海外市場の販売競争激化による海外事業の営業損失
FY2018-Q1に初出。28回の記載のうち10回が「対処」で、最初の「対処」はFY2020-Q1。直近の記載は2026-08-07。
理研ビタミンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。23社中6社が悪化側に。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに2社。
- 2026-08-07前進決算
「利益面では、人件費などのコスト増があったものの、出荷量の回復による売上総利益の増加や米国関税の還付により、黒字に転換しました。」
海外事業は第1四半期に営業利益151百万円となり、前年同期の営業損失から黒字へ転換した。2027年度黒字回復目標に向けた具体的な実績が示されている。 - FY2026悪化有価証券報告書
「北米では第2四半期以降大手取引先での採用が拡大し、エキス製品の伸長とあわせて前期比で増収となりましたが、全体では前期比で減収となりました。利益面では、減収による売上総利益の減少や、人件費の増加などにより、営業損失となりました。」
北米の一部改善を除き海外事業全体は減収となり、人件費増加等も重なって営業損失となった。海外市場の競争・収益課題が継続している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「中国では消費低迷の影響を受けて販売数量が大きく落ち込んだほか、ヨーロッパや東南アジアでは汎用品において競合との価格競争が激化しています。」
海外市場では中国の消費低迷に加え、ヨーロッパ・東南アジアの汎用品で競合との価格競争が激化し、海外事業の売上高・営業利益の減少として収益面に現れている。 - FY2024悪化有価証券報告書
「前期に大きく伸長した欧州や北米で顧客の在庫調整や景気減速の影響を受け、販売数量が大きく減少しました。」
欧州・北米で顧客の在庫調整と景気減速により販売数量が大きく減少し、海外事業の営業利益も前期を下回った。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「海外事業では、主に食品用改良剤、化成品用改良剤を世界各地に販売しています。サプライチェーンの安定化に伴う顧客の在庫調整や世界的な景気減速の影響により販売数量が減少したことに加え、油脂相場および海上運賃の下落を受けた価格改定を行ったことにより、全ての地域で売上高が前年同期を下回りました。特に欧州や北米では前年同期に大きく増加した反動で、大幅な減収となりました。利益面では、物流コストの減少が増益要因となったほか、日本の「アプリケーション&イノベーションセンター」と海外の「アプリケーションセンター」の連携によりスペシャリティ品の提案を進めましたが、販売数量減少の影響をカバーするには至りませんでした。 この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から23億52百万円(18.4%)減少した104億23百万円となり、営業利益は9億84百万円(前年同期比6億15百万円減)となりました。」
海外事業は販売数量減少の影響をカバーできず、売上高が前年同期比18.4%減、営業利益が6億15百万円減となった。海外事業の営業損失リスクからの回復後、再び収益面の悪化が記載されている。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「原材料価格や物流コストが高水準で推移しましたが、価格改定や為替影響による増収効果により、売上高および営業利益ともに前年同期を大幅に上回りました。この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から49億31百万円(34.1%)増加した193億79百万円となり、営業利益は23億11百万円(前年同期比21億5百万円増)となりました。」
海外事業ではコスト高や販売競争等の収益課題が残る中、価格改定と為替影響により売上高・営業利益が大幅に改善し、営業利益は前年同期の損失から23億11百万円の利益となった。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「原材料価格や物流コストが高水準で推移したことに伴う価格改定や、為替影響による増収効果により、売上および営業利益ともに前年同期を上回りました。」
海外事業は、従来の営業損失から営業利益へ改善し、販売競争等を背景とする海外事業の収益課題に改善が記載されている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「『改良剤』分野においては、原材料価格や物流コストなどが引き続き高水準で推移しており、一部の国・地域においては新型コロナウイルス感染症の影響により行動制限などが続いている状況にありますが、情報発信基地である「アプリケーションセンター」と世界各地に設けた販売会社との連携による既存市場の深耕および新市場の開拓ならびに高付加価値品の拡販等の施策の推進に加え、販売価格改定への取組みの推進や為替影響による増収効果もあり、売上および営業利益ともに前年同期を上回る実績となりました。」
海外事業では、販売価格改定、為替効果、高付加価値品の拡販等により、前年同期の営業損失から営業利益へ回復し、海外市場の収益課題が当四半期には改善した。 - FY2022対処有価証券報告書
「これらの結果、当セグメントの売上高は199億26百万円(前期比13億76百万円、7.4%増)となり、営業利益は7億5百万円(前期は営業損失33億3百万円)となりました。」
海外市場の収益課題について、海外事業全体が前年の営業損失33億3百万円から営業利益7億5百万円へ回復した。なお、青島福生食品の連結範囲除外を含む事業構成の変化がある。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から4億38百万円(3.1%)増加した144億47百万円となり、営業利益は2億5百万円(前年同期は営業損失27億31百万円)となりました。」
海外事業は増収となり、営業損益も前年同期の27億31百万円の損失から2億5百万円の利益へ改善した。海外市場の収益課題は残るものの、損失からの回復が続いている。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「『改良剤』分野においては、情報発信基地である「アプリケーションセンター」と世界各地に設けた販売会社との連携による既存市場の深耕および新市場の開拓ならびに高付加価値品の拡販等の施策の推進に加え、経済活動の正常化が進む中国や米国を中心に業績が回復した結果、売上は前年同期を上回りました。また、営業利益は、高水準で推移している原材料価格や海上運賃の影響を受けつつも、前年同期を上回る実績を確保しました。」
海外改良剤分野では売上・営業利益が前年同期を上回り、海外事業全体の営業損失も前年同期の24億6百万円から2億63百万円へ減少した。販売競争等を背景とする海外事業の収益課題に改善が記載されている。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から7億44百万円(19.0%)増加した46億59百万円となり、営業損失は4億21百万円(前年同期は営業損失18億81百万円)となりました。」
