原材料・部品供給元への依存
FY2019に初出。8回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q2。直近の記載はFY2024。
トヨタ紡織がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。53社中24社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに30社。
- FY2024再掲有価証券報告書
「当社グループの生産は、原材料・部品を複数のグループ外供給元に依存しております。」
グループ外の原材料・部品供給元への依存と、供給逼迫、事故、災害、異常気象、感染症、エネルギー価格上昇による生産遅延・原価上昇の可能性を引き続き記載している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、前年同四半期連結累計期間(以下、前年同期)に比べ、売上収益は、部品供給問題などに起因する生産制約の影響を引き続き受けておりますが、第2四半期以降は車両生産が回復基調にあり、1,342億円(13.0%)増加の1兆1,691億円となりました。」
原材料・部品供給元への依存リスクが、部品供給問題に起因する生産制約として引き続き実際の業績に現れている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「①日本 当地域におきましては、部品供給問題などの影響による生産台数の減少により、売上収益は、前年同期に比べ171億円(△5.0%)減少の3,255億円となりました。」
原材料・部品供給元への依存リスクが、日本地域で部品供給問題による生産台数減少と減収として実際の業績に現れている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、前年同四半期連結累計期間(以下、前年同期)に比べ、売上収益は、新型コロナウイルス感染症再拡大や部品供給問題に起因する生産台数の減少などにより、39億円(△1.1%)減少の3,503億円となりました。」
原材料・部品供給元への依存リスクが、部品供給問題による生産台数減少と売上収益減少として引き続き実際の業績に現れている。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「当地域におきましては、半導体などの部品供給問題による減産影響はあったものの、為替の影響により、売上収益は、前年同期に比べ128億円(9.2%)増加の1,521億円となりました。営業利益につきましては、減産の影響などにより、前年同期に比べ50億円(△30.3%)減少の115億円となりました。」
原材料・部品供給リスクが、中国地域で半導体などの部品供給問題と減産として引き続き実際の業績に現れている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「当地域におきましては、前年にコロナ収束後の需要回復により販売が好調に推移したことに加え、当第2四半期での部品供給問題などによる減産影響により、売上収益は、前年同期に比べ36億円(△4.0%)減少の874億円となりました。営業利益につきましては、減産の影響などにより、前年同期に比べ56億円(△54.3%)減少の47億円となりました。」
従来は供給逼迫や供給元の事故等による不足可能性として記載されていた原材料・部品供給リスクが、中国地域の部品供給問題と減産として実際の業績に現れている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当社グループは、グループ外供給元と取引基本契約を結び、原材料・部品の安定的な取引を安定的な生産の前提としておりますが、供給逼迫による世界的な品不足や供給元の不慮の事故・大規模な震災、異常気象等による台風や洪水、感染症の流行などにより、原材料・部品の不足が生じないという保証はありません。」
従来の供給逼迫、事故、震災に加えて、台風・洪水などの異常気象と感染症の流行が供給不足リスクとして明示され、リスク要因の範囲が広がっている。 - FY2019初出有価証券報告書
「当社グループの生産は、原材料・部品を複数のグループ外供給元に依存しております。当社グループは、グループ外供給元と取引基本契約を結び、原材料・部品の安定的な取引を安定的な生産の前提としておりますが、供給逼迫による世界的な品不足や供給元の不慮の事故・大規模な震災などにより、原材料・部品の不足が生じないという保証はありません。」
グループ外供給元への原材料・部品依存と、供給逼迫・事故・震災による不足、生産遅延・原価上昇の可能性を示している。