世界経済の不透明感と新興国景気減速
FY2017-Q1に初出。36回の記載のうち23回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載は2026-07-30。
トーメンデバイスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。168社中125社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに65社。
- 2026-07-30再掲決算
「世界経済においては、米国の政策動向による貿易摩擦への懸念や為替相場の変動、中東情勢に起因する資源価格の高騰、サプライチェーンの混乱など地政学的リスクの高まりにより、先行き不透明な状況が継続しております。」
米国の政策動向、為替、中東情勢、サプライチェーンの混乱を不透明要因として引き続き明示している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「急速な技術革新やグローバル化等による産業構造の変化、地球温暖化や自然災害の増加、米中貿易摩擦、ウクライナ問題の長期化、米国とイランの軍事衝突等当社グループを取り巻く事業環境は厳しい状況が続いており」
従来の米中貿易摩擦、ウクライナ問題、中東情勢等に加え、米国とイランの軍事衝突を事業環境上の不確実要因として明示している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における我が国経済は、米国の関税引き上げによる企業収益への影響や物価上昇の長期化による景気減速リスクが顕在化しているものの、底堅い企業収益の改善により景気は緩やかに回復しております。世界経済においては、引き続き、米国の関税政策の動向によるグローバル経済の減速懸念や地政学的リスク、さらには国内外の金利動向による為替変動など、先行き不透明な状況が継続しております。」
米国の関税引き上げによる企業収益への影響と物価上昇の長期化による景気減速リスクが顕在化し、関税政策によるグローバル経済の減速懸念、地政学的リスク、金利動向による為替変動も継続している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「世界経済においては、中国経済の先行き懸念、ウクライナ問題の長期化、中東情勢の不安定化、米国主導による貿易戦争の拡大化等、依然として先行き不透明な状況となっております。」
従来の米中貿易摩擦等による不透明感に加え、米国主導による貿易戦争の拡大化、中東情勢の不安定化を挙げ、世界経済の先行き不透明感を継続している。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「世界経済においては、米中貿易摩擦、ウクライナ問題の長期化、中国経済の先行き懸念等、海外景気の下振れが我が国の景気回復力を弱める可能性もあり、依然として先行き不透明な状況が継続しております。」
米中貿易摩擦、ウクライナ問題の長期化、中国経済の先行き懸念による海外景気下振れリスクと、世界経済の先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、コロナ禍からの経済活動の正常化により、個人消費と設備投資に緩やかな回復がありました。世界経済においては、米中貿易摩擦、ウクライナ問題の長期化、中東情勢の不安定化、中国経済の先行き懸念等、回復時期は依然として先行き不透明な状況となっております。」
従来の米中貿易摩擦、ウクライナ問題、中国経済の先行き懸念に加え、中東情勢の不安定化を外部環境の不透明要因として明示している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、経済活動の正常化により、インバウンドの復調、外食や旅行などのサービス消費の高まり、企業の販促投資に持ち直しの動きがみられる等、景気は緩やかに回復しております。一方、長期化するウクライナ情勢や、世界的な金融引締めに伴う影響、米中貿易摩擦、中国経済の先行き懸念等、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクもあり、依然として先行き不透明な状況が継続しております。」
国内景気の緩やかな回復を示す一方、長期化するウクライナ情勢、世界的な金融引締め、米中貿易摩擦、中国経済の先行き懸念による海外景気の下振れリスクと先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、コロナ禍からの経済活動の再開が進んだことで、個人消費と設備投資に緩やかな回復がありました。世界経済においては、コロナ後のリバウンド需要でサービス業の景況感は改善している一方、米欧を中心とする金融引き締めの影響、米中貿易摩擦、ウクライナ問題の長期化など、製造業の景況感は停滞しております。」
