国内染色加工事業の収益力向上
FY2016に初出。39回の記載のうち16回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載は2026-10-23。
東海染工がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。8社中3社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「染色加工事業は、売上高は8,906百万円(前期比9.5%減、936百万円減)となり、営業損失は114百万円(前期は営業利益136百万円)となりました。」
染色加工事業は減収となり、前期の営業利益から営業損失へ転じた。 - FY2026-H1減収下で染色加工事業の損失縮小有価証券報告書
「染色加工事業は、売上高は4,243百万円(前年同期比6.1%減、276百万円減)となり、営業損失は83百万円(前年同期は営業損失132百万円)となりました。」
染色加工事業は減収となったものの、営業損失は前年同期の132百万円から83百万円へ縮小した。国内ではユニフォーム分野等の流通在庫過多により受注に苦戦している。 - FY2025前進有価証券報告書
「国内では、売上数量の増加により増収を確保しました。加工料や取引条件の改定などにより収益性は改善されておりますが、製造コストの上昇も続いており、充分な利益確保には至っておりません。」
国内染色加工事業は売上数量増加と加工料・取引条件改定により収益性が改善し、染色加工事業全体で営業利益136百万円へ黒字転換した。ただし、十分な利益確保には至らないとしている。 - FY2025-H1増収・損失縮小も価格転嫁未達有価証券報告書
「国内では、売上数量の増加により増収を確保しましたが、上昇を続ける製造コストに対し、十分な価格転嫁に至っておりません。」
国内染色加工は売上数量の増加で増収を確保し、染色加工事業の営業損失も前年同期から縮小した一方、製造コスト上昇分の価格転嫁不足は継続している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「染色加工事業は、売上高は8,997百万円(前期比1.7%減、159百万円減)となり、営業損失は274百万円(前期は営業損失265百万円)となりました。」
染色加工事業は減収となり、営業損失も前期から拡大した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「国内では、売上数量の増加、価格改定により増収となりましたが、原材料・エネルギーコストなどの製造原価も上昇が続いており、依然として充分な価格転嫁に至っておらず、収益改善に苦慮しております。」
売上数量の増加と価格改定で増収となったものの、製造原価の上昇と価格転嫁不足により、収益改善がなお困難な状況と記載している。 - FY2024-Q2振替需要・単価改定で増収も収益課題継続有価証券報告書
「国内では、売上数量の増加、単価改定により増収となりましたが、原材料・エネルギー価格を中心とした製造原価は上昇を続けており、自助努力による原価低減活動の効果もあり売上原価率は改善傾向にありますが、依然として充分な価格転嫁に至っておりません。」
国内では売上数量増加と単価改定により増収となり、原価低減効果で売上原価率は改善傾向にある一方、十分な価格転嫁には至っていない。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「国内では、捺染受注の低迷により加工数量は減少しましたが、無地染め受注の増加および、加工単価改定により増収となりました。原材料・エネルギーなど全てのコストが高止まりするなか、十分な価格転嫁には至っておらず、使用原単位削減など、コスト削減活動に注力するも売上原価率は悪化しました。」
無地染め受注の増加や加工単価改定で増収となったものの、捺染受注・加工数量の減少、十分な価格転嫁の未達、売上原価率の悪化により国内染色加工事業の収益力は悪化した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「また、価格転嫁につきましては、加工料値上げを3回に渡り実施するも原材料・エネルギーの価格高騰により吸収するまでには至っておりません。」
国内染色加工では加工料値上げを3回実施したが、原材料・エネルギー価格の上昇を吸収できず、収益力の悪化が続いた。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「このような生産コストの異常かつ急激な上昇に対応するため、複数回にわたり加工料値上げを実施しましたが、生産コスト上昇の流れは未だ続いており、充分かつ適正な価格転嫁が出来ておらず、減収減益となりました。」
複数回の加工料値上げを実施したものの、急激な生産コスト上昇を十分に価格転嫁できず、国内加工料部門は減収減益となった。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「国内では、原綿価格の高騰に伴う生機価格や円安の進行に伴う輸入コスト上昇など、受注環境は悪化しました。また、原材料・エネルギー価格の高騰に対応すべく加工料金への価格転嫁を実施するも、生産コスト上昇分を吸収するに至らず、減収減益となりました。」
原綿価格・輸入コストの上昇で国内の受注環境が悪化し、加工料金への価格転嫁を実施しても生産コスト上昇を吸収できず、減収減益となった。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「国内では、加工料金の値上げにより売上高は増加しましたが、原材料・エネルギー価格の高騰による生産コストの上昇分を吸収するに及ばず、減益となりました。」
