借入金・社債に依存する流動性リスクとコミットメントライン
FY2020に初出。7回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023。直近の記載は2026-08-03。
日本ハムがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より2年早い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当面の資金需要に備え調達を実施したこと等により有利子負債が前連結会計年度末比3.6%増の231,970百万円となった」
当面の資金需要への対応として調達を実施し、有利子負債が前連結会計年度末比3.6%増の231,970百万円となった。借入金・社債に依存する流動性および将来の金利負担へのエクスポージャーが増加している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「負債につきましては、「エスコンフィールド HOKKAIDO」のシーズンシートに係る前受収益の取り崩しなどによりその他の流動負債が前連結会計年度末比20.9%減の38,545百万円となりましたが、当面の資金需要に備え調達を実施したことなどにより有利子負債が前連結会計年度末比9.9%増の236,099百万円となったことから、前連結会計年度末より32百万円増加し、419,067百万円となりました。」
当面の資金需要への対応として調達を実施し、有利子負債が前連結会計年度末比9.9%増の236,099百万円となった。借入金・社債に関する流動性および将来の金利負担リスクのエクスポージャーが増加している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「2023年3月末時点での有利子負債額約2,421億円の大部分は固定金利であり、金利上昇による直接的な影響については当面軽微であると判断されますが、将来的な金利上昇局面においては資金調達における利息負担の増加により、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。」
有利子負債は約2,421億円となり、前年度末の2,114億円から増加した。固定金利が大部分で直接影響は当面軽微としつつ、流動性・金利リスクを継続して記載している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当社グループは、キャッシュ・マネジメント・システムの活用や子会社からの報告によって、随時資金計画のモニタリングや把握を行い、資金計画の管理を行っております。これらの体制により必要な運転資金の水準を想定するとともに、複数の金融機関とコミットメントライン契約を締結することにより、流動性リスクの軽減を図っております。」
CMS、資金計画のモニタリング、合計75,000百万円のコミットメントラインによる流動性リスク対応を継続している。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社グループは、事業活動を行うにあたり借入金及び社債により資金を調達しております。そのため、支払期日に支払義務を履行できなくなる流動性リスクにさらされております。」
借入金・社債による資金調達に伴う流動性リスクを独立して記載し、CMS、資金計画のモニタリング、合計75,000百万円のコミットメントライン契約による軽減策を示した。