床開発準備、大量製造法開発への投資負担が拡大した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における研究開発活動の金額は、388,361千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
研究開発費は前年同中間期の340,907千円から388,361千円へ増加し、研究開発投資による財務負担が再び拡大した。一方、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2025研究開発費適正化・負担減少有価証券報告書
「一方で、研究開発活動の進捗及び事業性に基づく開発品の優先順位の見直しと、研究開発費の適正化に加え、一部費用の計上が2025年度以降にずれ込んだ結果、研究開発費は前年同期比で大きく減少しています。」
開発品の優先順位見直しと費用計上時期のずれにより、当年度の研究開発費負担は減少した。研究開発投資自体は継続する方針である。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「さらに、細胞治療事業における順調な研究開発活動に伴う研究開発投資が進んだことを受け、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する中間純損失となりました。」
細胞治療事業の研究開発投資が継続し、当中間連結会計期間に研究開発費340,907千円を計上した結果、連結ベースの赤字が継続している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、807,465千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
研究開発費が前年同期の579,055千円から807,465千円へ39.4%増加し、研究開発投資による財務負担が拡大した。一方、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、546,693千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
研究開発費が前年同期の251,787千円から546,693千円へ増加し、研究開発投資による財務負担が拡大した。一方、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、312,535千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
研究開発費は前年同四半期の105,490千円から312,535千円へ増加し、SHEDの研究開発や臨床研究開始準備、東京研究所設立に伴う費用等による財務負担が拡大している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「なお、今後1年の資金繰りの状況は研究開発費として1,600,000千円を計上する予定であります。これら研究開発費は、SHEDの成長戦略実現に向けた開発、ラニビズマブバイオ後続品の原価低減のための施策による一時的支出が主な内訳であります。」
翌1年間の研究開発費予定額を16億円とし、SHEDの成長戦略及びラニビズマブの原価低減に向けた支出を明示しており、研究開発投資負担の拡大を示している。 - FY2023-Q3第3四半期累計研究開発費・計画進捗有価証券報告書
「当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、579,055千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
第3四半期累計で研究開発費579,055千円を計上し、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2023-Q2第2四半期累計研究開発費・計画進捗有価証券報告書
「当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、251,787千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
第2四半期累計で研究開発費251,787千円を計上し、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2023-Q1非連結移行後の研究開発費計上有価証券報告書
「当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、105,490千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
当四半期の研究開発費105,490千円を計上し、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における研究開発費の総額は1,150,209千円となりました。」
通期研究開発費が前期の963,868千円から1,150,209千円へ増加し、研究開発投資による財務負担が拡大している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、770,421千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
第3四半期累計研究開発費は前年同期の600,660千円から770,421千円へ増加し、研究開発投資による財務負担が拡大した。一方、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、532,689千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
第2四半期累計の研究開発費は前年同四半期の403,208千円から532,689千円へ増加し、研究開発投資による財務負担が拡大した。一方、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、296,718千円であり、各パイプラインの研究開発状況については、概ね計画どおりに進捗しております。」
研究開発費は前年同四半期の138,411千円から296,718千円へ増加し、研究開発投資による財務負担が拡大した。一方、各パイプラインは概ね計画どおりに進捗していると説明している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における研究開発費の総額は963,868千円となりました」
通期研究開発費は前連結会計年度の898,158千円から963,868千円へ増加し、研究開発投資による財務負担が拡大した。 - FY2021-Q3累計研究開発費減少有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、600,660千円であります。」
研究開発費は前年同四半期の685,251千円から600,660千円へ減少した。研究開発投資による財務負担は継続している。 - FY2021-Q2累計研究開発費減少有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、403,208千円であります。」