サービス業の景況感が改善する一方、米欧の金融引き締め、米中貿易摩擦、ウクライナ問題の長期化により製造業の景況感が停滞していると記載している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、資源高や円安の進行から物価上昇による購買意欲の減退が影響したものの、新型コロナウイルス感染症の拡大が沈静化するなかで、社会経済活動の正常化の動きが見られました。一方で、欧米を中心とする金融不安、米中貿易摩擦、ウクライナ問題の長期化など、先行き不透明感は継続しております。」
従来の米中貿易摩擦やウクライナ情勢に加え、欧米を中心とする金融不安、資源高、円安、物価上昇を挙げ、世界経済の不透明感が続いていると記載している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「また、世界経済においては、ウクライナ情勢をはじめとした地政学リスクや原材料価格の上昇、欧米ではインフレ対策での急激な金利上昇による投資意欲の減退、中国においては、昨年末のゼロコロナ政策の大幅な緩和によるコロナ感染者の急拡大など、先行き不透明感は継続しております。」
従来の地政学リスク等に加え、原材料価格上昇、欧米の急激な金利上昇による投資意欲減退、中国のゼロコロナ政策緩和後の感染急拡大を挙げ、世界経済の不透明感が継続していると記載している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「世界経済においても、中国における都市封鎖や夏場の電力不足によるサプライチェーンの混乱が長期化するなど、先行き不透明感が継続しております。」
中国の都市封鎖や電力不足によるサプライチェーン混乱の長期化を新たに具体化し、世界経済の不透明感が続いていると記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、円安の進行・資源価格の上昇に伴う原材料コストの増加に加え、中国の都市封鎖を受けたサプライチェーンの停滞などが景況感の下押しに作用し、世界経済においても、新型コロナウイルス対策による活動制限を緩和する動きがみられたものの、中国でのゼロコロナ政策やウクライナ情勢などもあり、前期に引き続き先行き不透明感が継続しました。」
従来の感染症再拡大や地政学的問題による不透明感に加え、円安・資源価格上昇、中国の都市封鎖によるサプライチェーン停滞、中国のゼロコロナ政策、ウクライナ情勢を外部環境要因として明示している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、世界経済においては、オミクロン株感染再拡大により、中国においては、一部の地域でゼロコロナ政策に伴う厳しい活動制限の実施に加えて、2月下旬からのロシアによるウクライナ侵攻を受け、欧州各国はロシアへの経済・金融制裁を発動するなど、次期の我が国経済に与える影響も不透明感があります。」
従来の感染症再拡大による不透明感に加え、中国の厳しい活動制限、ロシアによるウクライナ侵攻、欧州の経済・金融制裁を新たな外部環境要因として記載している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新たな変異株(オミクロン株)の感染が世界的に拡大しており、感染状況の先行きは依然として不透明感が強いものの、政府による活動制限の緩和を背景に消費活動は緩やかに回復いたしました。また、世界経済においては、オミクロン株を中心に感染が再拡大しているものの、企業におけるワクチン接種義務化の動きなど、厳格な行動制限は回避し、景気重視の政策スタンスが広がっております。」
オミクロン株の世界的な感染拡大・再拡大により先行き不透明感が続くと記載している。一方、活動制限の緩和や景気重視の政策スタンスにより、消費活動・景気の回復要因も併記されている。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「また、世界経済においては、経済活動の正常化を進めるなか、変異株を中心とした新型コロナウイルスの感染再拡大による内外需の不透明感が継続しているものの、政府による活動制限の緩和と景気対策により、経済活動は再加速するものと見込まれております。」
経済活動の正常化・再加速を見込む一方、変異株を中心とする感染再拡大により内外需の不透明感が継続していると記載している。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「また、世界経済においては、中国経済の好調、IT需要に加え、米国では大規模な景気対策にも支えられ、継続して景気回復に向かうものと期待されております。」