加工料金を値上げしたものの、原材料・エネルギー価格の高騰による生産コスト上昇を吸収できず、国内染色加工事業は減益となった。 - FY2022前進有価証券報告書
「国内では、資材用途やユニフォーム関連、抗菌・抗ウイルスなどの特殊加工受注を取り込み、前年同期比13.8%の増収となりました。」
資材・ユニフォーム用途および特殊加工受注の取り込みにより、国内加工料部門が前年同期比13.8%増収となった。 - FY2022-Q3前進有価証券報告書
「国内では、資材用途やユニフォーム関連、抗菌・抗ウイルスなどの特殊加工受注を取り込み、前年同期比16.0%の増収となりました。」
資材・ユニフォーム用途および抗菌・抗ウイルス等の特殊加工受注を取り込み、国内加工料部門が前年同期比16.0%増収となった。 - FY2022-Q2前進有価証券報告書
「国内では、資材用途やユニフォーム関連、抗菌・抗ウイルスなどの特殊加工受注を取り込み、大幅増収となりました。これらの結果、加工料部門の売上高は3,089百万円(前年同期比13.5%増、366百万円増)となりました。」
資材・ユニフォーム用途および抗菌・抗ウイルス等の特殊加工受注を取り込み、加工料部門は前年同期比13.5%増収となった。 - FY2022-Q1前進有価証券報告書
「国内では、資材用途受注が回復傾向にあったこと、および、抗菌等特殊加工の受注を取り込んだことにより、増収となりました。これらの結果、加工料部門の売上高は1,601百万円(前年同期比7.9%増、116百万円増)となりました。」
資材用途受注の回復と抗菌等特殊加工の受注取り込みにより国内加工料部門が増収となり、染色加工事業全体でも営業利益22百万円(前年同期は営業損失15百万円)へ転じた。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「加工料部門では、国内では、マスク用途のガーゼ加工、抗菌・抗ウイルス加工・素材などの需要はありましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛による衣料用途・ユニフォーム向け定番品の大幅な落ち込みにより、大幅な減収となりました。」
マスク・抗菌関連の需要が発生した一方、衣料用途・ユニフォーム向け定番品が大幅に落ち込み、国内加工料部門の減収が深刻化した。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「国内では、政府のマスク不足解消施策やマスク用途によるガーゼ加工などの需要はありましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛による衣料用途・ユニフォーム向け定番品の大幅な落ち込みは解除後においても改善の兆しが見えず大幅な減収となりました。」
マスク用途の需要が一部で発生したものの、衣料用途・ユニフォーム向け定番品の大幅な落ち込みが続き、国内加工料部門の減収が深刻化した。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「国内では、政府のマスク不足解消に向けた施策やマスク用途によるガーゼ生地の加工はありましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛により定番品が低迷し、大幅な減収となりました。これからの「ウィズ(with)コロナ時代」に対応するため、素材・加工提案を進め、収益性改善に努めております。」
店舗休業・営業自粛により国内加工料部門が大幅減収となった一方、ウィズコロナへの対応として素材・加工提案による収益性改善を進めている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「加工料金見直し、取引条件改善、新商品開発、コスト削減などを実施して参りましたが、編物加工受注の減少に歯止めがかからず、岐阜事業所の固定資産減損及び希望退職者の募集を実施致しました。」
価格・取引条件・商品開発・コスト削減を進めたものの、編物加工の受注減少が止まらず、固定資産減損と希望退職者募集に至った。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「国内では、織物加工におきましては、企業向けユニフォームや資材用途向けの非衣料分野の受注は堅調に推移しましたが、市況の低迷により定番加工商品の受注が伸びず減収となりました。編物加工では、生産現場での改善を一層進めておりますが、前期と比べ生産量を減らし減収となりました。」
非衣料分野の受注を維持しつつ、生産現場の改善と採算重視による生産量の抑制を継続している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「国内では、織物加工におきましては、ユニフォームや産業資材用途向けの非衣料分野の受注は堅調に推移しましたが、市況の低迷により定番商品の受注が伸びず減収となりました。編物加工では、採算重視の施策により前期と比べ生産量を減らし減収となりましたが、生産現場での改善を一層進め、収益性向上に努めております。」
非衣料分野の受注を維持しつつ、編物加工では採算重視で生産量を抑え、生産現場の改善による収益性向上を継続している。 - FY2020-Q1前進有価証券報告書
「国内では、織物加工におきましては、ユニフォーム関連など非衣料分野の受注は堅調に推移しましたが、定番商品の受注が客先の在庫調整もあり減少し減収となりました。編物加工では、前期に進めた採算重視の構造改革の結果、生産量を減らし減収となりましたが収益性は改善しております。」
