地政学リスクによる仕入コスト上昇・商品供給停止
FY2023に初出。7回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2025-H1。直近の記載は2026-08-07。
ラサ商事がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。36社中21社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに4社。
- 2026-08-07顕在化決算
「当社取り扱い原料の一部において中国の輸出管理強化による納期長期化の影響を受け、関連部門の売上高は13億79百万円となり、前年同四半期と比べ48百万円(△3.4%)の減収となりました。」
中国の輸出管理強化が原料の納期長期化として実際の取引環境に現れ、資源・金属素材関連の減収・減益につながった。 - FY2026悪化有価証券報告書
「米中対立の激化、ロシア・ウクライナ情勢、中東情勢の緊迫化等に伴うエネルギー・原材料価格の高騰等、地政学リスクは一段と高まっており、各国が原油高、物価高、製品供給の不足や遅延等に対する対策を実施するなど、企業活動への影響が注目されています。」
地政学リスクについて、米中対立、ロシア・ウクライナ情勢、中東情勢を挙げ、エネルギー・原材料価格高騰に加え製品供給不足・遅延の可能性を示した。 - 2026-05-14悪化決算
「資源・金属素材関連及び化成品関連では、国際情勢の不安定化により、当社取り扱い製品の需要及び供給も不透明感を増しております。」
国際情勢の不安定化により、取扱製品の需要・供給に関する不透明感が増した。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「当社取り扱い原料の一部において、引き続き中国の輸出規制による市況上昇が続いており、関連部門の売上高は32億29百万円となり、前年同期と比べ3億80百万円(13.4%)の増収となりました。」
中国の輸出規制が一部原料の市況上昇として実際の取引環境に現れ、化成品関連の増収要因となった。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当社グループでは、ジルコンサンドを中心とする鉱産物、その他物資等の輸出入を行うとともに、環境設備関連の機械類の一部を輸入しております。各国の経済情勢、地政学的なリスク等によって、物流体制やサプライチェーンが影響を受け、国際的な需給動向の変化が起きる場合、当社グループの仕入コストが高騰する可能性があるとともに、地政学的リスクやサプライヤーの事故等により商品供給責任を果たせなくなる可能性があります。」
地政学リスクについて、鉱産物・環境設備機械の輸入を対象として、仕入コスト高騰に加え商品供給責任を果たせない可能性を具体化した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「一方で、中東地域をめぐる情勢や中国における不動産市場の停滞に伴う影響が懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。」
地政学・海外情勢のリスクについて、中東地域をめぐる情勢と中国不動産市場の停滞が新たな懸念要因として示された。 - FY2023初出有価証券報告書
「2022年ロシアのウクライナ侵攻とそれに伴うヨーロッパにおけるエネルギー供給の懸念や、台湾問題等をめぐる米中対立の高まり等、地政学リスクをめぐる企業活動への影響が注目されています。」
輸入する鉱産物・機械類について、地政学リスクやサプライヤー事故による物流・供給への影響、仕入コスト高騰の可能性を新たに開示した。