海外事業はなお営業損失を計上しているものの、前年同期に比べ損失額が大幅に減少した。青島福生食品の持分譲渡に伴う事業範囲の変更も含まれるため、販売競争リスクが解消したとは記載されていない。 - FY2021悪化有価証券報告書
「これらの結果、当セグメントの売上高は、185億50百万円(前期比18億23百万円、8.9%減)となり、営業損失33億3百万円(前期は営業損失2億92百万円)となりました。」
海外事業は減収となり、営業損失が前期の2億92百万円から33億3百万円へ大幅に拡大した。感染症、青島福生食品の問題、輸入冷凍水産品の販売低迷等により、海外事業の収益課題がさらに悪化している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から10億86百万円(7.2%)減少した140億9百万円となり、営業損失は27億31百万円(前年同期は営業利益7億41百万円)となりました。」
海外事業は前年同期の営業利益7億41百万円から営業損失27億31百万円へ転じ、販売競争等を背景とした従来の収益課題に、新型コロナウイルス、取引取消し、在庫評価損等の影響が重なって悪化した。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から14億56百万円(14.4%)減少した86億24百万円となり、営業損失は24億6百万円(前年同期は営業利益4億30百万円)となりました。」
海外事業は前年同期の営業利益4億30百万円から営業損失24億6百万円へ転じ、販売競争等による従来の海外事業の収益課題が新型コロナウイルス等の影響でさらに悪化した。 - FY2020対処有価証券報告書
「この結果、海外事業全体の売上高は前期を下回りましたが、営業利益は高付加価値品の拡販および効率的な生産オペレーションの推進等により前期の営業損失から黒字に回復しました。」
海外事業では、販売競争等を背景に営業損失が続いていた状況から、通期で営業利益786百万円となり、営業損失から黒字へ回復した。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「一方、『海外事業』では売上高の増加に加え、高付加価値品の拡販および効率的な生産オペレーションの推進等により前年同期の営業損失から黒字に回復しました。」
海外事業は、販売競争等を背景に営業損失が続いていた従前の状況から、当四半期累計では営業損失から黒字へ回復した。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「『改良剤』分野においては、情報発信基地である「アプリケーションセンター」と世界各地に設けた販売会社との連携による既存市場の深耕および新市場の開拓ならびに高付加価値品の拡販等の施策を推進した結果、売上および営業利益ともに前年同期を上回る実績を確保しました。」
海外改良剤分野では、販売競争激化等により利益を確保できなかった従前の状況から、売上・営業利益とも前年同期を上回る結果となった。 - FY2019悪化有価証券報告書
「この結果、当セグメントの売上高は、261億13百万円(前期比8億54百万円、3.4%増)となり、営業損失10億61百万円(前期は営業損失7億11百万円)となりました。」
海外事業は増収となったものの、営業損失は前期の7億11百万円から10億61百万円へ拡大した。海外改良剤では利益が改善した一方、青島福生食品の赤字等によりセグメント全体の損失が悪化している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から2億3百万円(1.1%)増加した179億20百万円となり、営業損失5億52百万円(前年同期は営業損失1億5百万円)となりました。」
海外事業は増収となったものの営業損失が継続した。今回の記載では、改良剤分野の営業利益は前年同期を上回った一方、海外事業全体の損失要因として販売競争は明示されていない。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「『改良剤』分野においては、情報発信基地である「アプリケーションセンター」と世界各地に設けた販売会社との連携による既存市場の深耕および新市場の開拓を推進した結果、売上は前年同期を上回る実績を確保しましたが、販売競争の激化や販管費の増加等により、営業利益は前年同期より減少しました。」
海外事業は売上が前年同期を上回った一方、販売競争・販管費増加に加え、青島福生食品の赤字により営業損失は6億87百万円となり、前年同期の1億83百万円から拡大した。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「『改良剤』分野においては、情報発信基地である「アプリケーションセンター」と世界各地に設けた販売会社との連携による既存市場の深耕および新市場の開拓を推進した結果、売上は前年同期を上回る実績を確保しましたが、販売競争の激化や活動諸経費の増加等により、営業利益を確保することが出来ませんでした。」
海外改良剤分野は売上が前年同期を上回った一方、販売競争の激化や活動諸経費の増加により利益を確保できず、海外事業全体で営業損失108百万円を計上した。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「情報発信基地としての役割を担う「アプリケーションセンター」の機能を活かす中で、アジア・欧米をはじめとする各エリアの既存市場での深耕はもとより、成長が見込める新市場の開拓・販売拡大に取り組む活動を推進した『改良剤』分野においては、ソリューションビジネスの着実な展開により、売上は前年同期を上回る実績を確保しましたが、販売競争の激化により、営業利益は減少しました。」
海外改良剤分野で売上は前年同期を上回ったものの、販売競争の激化により営業利益が減少し、海外事業全体で営業損失1億5百万円を計上した。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「『改良剤』分野においては、ソリューションビジネスの着実な展開により、売上は前年同期を上回る実績を確保しましたが、販売競争の激化により、営業利益は減少しました。」
海外改良剤分野で売上は前年同期を上回ったものの、販売競争の激化により営業利益が減少し、海外事業全体で営業損失1億83百万円を計上した。 - FY2018-Q1初出有価証券報告書
「しかし、市場における販売競争の激化もあり、営業利益は減少しました。この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から1億52百万円(2.8%)増加した55億23百万円となり、営業損失1億2百万円(前年同期比2億22百万円減)を計上しました。」
海外事業では販売競争の激化を背景に利益が減少し、営業損失1億2百万円を計上した。販売競争リスクが実績上の損失として初めて明示されている。