研究開発費は前年同四半期の484,033千円から403,208千円へ減少した。研究開発投資による財務負担リスクは継続している。 - FY2021-Q1四半期研究開発費減少有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、138,411千円であります。」
研究開発費は前年同四半期の234,941千円から138,411千円に減少した。研究開発投資による財務負担は継続している。 - FY2020通期研究開発費計上有価証券報告書
「当連結会計年度における研究開発費の総額は898,158千円となりました」
連結初年度の通期研究開発費898,158千円を計上しており、研究開発投資による財務負担が継続している。 - FY2020-Q3第3四半期累計研究開発費計上有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、685,251千円であります。」
連結初年度の第3四半期累計で研究開発費685,251千円を計上している。研究開発投資による財務負担リスクは継続している。 - FY2020-Q2第2四半期累計研究開発費計上有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、484,033千円であります。」
連結初年度の第2四半期累計で研究開発費484,033千円を計上している。研究開発投資による財務負担リスクは継続している。 - FY2020-Q1連結初年度の研究開発費計上有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、234,941千円であります。」
連結初年度の第1四半期に研究開発費234,941千円を計上している。前年同期及び前連結会計年度末との比較分析は行われていない。 - FY2019研究開発費減少有価証券報告書
「当事業年度における研究開発費の総額は945,228千円となりました」
研究開発費は前年の1,107,411千円から945,228千円へ減少した。ただし、研究開発投資による財務負担リスクは継続している。 - FY2019-Q3前年同期比研究開発費減少有価証券報告書
「当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、524,932千円であります。」
第3四半期累計の研究開発費は前年同期の656,633千円から524,932千円へ減少した。一方、バイオ後続品に係る開発費の支払いが現金及び預金減少の主因であり、研究開発投資による財務負担は継続している。 - FY2019-Q2累計研究開発費減少有価証券報告書
「当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、285,016千円であります。」
研究開発費は前年同期の500,107千円から285,016千円へ減少した。一方、バイオ後続品に係る開発費の支払いが現金及び預金の減少の主因とされ、研究開発投資による財務負担は継続している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、141,147千円であります。」
研究開発費は前年同期の104,839千円から141,147千円へ増加した。また、バイオ後続品に係る開発費の支払いが現金及び預金の減少の主因となっており、研究開発投資による財務負担が再び増加している。 - FY2018研究開発費減少有価証券報告書
「当社の平成30年3月期における販売費及び一般管理費に占める研究開発費の比率は71.4%であり、会社規模に比して多額の研究開発費を計上しております」
研究開発費は1,107,411千円、販売費及び一般管理費に占める比率は71.4%となり、前期の1,433,170千円・76.4%から低下した。ただし、今後の研究開発投資増加リスクは継続している。 - FY2018-Q3累計研究開発費減少有価証券報告書
「当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、656,633千円であります。」
第3四半期累計の研究開発費は前年同期の1,098,171千円から656,633千円に減少した。一方、新規開発品への着手により研究開発費が大幅に増加する可能性は引き続き記載されている。 - FY2018-Q2四半期研究開発費減少有価証券報告書
「当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、500,107千円であります。」
研究開発費は前年同期の862,962千円から500,107千円に減少した。一方、新規開発品への着手により研究開発費が大幅に増加する可能性は引き続き記載されている。 - FY2018-Q1四半期研究開発費減少有価証券報告書
「当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、104,839千円であります。」
研究開発費は前年同期の447,786千円から104,839千円に減少した。一方、パイプライン拡充に伴い研究開発費が大幅に増加する可能性は引き続き記載されているため、将来の財務負担リスク自体が解消されたとは記載されていない。 - FY2017悪化有価証券報告書
「当社の平成29年3月期における販売費及び一般管理費に占める研究開発費の比率は76.4%であり、会社規模に比して多額の研究開発費を計上しております」
研究開発費比率が76.4%となり、研究開発費も1,433,170千円まで増加している。研究開発投資の財務負担リスクが拡大している。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、1,098,171千円であります。また、当社は積極的にパイプラインの拡充を図っていく方針ですが、新規の開発品に着手することにより、研究開発費が大幅に増加する可能性があります。」
研究開発費が第2四半期累計の862,962千円から1,098,171千円へ増加し、パイプライン拡充に伴うさらなる増加可能性も明示している。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、862,962千円であります。また、当社は積極的にパイプラインの拡充を図っていく方針ですが、新規の開発品に着手することにより、研究開発費が大幅に増加する可能性があります。」
研究開発費は前年同期の399,060千円から862,962千円へ増加し、パイプライン拡充に伴うさらなる研究開発費増加の可能性も明示している。 - FY2017-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、447,786千円であります。」
研究開発費は前年同期の166,935千円から447,786千円へ増加しており、研究開発費の増加が財務に及ぼすリスクが顕在化する方向に動いている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社の平成28年3月期における販売費及び一般管理費に占める研究開発費の比率は72.6%であり、会社規模に比して多額の研究開発費を計上しております」
研究開発費比率72.6%という現状を示し、今後の開発品推進・獲得に伴う予定外の研究開発費増加が財政状態、業績、キャッシュ・フローに影響する可能性を示している。