非衣料分野の受注を維持しつつ、編物加工では前期から進めた採算重視の構造改革により生産量を絞り、収益性を改善した。 - FY2019前進有価証券報告書
「国内では、織物加工において非衣料分野の比重を高めたことが奏功し、年間を通して受注を安定的に確保して増収となりました。」
非衣料分野の比重を高めた織物加工で、通年の安定受注と増収が実績として示された。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「国内では、織物加工において非衣料分野の取り込みにより、安定した受注を確保し増収となりました。しかしながら、編物加工においては婦人衣料の不振を背景に、採算重視の販売方針への転換の過渡期であり、減収となりました。」
織物加工では非衣料分野の取り込みによる安定受注・増収が続く一方、編物加工では採算重視への転換過程で減収となっている。 - FY2019-Q2前進有価証券報告書
「国内では、織物加工にて、売上数量および金額ともに大幅な増加を図ることが出来ました。しかしながら、編物加工において収益重視の販売施策への転換途上であるため、減収となりました。」
織物加工では売上数量・金額がともに増加し、編物加工では収益重視の販売施策への転換を進めている。 - FY2019-Q1前進有価証券報告書
「国内では、編物加工にて単価引き上げによる選別受注を行ったため、数量は大幅減少となりました。織物加工では、編物加工の減少を取り戻すべく大幅な数量増を図りましたが、加工料部門全体の売上高は減収となりました。」
編物加工で単価引き上げを伴う選別受注を実施し、織物加工では数量増を図るなど、収益性を重視した販売運営を具体化した。一方、加工料部門全体は減収となった。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「国内では、ユニフォーム等を中心に積極的な受注拡大に取り組みましたが、低迷するカジュアル婦人衣料の販売不振による影響は大きく、編物分野を中心に加工料部門は減収となりました。」
ユニフォーム等の受注拡大を進める一方、カジュアル婦人衣料の不振により編物を中心とする国内加工料部門の減収が続いている。 - FY2018-Q2前進有価証券報告書
「国内は既存顧客との取り組み強化や新規顧客の開拓を進め、ユニフォームや資材用途向けの販売強化に努めた結果、増収となりました。」
既存・新規顧客の開拓とユニフォーム・資材用途向け販売の強化が、国内テキスタイル販売部門の増収として現れた。一方、国内加工料部門全体は減収となっている。 - FY2018-Q1前進有価証券報告書
「国内では、織物では、非衣料分野の受注に積極的に取り組んだ成果もあり、ユニフォームを中心に加工売上を堅調に伸ばしましたが、編物では、カジュアル婦人衣料の販売不振による影響を受け、加工売上が減収となりました。」
非衣料分野、とくにユニフォーム向けの受注強化が加工売上の伸長として現れた一方、編物はカジュアル婦人衣料の販売不振で減収となった。 - FY2017再掲有価証券報告書
「従って、国内染色加工事業は、一般的な衣料用途向けの他に、ユニフォーム用途向けや、定番商品を積極的に取り込むなど、安定的に受注を確保出来る体制づくりを進めると同時に、各工場にて徹底したコスト削減と生産効率化に取り組み、継続的に利益を確保できる基盤づくりを進めてまいります。」
ユニフォーム・定番商品による安定受注、工場でのコスト削減、生産効率化という従来の国内収益力向上策を継続している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「国内では、非衣料分野の受注拡大の取り組みにより、無地染加工は堅調に売上を伸ばしましたが、カジュアル衣料の販売不振によるプリント加工の減収や、非衣料化に伴う単価減少の影響により国内加工料部門全体で減収となっております。」
非衣料分野・無地染加工の受注拡大を続けているが、プリント加工の減収と単価低下により国内加工料部門全体では減収となった。 - FY2017-Q2前進有価証券報告書
「国内では、衣料品向け需要が市場の構造変化によって期待出来ないため、非衣料分野の受注増加に積極的に取り組んでおり、無地染加工は堅調に売上を伸ばしました。しかし、ニットプリント加工が、カジュアル婦人衣料の販売不振による流通在庫増加などの影響により、売上を落としたことに加え、非衣料化に伴う単価減少の影響により国内加工料部門全体で減収となっております。」
非衣料分野の受注強化と無地染加工の売上伸長が進んだ一方、ニットプリント加工と単価低下の影響で国内加工料部門全体は減収となった。 - FY2017-Q1前進有価証券報告書
「国内では、無地染加工で非衣料分野の受注を増やすなど好調に売上を伸ばしましたが、プリント加工は、市況の悪化に加え、前期は、ユニフォーム用途向けに大口加工があったため、国内加工料部門全体では減収となっております。」
非衣料分野の受注増加と売上伸長という具体的な進展が示されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「従って、国内染色加工事業は、衣料用途向けの他に、非衣料分野のユニフォーム用途向けや、定番商品を積極的に取り込むなど、安定的に受注を確保出来る体制作りを進めると同時に、各工場にて徹底したコスト削減と生産効率化への取り組みを推進し、収益力の向上に取り組んでまいります。」
衣料用途への依存を下げ、非衣料・定番商品の受注、コスト削減、生産効率化を進める。