従来の感染症再拡大等による不透明感が残る一方、中国経済の好調、IT需要、米国の景気対策を背景に、世界経済は継続して回復に向かうと期待されている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、世界経済においては、新型コロナウイルスの変異株を中心に新規感染者数が多くの国で再び増加傾向に転じているものの、中国経済は世界的な情報通信機器の需要拡大を取り込み輸出拡大につながるなど、日米欧に先駆けて回復いたしました。」
新型コロナウイルス変異株による新規感染者数の再増加を挙げ、世界経済の不透明感・回復の鈍さが継続していると記載している。一方、中国経済の先行回復も併記している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「また、世界経済においては、新型コロナウイルス感染症の再拡大に歯止めがかからないなか、主要国の景気回復の足取りに鈍さはあるものの、中国政府は早期に経済活動再開を進め、世界的な情報通信機器の需要拡大、5G分野の投資が政府の強力な支援を受けて好調に推移するなど、中国経済は日米欧に先駆けて回復しております。」
新型コロナウイルス感染症の再拡大に歯止めがかからず、主要国の景気回復も鈍いとする一方、中国以外の世界経済に不透明感が残る状況を記載している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「また、世界経済においては、新型コロナウイルス感染症の影響は再拡大による長期化が懸念されるなか、米中摩擦の激化による影響など、不透明感が継続しております。」
新型コロナウイルス感染症の再拡大・長期化懸念に加え、米中摩擦の激化による影響を挙げ、世界経済の不透明感が継続していると記載している。 - FY2021-Q1感染症下の生産正常化と経済不透明感有価証券報告書
「また、世界経済においては、新型コロナウイルス感染症が早期に収束することは難しく、新型コロナ後の新しい経済モデルの模索が継続しております。 エレクトロニクス業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による最終需要の影響は依然として先行き不透明なものの、先行して回復した中国の生産水準に加えて、徐々に他の地域でも生産活動が正常化しており、在庫水準の適正化も進み始めている」
新型コロナウイルス感染症の早期収束は難しく、世界経済の不透明感は継続している一方、中国に続いて他地域の生産活動も徐々に正常化し、在庫水準の適正化が進み始めたと記載している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費や設備投資が底堅く推移し、緩やかな回復基調であったものの、新型コロナウイルス感染症の影響拡大を受け、企業収益の改善には足踏みがみられております。また、世界経済においても、新型コロナウイルス感染症による渡航禁止や外出禁止などが実施された結果、経済活動が停滞し、世界経済は大幅に減速しております。」
従来の米中貿易摩擦等による不透明感に加え、新型コロナウイルス感染症の影響拡大、渡航・外出禁止、経済活動停滞、世界経済の大幅減速を明示している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「一方、世界経済においては、米中貿易摩擦の出口が見えない状況に加え、欧州政治問題、中東情勢や香港デモといった地政学的問題など、海外経済の不透明感が継続しております。」
米中貿易摩擦について出口が見えない状況が続く中、欧州政治問題、中東情勢、香港デモといった地政学的問題を新たに具体化し、海外経済の不透明感が継続していると記載している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の堅調な推移を背景に緩やかな回復を続けております。しかしながら、米中貿易摩擦の激化や英国のEU離脱問題等に見られる海外経済への影響など先行き不透明な状況が継続しております。」
米中貿易摩擦について、前四半期までの懸念・不確実性から「激化」と表現が強まり、英国のEU離脱問題とともに海外経済の先行き不透明感が継続している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「また、世界経済においては、昨年度上昇基調であったシリコンサイクルの変化、中国のデレバレッジ政策など複数のマイナス要因が重なり減速感が強まる状況が続いております。エレクトロニクス業界におきましては、米中貿易摩擦を背景とした最終製品需要の不透明感が、在庫調整・生産調整と単価下落を引き起こし、市況が悪化しております。」
米中貿易摩擦に加え、シリコンサイクルの変化と中国のデレバレッジ政策を新たなマイナス要因として挙げ、世界経済の減速感とエレクトロニクス市況の悪化を記載している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費や設備投資が底堅く推移し、緩やかな回復基調にあるものの、企業収益の改善には足踏みがみられております。一方、世界経済においては、米中貿易摩擦問題や中国をはじめとするアジア新興国経済の減速感など、先行き不透明な状況が続いております。」
