メタノール価格上昇リスク
FY2016に初出。12回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載は2026-11-05。
ダイセルがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。167社中126社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに57社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「サプライヤーの生産設備は大規模化しており、定期修繕や設備故障などに伴う供給能力の変動がメタノール市況に影響し、当社主要事業の収益に影響を及ぼすリスクがあります。」
メタノール価格リスクについて、クリーンエネルギー需要に加え、サプライヤー設備の定期修繕・故障による供給能力変動を新たな要因として具体化した。 - 2026-05-12顕在化決算説明資料
「メタノールについては、以前から地域分散で調達を行っているものの、中東情勢悪化の影響を受け、他拠点からの調達など、各サプライヤーと連携を取りながら確保を進めている。購入価格は大幅に上昇。当社グループでは年間約50万tを使用しており、10$/tの価格上昇で、約7億円(為替レートUSD/JPY 150円想定)のコスト増となる。」
メタノール価格・調達リスクについて、中東情勢悪化を受けた調達対応と購入価格の大幅上昇が実際のコスト影響として示された。 - FY2024悪化有価証券報告書
「メタノールは化学製品の原料という位置付けのみならず、近年はクリーンエネルギーとしての側面も持っており、世の中の環境問題への関心の高まりなどで、今後、化学業界の動向と関係ないところで価格に大きな影響を受けるリスクがあります。」
メタノール価格リスクについて、化学業界以外のクリーンエネルギー需要・環境関心による価格変動要因を追加した。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「原燃料費動向については、主要原料であるメタノールに関し、長期契約やメタノール製造会社への出資など、比較的安価なメタノールを安定的に購入するための手段を講じております。」
長期契約やメタノール製造会社への出資による安定調達策を継続している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「長期契約やメタノール製造会社への出資など、比較的安価なメタノールを安定的に購入するための手段を講じておりますが、メタノール市況が上昇した場合には、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。」
長期契約や製造会社への出資によるメタノール安定調達策と、市況上昇リスクを継続している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「原燃料費動向については、主要原料であるメタノールに関し、長期契約やメタノール製造会社への出資など、比較的安価なメタノールを安定的に購入するための手段を講じております。」
長期契約やメタノール製造会社への出資による安定調達策を継続している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「原燃料費動向については、主要原料であるメタノールに関し、長期契約やメタノール製造会社への出資など、比較的安価なメタノールを安定的に購入するための手段を講じております。」
メタノールについて、長期契約や製造会社への出資による安定調達策を継続している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「長期契約やメタノール製造会社への出資など、比較的安価なメタノールを安定的に購入するための手段を講じておりますが、メタノール市況が上昇した場合には、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。」
長期契約や製造会社への出資によるメタノール安定調達策と、市況上昇リスクを継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「長期契約やメタノール製造会社への出資など、比較的安価なメタノールを安定的に購入するための手段を講じておりますが、メタノール市況が上昇した場合には、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。」
長期契約や出資によるメタノール安定調達策と、市況上昇リスクを継続して記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは、主力製品の酢酸やポリアセタール樹脂の原料として、メタノールを大量に購入しております。」
長期契約や製造会社への出資による安定調達策を講じているが、市況上昇時の業績影響をリスクとしている。