米中貿易摩擦と中国を含むアジア新興国経済の減速感により、世界経済の先行き不透明な状況が継続している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「エレクトロニクス業界におきましては、半導体メモリーの価格下落がみられたものの、国内市場は引き続き堅調に推移しました。しかしながら、米中貿易摩擦に端を発した経済の不確実性が世界の実体経済に影響を及ぼし、特に中国では業況の悪化が顕在化しております。」
米中貿易摩擦に起因する経済の不確実性が実体経済へ影響し、特に中国で業況悪化が顕在化したと記載している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「エレクトロニクス業界においては、自動車や産業機器、データセンター分野を中心に市場拡大が続いておりますが、米中の貿易摩擦問題による需要後退を懸念する動きも広がりつつあります。」
自動車・産業機器・データセンターを中心とした市場拡大を示す一方、米中貿易摩擦による需要後退懸念が広がりつつあると記載している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「米中貿易摩擦懸念の再燃を通じてマクロ景気の先行き不透明感が高まっているものの」
従来の政治動向や新興国景気減速等に加え、米中貿易摩擦懸念の再燃を通じてマクロ景気の先行き不透明感が高まったと記載している。 - FY2018米国通商政策リスクの明示有価証券報告書
「中国経済においては、堅調な国内の官民需要に下支えされて、成長を続けると見られておりますが、米国の通商政策の行方によっては、輸出産業が打撃を受ける可能性もございます。」
中国経済の見通しを示す中で、米国の通商政策による輸出産業への影響を新たなリスク要因として明示している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「その一方で、欧米の政治的リスクやアジアにおける地政学的リスクの高まりによる景気下振れへの懸念材料は依然として残っております。」
欧米の政治的リスクとアジアの地政学的リスクによる景気下振れ懸念が引き続き残るとしている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「しかし、欧米や東アジア地域における不確実性の高まりなど、海外では地政学的リスクが顕在化するなどの影響が見られました。」
海外の地政学的リスクが「顕在化」したと記載され、世界経済の不透明感に関するリスクが実際の影響として示されている。 - FY2018-Q1海外経済リスク要因の更新有価証券報告書
「海外経済においては、米国政権の保護主義・排外主義化による世界経済への影響、中国政府による構造調整の影響、朝鮮半島情勢等もあり、先行きの不透明感は続くと予想されます。」
海外経済の不透明感は継続し、従来の中国経済や英国EU離脱等に加え、米国政権の保護主義・排外主義化、中国の構造調整、朝鮮半島情勢を要因として挙げている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「また海外経済は、米国の雇用環境が改善している一方で、新政権における経済政策の動向、中国をはじめとする新興国経済の減速、英国のEU離脱問題などにより、引き続き先行き不透明な状況が続いております。」
米国新政権の政策、中国など新興国の減速、英国のEU離脱問題による海外経済の不透明感を継続している。 - FY2017-Q3外部不安定要因の追加有価証券報告書
「また海外経済は、中国をはじめとするアジア諸国における景気の下振れ懸念や英国のEU離脱問題に伴う金融市場の影響に加え、米国の新大統領の諸政策への憶測など、不安定要因が残る状況で推移しております。」
中国をはじめとするアジア諸国の景気下振れ懸念、英国のEU離脱問題に加え、米国の新大統領の諸政策への憶測を外部環境の不安定要因として挙げている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「海外経済は、イギリスのEU離脱を巡って不透明感が強く、中国は、過剰設備を抱える製造業部門を中心に、成長が減速した状態が続いております。」
英国のEU離脱を巡る不透明感、中国の成長減速、新興国経済の減速を引き続き外部環境上のリスクとして示している。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「イギリスのEU離脱懸念、中国及び中南米など新興国における景気の減速により、世界経済の不透明感は増大し、株価や為替が不安定になるなど、依然として先行きの見えづらい状況が続いております。」
英国のEU離脱懸念、新興国景気減速、株価・為替の不安定化による世界経済の不透明感をリスクとして示している。